2020年8月28日金曜日

IHが漏電で取替え ついでのレンジフードが酷い取付け方でかなり手間取った取替工事

以前、電気温水器をご購入いただいたお客様のご依頼で、IHクッキングヒーターとレンジフードの取替工事にお伺いしてきました。

パナソニック KZ-YP27S ビルトインタイプIHクッキングヒーター
パナソニック FY-6HZC4-S スマートスクエアフードレンジフード
をお買い上げいただきました。


「阿部さんとこで買ったものじゃないんやけど、IHクッキングヒーターで調理しようと思ったら元のブレーカーが切れて、全部停電になるんよ」と、ご相談いただきました。
他社販売品の修理は、この繁忙期にはお受けしていません。

「もう古いんで、修理じゃなくて阿部さんに取替えてもらいたいんですよ。」という事で、先週現場を終えてから現地調査にお伺いしていました。
電源を入れると主幹ブレーカーが切れるので、漏電している様です。
恐らく、グリルヒーターのところかコイルの劣化と思われます。
メーカーに頼めば修理できる可能性もお伝えしましたが、取替えをご希望です。

「でね、阿部さん。ついでにそのレンジフードも古いんで、取替えてもらえませんか?」
え?これもですか...

「これね、スイッチ入れると隣の棚の扉が開くんでね、もう20年以上ガムテープで留めてるんですよ。」
は?
なんと!!!なんですかこれは!!!(^_^;)

レンジフードの幕板を取って見ると、確かにダクトが左の棚へ向けられています...(・_・;)


棚自体をダクトとして使っている様ですが、これは酷い...


外にフードは付いていますが、ガラリはありませんから、虫は入るわ、排気は壁内にガンガン入っていくわで、エライ事になっています...


運転すると風圧が掛かるので、鳥とかは入ってきませんが、虫などは入り放題ですね...


しかもこの電源・・・


ここで無資格者の施工だと判りますね。
よく今まで無事に過ごしてこれましたね。

お聞きすると、施工を依頼したのは近くのガソリンスタンドだそうです...
まぁガソリンスタンドの方がやる事はないと思いますから、恐らく下請け業者が残念な業者だったんでしょうね。
じわじわと怒りが込み上げてきます。

「わたしら素人やけんね。これが普通なんやと思ってましたんよ。ほうですか、そんな酷い工事をしてたんですね。ぜひ阿部さん、お願いします。」という訳で、本日取替工事にお伺いしてきました。

レンジフードの方が大変な工事になるので、先にレンジフードから取り掛かります。
既存機を油まみれになりながら撤去。

なんと、裏は石膏ボード。
既存機もまともにビスが効いていませんでした...

下地を探しましたが、この位置に2本のみ。


仕方ないので、コンパネを合わせてしっかりと留めます。


型紙を当てて、取付け位置を決めます。


本体を取付け。


屋外の開放フードは、、、


ガラリ付きのアルミフードに取替えました。
これも取付けにかなり手間取っています。

レンジフードと屋外フードをアルミフレキダクトで接続。
これも150φのダクトを、この狭い棚の中で曲げながら差し込んでいるので、かなり苦労しています。

大きく開口されていた穴は、ベニヤ板とアルミテープで塞ぎました。
これで壁内に排気が漏れることはありません。

あとは幕板を取付けて、レンジフードが完成です。


やっとIHの取替えに掛かれます。
既存機を撤去して、油でドロドロだった内部を磨き上げます。
もう作業服も油まみれです...

新しいIHクッキングヒーターをはめ込みます。


あとは試運転と、おおまかな取り扱い説明を行ってお引渡しです。

今回はお客様のご希望で、2口コンロと、使い慣れたパナソニック製となっています。
天板が75cm幅あるので、鍋もゆったり置けますね。

「わぁ、きれいになった!うれしい!大変な工事でしたね。ホント、ありがとうございます!うれし!」と、大変お喜びいただき、たくさんのお土産をいただきました(*^^*)

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