2025年1月21日火曜日

全館空調の住宅なのに2階の部屋へエアコン新設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

ダイキン製スタンダードタイプ、お客様支給品です。

今回のご依頼は、2階寝室へエアコン新設です。
新築時に全館空調(エアコン1台で建物内全部屋を空調する)システムを導入されたそうですが、どうしても2階南西の部屋が夏場暑くて寝られないとの事で今回のご依頼になります。

エアコン専用コンセントは設置されているので、こちら面に室内機を取付けます。

ただし外壁には、太陽光発電システムのパワコンがあります。
お客様のご希望は、「できれば配管は真っ直ぐ下ろしたい。」です。

配管を真っ直ぐ下ろすためには、室内機をこのくらいの位置に取付けなければいけません。

配管穴を開ける位置に柱などがないか、壁裏センサーを使って探ります。

位置が決まると、慎重に穴開けを行っていきます。
クロスが和紙なので、いつもの工法とはちょっと違います。
ちなみに平成27年新築なので、建材に石綿は含まれていません。

無事貫通。断熱材はセルロースファイバーの様です。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

配管穴に合わせて背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

年明けからずっとハシゴ作業ですね...

アイボリー色のスリムダクトで、真っ直ぐ下ろしました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「きれいに取付けてもらって、ありがとうございます。これで今年の夏はゆっくり眠れます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年1月20日月曜日

石油機器技術管理士資格更新のため再講習を受講

本日は朝から丸一日、「石油機器技術管理士」資格の再講習の受講に行ってきました。
石油機器技術管理士は、(財)日本石油燃焼機器保守協会が認定する資格です。
この資格保持者は、ボイラー・ストーブ・ファンヒーターなど、主に灯油などの燃焼機器の設置・点検整備を行うことで、機器の安全性・信頼性の確保に努めます。

法改正など、機器に関する技術動向・知識の向上・点検整備の技術向上のために、5年以内ごとに「再講習」を受講しなければなりません。

屋内でストーブやファンヒーターなどの燃焼機器を使用される場合は、きちんと換気を行いましょう。
特に最近の高気密高断熱のお部屋内でファンヒーターなどの燃焼機器を使用するのは大変危険です。
悲しい事例を増やさないよう、機器の定期的な点検も行いましょうね。

アベ冷熱技研では、「石油機器技術管理士」がボイラーの設置・点検を行っております。
「燃焼音が高い」「臭いがきつい」など異常があれば、お早めにご相談ください。

2025年1月19日日曜日

令和6年度技能検定(冷凍空気調和機器施工)の検定補佐員としてお手伝い

今年も、松山共同高等職業訓練校にて、「令和6年度冷凍空気調和機器施工技能検定」の実技検定が開催され、そのお手伝いに参加してきました。
阿部は今年も「技能検定補佐員」を委嘱されまして、試験会場設営から試験当日、検定員さんたちの補佐として受験されるみなさんを見守りました。

合格作品は各等級の中から仕上がりの良さと基準適合率を見て、数名ずつの優秀な作品を選定して、後日行われる筆記試験の成績を加味して、優秀者表彰を行います。
成績優秀者には、晴れの舞台で表彰状と盾の授与式が行われます。

資格取得はその人のレベルアップだけでなく、気持ちの上での責任感と一層の向上心を持つことができます。
特にこの技能士制度は、自身の腕試しの様な感覚で受験ができますしね。

「電気工事は電気工事士へ。」と同じく、環境問題の観点からも「エアコン工事は冷凍空気調和機器施工技能士へ!」という時代が来ることを、切に願っています。

これからもこの業界の発展と、優秀な技術者育成のお手伝いができる様、頑張ってまいります(^^)

2025年1月18日土曜日

16年お使いの富士通Gから三菱霧ヶ峰へエアコン取替工事

11年前の新築時に、分解洗浄と移設工事をさせていただいたエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2524-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は富士通ゼネラル。
2008年製。16年ご使用でまだ動いていますが、そろそろ取替えておきたいとの事です。

室外機周りはこんな感じです。

お部屋は2階ですが、中二階の部屋が間にあるため、ほぼ3階の高さがあります。

既存機を撤去しました。

新しい室内機の背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

登って作業している時はそんなに感じないんですけど、下から見上げるといつもよりは高さがありますね。
お天気が良くて風もないので、作業していても快適です。

配管は新しく取替えましたが、スリムダクト(配管化粧カバー)は既存のものを流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。
右の室外機はリビングのもので、新築時にお買い上げいただいた霧ヶ峰です。
昨年末に分解洗浄させていただきました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「おお、いいですね。きれいに取付けてもらって、ありがとうございました。また何かありましたらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年1月15日水曜日

新築住宅へエアコン×3台移設・穴開け~スリムダクト工事

初めてのお客様のご依頼で、二日間の工程でエアコン移設工事にお伺いしてきました。

まずはエアコン×3台を取外しにお伺いします。
こちらのお家は今後どうするか検討中との事なので、配管穴はキャップで塞いでおきます。

新しいお家へ移動します。
今回取付ける3部屋は、すべて2階です。
では作業に掛かります。
位置決めをして、背面板を設置。

筋交いの位置は図面で確認済。
配管穴を開けていきます。(新築なので石綿対策の必要はありません)

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室外機は地上置きなので、ハシゴ作業でスリムダクトを取付けていきます。
気温は低いんですけど、天気がいいので日光を浴びると汗が滲んできます。

室内機を掛けて、配管類を接続してきます。

外壁に合わせて、ホワイト色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

外周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目完了です。

2台目に掛かります。

配管穴を開けていきます。

貫通スリーブを挿入。

室内機を掛けて、配管類を接続してきます。

こちらはベランダ置きです。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

ベランダ周りは、こんな感じで完成。
ドレンは塩ビ管を使って、排水口まで導きました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して2台目完了です。
2台目が終わったところで時間切れで、一日目が終了。

二日目の本日は昨晩から雨が降っていましたが、作業を始めるころには曇り空になってスタート。
この部屋の配管穴位置は特殊なので、先に穴を開けていきます。

外壁側に障害物があるのと筋交いもある位置なので、慎重に位置決めをして穴開けを行います。

無事貫通しました... ここだけ気掛かりだったんです。

配管穴には貫通スリーブを。

穴の位置が壁から離れているので、シーリングカバーを付けて背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続してきます。

午後からは風が強くなりました...
ハシゴが倒れそうなので、タウンエースくんのキャリーにロープで縛り付けての作業です。

午前中よりグッと寒くなった気がするので気温を測ってみると...
これに強風が重なって、ダウンジャケット着込んでも芯から冷えます...

ハシゴ作業で強風に耐えながら、なんとか配管を収めました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

こんな感じで完成です。もう寒すぎて叫びそうでした。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してすべての工事が完了です。
これで新しいお家で、快適にお過ごしいただける様になりましたね。

「きれいに取付けていただいて、ありがとうございます。また何かありましたらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。