2021年1月28日木曜日

愛媛県立吉田高等学校で2020年度体験学習出前授業を開催

今日は、愛媛県冷凍空調設備工業会の担当理事として、朝早く高速に乗って宇和島市吉田町まで体験学習出前授業に参加してきました。
あ、当然ですが、コロナ対策は万全に行っての開催ですからご安心ください。

昨年もお伺いしました、愛媛県立吉田高等学校。

吉田高校は普通科だけでなく、機械建築工学科、電気電子科などがある、技術系の学校でもあります。
愛媛県冷凍空調設備工業会では、現在の会長のご縁から、数年前から出前授業を行っていて、阿部は担当理事のため、この事業の取りまとめを任命されています。

松山工業高校の際には阿部が段取りしましたが、今回は宇和島のメンバーにお任せ状態で、松山から授業で使う工具類の運搬と、授業の補佐的役割をしました。

授業は4時限の枠をいただいて、我々の業界についての説明、どのような仕事をしているか、環境問題やフロンガスについて、エアコンの仕組みなどの座学を行ったあと、実際にエアコンを持ち込んで配管を接続、真空引きを行って試運転までの一連の作業を披露。

一通りエアコン工事に関して興味を持ってもらった後、実際に銅管の接続部分を加工する、フレア加工作業を体験してもらいます。
初めて触る工具で、初めてのフレア加工は戸惑いが多く、手を取って教えて上げると「ありがとうございました!」と元気にお礼をしてくれます(*^^*)

エアコン工事ではこのフレア加工が一番の肝です。
銅管を開いたフレア部分はパッキンの役目も行うため、キズの無いピカピカの鏡面仕上げにならないといけません。

今回は十分な時間をいただいたので、パイプベンダーも用意して、配管の曲げ加工の体験も。
4分管ではありますが、初めて体験するには少々チカラがいります。

銅管を潰さず、正確にキレイに曲げるためには、パイプベンダーは必須ですね。


最後に全員で、きちっと寸法を出して曲げ加工を行い、末端をフレア加工。


4人分を組み合わせて、こんな作品を作ってもらいました。

きちっと合わさると気持ちがいいものです(^^)
最後にワイワイと盛り上がっていました。

高校生の間に取れる資格、社会人になって経験年数を踏まないと取れない資格などさまざまあるこの業界。
日々勉強のこの業界に少しでも興味を持って、近い将来同じ世界で仕事ができたらいいですね(*^^*)
我々の業界にひとりでも多くの優秀な若い人材が加入してもらえる様、頑張って参ります<(_ _)>

2021年1月27日水曜日

グループホームの厨房のパッケージエアコン故障でルームエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているグループホーム様のご依頼で、1階厨房に設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV5620S-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。


こちらのグループホーム様、既存のエアコンはすべてダイキン製です。
既存機を設置された業者さんの対応が悪かったそうで、メンテナンスと取替えは当社へいただく様になりまして、すべて三菱霧ヶ峰へ取替えていってます。

今回は厨房のエアコンです。


5.6kwほどの能力なのに、パッケージエアコンを設置しています。

風は出るけど、暖かくならないという症状で、昨年末に点検にお伺いしていました。
室外機が動きません...

室外機の基板の不良かなと思いましたが、ガス圧を測定すると。


久々に見ました。スッカラカンです(^_^;)
まぁ、笑い事ではありません。
フロンガスが大気中に漏れてしまって、地球温暖化が進んでしまう事になります...

という訳で、15、6年使われているので、修理ではなく取替えをご希望です。
特に急いでいないという事でしたので、本日取替えにお伺いしました。

ガスがないので、一気に既存機を外していきます。
この施工をされた業者さんは、一切パテ埋めをしていません。
他の居室もすべて、配管穴は開放です。
素人ですか?

室内機の背面板も、石膏ボードの壁だろうが、アンカーなど使っていません。
引っ張ると、ズボッと抜けます。
恐ろしいですね。
素人ですか?


既存機を撤去しました。


今回、ルームエアコンに取替えるので、室内側にコンセントが必要です。


既存機は室外機電源だったので、ケーブルを延長して室内機側へ200Vコンセントを設置。


配管穴には小動物侵入防止と気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を取付けます。


配管穴の位置が高すぎて、天面がギリギリです...


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
20年モデル以降、室内機の下部カバーが取り外せる様になったので、天井面キワキワに取り付けても、配管接続が簡単に施工できる様になりました。
工事店の声を取り入れてくれる三菱ならではですね。

外部配管は既存のスリムダクトを流用します。


土間からドレン管が立ち上がっているのですが、この管詰まっていて全然流れません...


新たに塩ビ管を使って、脇の洗い場へ流す様にしました。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「いつも丁寧にしていただいてありがとうございます。うちは阿部さんを信頼してますから。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年1月25日月曜日

賃貸マンションでリフォームに伴う電気設備改修工事

毎年この時期は、暇でどうしようかと悩んでいる頃ではありますが、おかげさまで今年はお手上げ状態が続いています(^_^;)
「いつも忙しそうやけど、年間を通して阿部さんが暇な時期はいつ頃?」と、よく聞かれる事がありまして、「そうですねぇ、年明けの1月、2月はいつも遊んでますかねぇ」と、いろんな方々にお話してたら、、、こんな状況になってしまいました...
今ご予約いただいても、二週間ほど先になりますので、何卒ご了承くださいませ。

さて、あまりBlog更新してないのに、何が忙しいんや?って思いますよね。
Blogに書くほどの事でもない工事とかもありますが、1月中旬からマンションのリフォーム工事に入っていまして、それが本日完了してお引渡しさせていただきました。


正月休み明けに、現地調査にお伺いしていました。

いつものマンションです。
今回は間取りを変える様な大幅なリノベーションは行わず、キッチンの取替えやクロスの貼替え程度ですが、電気工事はまぁまぁなボリュームがあります。

・キッチンはガスコンロからIHクッキングヒーターに変わるので、専用回路が必要。
・一部屋、エアコン専用コンセントがないので、増設。
・浴室乾燥機の専用回路増設。
・レンジフード取替え。
・トイレ二室用換気扇取替え。
・分電盤取替え。
・スイッチやコンセントなど、配線器具全部取替え。
・ごちゃごちゃしたLAN配線などの整理。
・エアコン取替え。

などなど、一人でやるには結構なボリュームです。

今月の中旬から工事に入りました。
既に建築屋さんが、配線しやすい様に天井を剥いでくれています。
分電盤から、IH専用、浴室乾燥機専用、エアコン専用回路のケーブルを通していきます。

通して行きますって簡単に書きましたけど、マンションの天井裏ってあって無い様なものです。
頭がやっと入る高さですが、その先はもっと狭いです...


竿を振り回して、なんとか奥の部屋までケーブルが通りました。


キッチンのコンロのところまで、IH専用ケーブルが通りました。


エアコン専用ケーブルも。


浴室乾燥機専用ケーブルも通して、先行配線作業完了です。

クロスを貼り替えるので、スイッチやコンセントはすべて浮かせておきます。
外してしまってもいいんですけど、大工さんたちが作業するのに電源が必要なのと、いちいちテープを巻いて絶縁しないといけないのがもったいないと言うか面倒くさい...(^_^;)

トイレの二室用換気扇は、トイレ側の天井はそのままなので、先に取替えておきました。
この取替え、天井裏のダクトがややこしいので、取替えに1時間ほど悪戦苦闘しています。

古いレンジフードは、キッチン撤去前に取外していました。


大工さんがキッチンパネルを貼った後に、新しいレンジフードを取付けます。
これも何事もなかったかの様に付いていますが、毎回結構苦労して取付けています。

新しいコンロ台が座ったので、IH専用コンセントを取付けました。


流し元灯を取付けて、キッチン周り完了です。


この部屋はエアコンが付いていたので、クロスを貼る前に外しておきます。
いやぁ、このパテの埋め方、、、酷いですねぇ...

断熱材もちゃんと巻けてないところを見ると、量販店の下請け施工ですかね?
まるで素人工事です。


断熱材がしっかり巻かれていないと、配管が結露して、この様に露タレを起こしてしまいます。
結構な量が漏れていた様ですが、入居者さんは気が付かなかったんですかね?

このエアコンはお預かりして分解洗浄し、再取付けせずに保管して置くそうです。

さて、クロス屋さんがクロスを貼り終えると、配線器具を取付けて回ります。
古いコンセントは差し込みが緩かったりするので、この際にすべて取替えます。

テレビユニットも、直付けタイプからコネクタ接続タイプに取替えて、4K8K対応品に。


古いタンブラスイッチも、


コスモシリーズのプッシュ式に。
スイッチやコンセントが新しくなるだけでも、お部屋の雰囲気がぐっと変わりますね。

そして、毎回悩ましいここ。

なんで天井面に電話の配管があるのか、不思議でなりません。

大工さんに棚を作ってもらって、LANと電話の弱電をまとめて、コンセントを増設。
棚の上にWi-Fiルーターとかを、スッキリと置ける様にしました。

さて、分電盤の取替えを。
一次側は活線作業になるので、まぁまぁドキドキしながらの作業です(^_^;)


コンパクトブレーカーでスッキリと仕上がりました。


すべてのコンセント回路の電圧をチェック。


浴室乾燥機の動作テストも。
以上で電気工事は完了です。

最後にエアコン取付け。
位置決めをして、背面板とMDダクトを取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


ベランダ周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


やっと終わったと思ったら、来月またもう一部屋リフォームが始まります...
2月はもう無理かも知れません(^_^;)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。