2020年1月26日日曜日

令和元年度技能検定(冷凍空気調和機器施工)の検定補佐員としてお手伝い

本日は、松山共同高等職業訓練校で「令和元年度冷凍空気調和機器施工技能検定」の実技検定が開催され、そのお手伝いに参加してきました。

はぃ。阿部は今年も「検査補佐員」を委嘱されまして、受験されるみなさんを見守ります。


技能検定は、国がその技を認める国家資格です。
 → 厚生労働省:技能検定制度について


一昨日の金曜日に、会場設営のお手伝いも行っていました。
結構やることが多いんですよ...


試験は、朝9時5分から用意スタートで一斉に作業開始。
みなさん真剣です。

最初の段階は、与えられた図面からベニヤ板へ実寸を描き込み。
配管をベンダで曲げ加工、接続部分のフレア加工などを行っていきます。

それぞれの経験からいろいろなやり方や使っている工具も様々なので、見ていて飽きません(^^)

ある程度配管加工ができた人から、ガス溶接作業に掛かります。

ガス溶接は冷凍機・空調機を扱う職人としては基本中の基本作業です(^^)
でも今年の受験生の方々は、あまり慣れていない様な感じでした。

最近は酸素を使わないアセチレンのみの溶接機を使う方が増えたからかも知れませんが、酸素とアセチレンを上手く混合させれない方が多かったです。
単に緊張してただけかも知れませんけど...

作業が終わると、最後の気密試験に掛かります。
気密試験を行うと、漏れていようが失敗していようが、手直しは一切できません(^_^;)

作品を水槽に沈めて、窒素ガスを流して規定圧力4.0MPaまで昇圧します。
規定時間放置し、漏れがなければ「気密試験は」合格です。
みなさんここで緊張の糸がほぐれて、満面の笑顔になります(*^^*)

泡がブクブクと出てきた方は... 来年頑張ってください(´・ω・`)

笑顔で帰った方、落胆の表情で帰った方、人生いろいろ。

受験者のみなさんが帰られた後、昼食を挟んで審査を行います。


そうです、気密試験で漏れがなくても、ここから減点方式でチェックが始まります。
図面通りの寸法になっているか、ミリ単位で減点されていきます。

ベンダで曲げた所の配管の変形まで、デジタルノギスを使って正確に計測されます。

溶接部分の美しさや、フレア接続部分をバラして、きれいなフレアが仕上がっているかもチェックされます。

ハッキリ言って、もの凄い厳しい判定基準ですよ。
そりゃその方に一生付いてまわる、国がその技を認める国家資格ですから。

作品は一級、二級の中から、仕上がりの良さと基準適合率を見て、二名ずつの作品をチョイス。
この優秀作品の結果と、後日行われる筆記試験の成績を加味して、優秀者表彰を行います。
成績優秀者には、晴れの舞台で表彰状と盾の授与式が行われるんですよ。
阿部は愛媛県技能士会長賞をいただいた経験があります。

資格取得はその人のレベルアップだけでなく、気持ちの上での責任感と一層の向上心を持つことができます。
特にこの技能士制度は、自身の腕試しの様な感覚で受験ができます。
「電気工事は電気工事士へ。」と同じく、環境問題の観点からも「エアコン工事は冷凍空気調和機器施工技能士へ!」という時代が来ることを、切に願っています。

これからもこの業界の発展と、優秀な技術者育成のお手伝いができる様、頑張ってまいります(^^)

2020年1月24日金曜日

ダイキン業務用エアコン エラーコード「U2」で修理作業

いつもお世話になっているカーディーラー様から、「エアコンの暖房が効かなくなったんですけど、阿部さん見てもらえませんか?」と点検のご依頼。
通常、他社施工品の修理は受けないのですが、2年前にアベ冷熱技研で洗浄させていただいたエアコンですので、スケジュールをやりくりして点検にお伺いしました。

2004年製造。ダイキン製天井カセット形パッケージエアコンです。


リモコンでエラーコードを確認します。

「U2」というコードが表示されました。

室外機側の不具合の様ですね。

室外機は屋上に設置されています。


制御基板のLEDランプは、緑が点滅、赤が点灯。


保護装置作動。

「U2」のコードと照らし合わせて、恐らくファンモーターとインバーター基板の不具合と思われます。

念のため、メーカーサービスと話しながら各部をチェック。
「インバーター基板の不良と思いますが、念のためにファンモーターも交換しておいた方がいいですね。ファンモーターの不具合で基板が傷んだ可能性もありますので。」との事。

ただし、16年目です。
部品があるかどうかは、仕入先経由で急ぎ調べてもらいます。
現状をご説明させていただき、部品がある場合の修理見積もりと、新しく取替える場合のお見積りを提出させていただくことになりました。

なんとか部品の在庫がある事を確認できたので、取替えは見送って修理の方向で部品手配。
ただし、16年経過しているので、動き出したとしても他の不具合が出るかも知れないという事は強くご理解いただいてお引き受けしました。

そして本日、部品が入荷したので修理にお伺い。
雨の予報でしたが、なんとか曇り空でのスタートです。

ファンモーターとインバーター基板を取外すため、分解していきます。

手前にあるのは制御基板です。

インバーター基板はその裏にあるため、手前のものは全部取外さないといけません。
こういうメンテナンス性の悪いところが、ダイキンキライなんですよねぇ...

なんとか撤去。
雨降るなよぉ...と念じながら作業を進めます。


外したファンモーターを手で回して見ると、上段に付いていた方が少し回転が重く感じました。

やはりファンモーターも換えておいて良かったですね。

新旧交代です。


インバーター基板も新旧交代です。


元通りに組み直して、電源投入。


試運転を行って異常がない事を確認します。


しばらく試運転をしている間に、配管の断熱材が劣化して銅管が裸になっていたので、、、


きちっと巻き直しておきました。

断熱材が取れてしまうと冷暖房効率が悪くなりますし、夏場は銅管が結露して室内側に露タレが発生しますからね。

はぃ、異常もなく、無事暖房が効きはじめたので修理完了。お引渡しです。

「助かりました。ありがとうございます。とりあえずこれで、あと数年持ってくれたらいいですけど...。急いでもらってすみません。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。

2020年1月23日木曜日

新築住宅へエアコン移設工事とエアコン分解洗浄作業

初めてのお客様のご依頼で、新築住宅へのエアコン移設工事にお伺いしてきました。


まずは、今までお住まいだったお家へエアコンを取外しにお伺いします。
三菱電機 MSZ-GW220-W(2011年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

こちらのエアコンのみ、分解洗浄を行います。

2台とも2階なので、ハシゴ作業で配管を取外します。


取外した配管は移設先で再利用するので、傷めない様に丸めておきます。


パナソニックの方はまだ新しいので、分解洗浄はせずにそのまま移設します。


お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器


ボディ内部


ドレンパン


ファン


そして本日、午後から新しいお家へ取付けにお伺いしました。
まずは位置決めをして、背面板を取付けます。


慎重に配管穴を開けていきます。


気密性確保と小動物侵入防止のため、配管穴に貫通スリーブを挿入しておきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機は屋根置きです。
ただし縦ハゼ葺きの屋根なので、普通に屋根置台を置くことはできません。

架台を少し加工して、C形チャンネルを取付けました。

Cチャンの下には防振パットを貼り付けているので、屋根を痛めません。

もちろん溶融亜鉛メッキ仕上げなので、錆にも強いです。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


こんな感じで完成です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して三菱の方が完了。


パナソニックの方はベランダ置きですが、既に新しいエアコンが座っていて、二段置台が設置されています。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


日が暮れてしまいました...

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

ドレンは垂れ流しにされていたので、、、


塩ビ管を使って、排水口まで導きました。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

午後から開始で、結構手間の掛かる工事だったので時間が掛かってしまいましたね。
週末にお引越しの予定です。
これで新しいお家で快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。