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2025年11月22日土曜日

電気温水器からフルオートW追いだきエコキュートへ取替工事

懇意にしていただいている電気工事屋さんのご紹介で、エコキュートへの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 SRT-S467U フルオートW追いだきエコキュートをお買い上げいただきました。

既存機は、CHOFU製の電気温水器です。
特に不具合などはないそうですが、さすがに20年以上使っているので、故障する前に取替えておきたいとの事でご相談いただきました。

浴槽アダプターは付いていますが、湯はりと沸き増し機能しかありません。

今回取替える機種はフルオートで追いだきができるタイプなので、タンクユニット~浴槽まで行き戻りの2本のホースが必要です。

既存のパイプは1本のみ。

このユニットバスは浴槽パンが付いているので、なかなか大変そうです。

タンクユニットの下部を覗いてみると、給湯・給水共に変なところから配管が立ち上がっていて、これもなかなか...

作業は昨日と本日の2日間の工程で組みました。(一人で作業ですから)
みっちり2日は掛からないだろうと思って挑みましたが...

まずは既存機を撤去。
はぃ。一行で撤去と書きましたが、自分の背より高くて同じくらいの重量がある温水器を、立ち上がっている配管を折らない様に横へ避けるだけで、かなりの時間と体力を消耗しています。

浴槽へ向けて新たに2本のパイプを通すため、基礎に65Φの穴を開けます。

配管の状況に合わせて型紙を置いて、タンクユニットの据付位置を決めます。

位置が決まるとアンカーを打ち込みます。
アンカーはいつもの様に、HILTIのウエッジアンカーを使用します。
このアンカーは叩き込んだ後に、ナットを締めて引っ張る事で強度が増します。
引っ張れば引っ張るほど、コンクリートへ食い込む仕組みのため信頼性は抜群です。
溶融亜鉛めっき仕上げなので、腐食にも強いアンカーです。

循環用ホースを2本、通していきます。

タンクユニットの方まで通りました。

さて、ここからが大変です。
この狭い通路を通って撤去した電気温水器を搬出して、新しいエコキュートを搬入しなければなりません。
阿部一人で大丈夫なの?と思いますよね。

安心してください。
絶大に信頼している仕入先の方が2名で来られて、外した電気温水器も搬出してくれるのです。

この方たち、毎日こんな配達をしているので手慣れたものです。
阿部は少し手を添える程度で、しっかりと基礎に乗せてくれました。
いつも一人ぼっちなので、ホントありがたいです。

さて、日が暮れる前に配管を繋いでいきます。

アベ冷熱技研では、ヒートポンプユニットとの接続や浴槽循環用のホースは三層管を使用します。
三層管は高耐熱ポリエチレンにアルミパイプを挟み込んだ配管で、高温に強く、配管内部からのイヤな臭いがしません。
保温性に優れていて、エネルギーロスが少ないのが特徴です。

給湯も給水も位置が悪く、かなり接続に手間取りましたがなんとか。

配管のみ接続を済ませて注水します。
水漏れがない事を確認して、日が暮れたので初日は終了。
撤去と循環ホースで時間が掛かったので、お湯を沸かすところまでは至りませんでした。

そして本日2日目。
まずはしっかりと配管を断熱材で巻き上げます。
凍結防止の面もありますが、せっかく沸かした熱を少しでも逃さず使いたいという思いで巻いています。

ヒートポンプの接続箇所もしっかりと。

脚部カバーを取付けて外周りは完了。

まだまだやる事はたくさんありますよ。
既存の浴槽アダプターを外して...

フルオート用のアダプターへ取替えます。

温水器用のブレーカーが40Aなので...

20Aへ取替えます。
このブレーカー容量だけ見ても、どれほどエコキュートが省エネか解りますね。

既存の浴室リモコンを撤去して...

新しいリモコンへ取替え。

台所リモコンも外して...

新しいリモコンへ取替えて電源投入し、初期設定を行います。

浴室側から温度設定を行って試運転開始。

問題なく注水される事を確認して完了です。

結局みっちりと2日間掛かってしまいましたが、お客様にはお喜びいただいたので良かったです。


アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ。

2025年6月14日土曜日

エコオートからフルオートW追いだきへエコキュート取替工事

以前、エアコンをお買い上げいただいたお客様からエコキュートの取替えをご依頼いただき、昨日取替えにお伺いしていました。

三菱電機 SRT-S376U フルオートW追いだきハイパワー給湯エコキュートをお買い上げいただきました。

既存機も三菱電機です。

15年目でまだ使えていますが、四電エナジーサービスのリース品のため契約終了が近づいていました。
リース再契約という流れもありますが、今回は買い取りでいきたいという事で、「阿部さんもエコキュートの工事されてるなら」とご相談いただきました。

実はお話いただいた当初はお断りしようと思っていました。

工事予定が詰まっていて忙しかった事もあるのと、配管も一部やり替えがあったり、設置場所が狭くて一人ではどうにもならないと思ったからです。
エコキュートが座っているところまでのアクセス道は、エアコンの室外機が数台あったり植木が植わっていたりで、大きなタンクユニットを搬出搬入するためには、阿部の肩の高さほどのブロック塀を超えるしかありませんでした。

お客様とお話すると、「前にエアコン取付けてもらった時に、とても丁寧に工事されてたんで、エコキュートこそ阿部さんにお願いしたいと思って相談させてもらったんです。ちょっと他には頼みたくないんで。リースが切れるまでにまだ日があるんで、阿部さんができる時に、二日くらい風呂に入れなくてもいいのでお願いできませんか。」とお願いされまして。
はぃ。時間に余裕をいただきましたので、お断りする理由がなくなりました。

現地調査にお伺いしたのは4月末頃でした。
タンクユニット前面にアクセスするのは、こんな感じで...

家をぐるっと回るとヒートポンプユニットへアクセスできます。
四電Eの認定店の施工と思われますが、いつ見てもこれでいいのか?って思います。

断熱材が短くて管が露出してしまっていますが、この管は紫外線に弱いので...
まぁ、当社も四電Eの認定店ですので、あまり書き過ぎると...

今回取替えにあたって、エコオートからフルオートへグレードアップします。

エコオートは追いだき機能がないので、浴槽までの配管が1本しかありません。
これを行き帰り用に2本の配管に取替えないといけません。

現地調査を終えてお見積りをさせていただき、正式にご依頼いただきました。
それから四国電力へエコキュート取替えのための電力申請を行って、受理されれば工事に掛かります。

工事の予定が詰まっていたのと、お客様のお仕事の都合で昨日と本日の予定で着工しました。
愛媛は梅雨入りしてしまいましたが、昨日は朝には雨が止んで、時折日が差す様な天気で好スタートでした。

早速既存機の撤去に掛かりましたが、一発目でタンクユニットを留めているアンカーのナットが腐食していて外れません...
いつも思うんですけど、なぜ腐食しにくいナットを使わないのか不思議です。
アンカーは流用するので、折らない様にオイルを染み込ませながらじわじわと回して、なんとか3本取外しました。

タンクユニットをずらして、配管の入れ替えをします。

これでもかというくらい配管穴にモルタルを詰めてあったので、削って開口するのにも無駄に時間が掛かりました...

この浴槽アダプターも交換しなければなりません。

浴槽の袖にある点検カバーを開いて、手を突っ込んでの作業です。

外れました。

新しい配管を2本、配管穴から入れていきます。
これも二人でやれば簡単な作業ですが、一人なので時間が掛かります...

なんとか通りました。
アベ冷熱技研では、追いだき配管やヒートポンプ配管にアルミ管を挟み込んだ三層管を使用します。
耐候性のある断熱材が付いているので、耐久性も保温性能も高くなっています。

浴槽アダプターに接続して、、、

アダプターの取替え完了です。
ここまでで午前中が終わりました。
二日の工程なのでゆっくりやろうかと思いましたが、翌日の天気予報を見ると荒れる予報...
ちょっとペースを上げて行きますよ。

昼休憩を終えて、四電エナジーの当社担当さんが新しいエコキュートを配達に来てくれました。
ついでに撤去したリース品も引き取ってもらいます。
日頃からのお付き合いは大切ですね。
二人で来て搬出搬入までお任せ状態で、ホント助かりました。

新しいエコキュートが座ったので、配管類を接続していきます。

アンカー位置を替えられないため、打ち込んでいる既存のアンカーは流用です。
ナットとワッシャは、溶融亜鉛メッキ仕上げの腐食しにくいものに取替えました。
ちなみにステンレスは鉄と相性が悪く、腐食が進むので使いません。
新たにアンカーを打つ場合は、アンカーも溶融亜鉛メッキ仕上げにするのがベストだと思います。

各配管類を接続していきます。

狭いので脚部カバーを取付けるのも一苦労です...
ヒートポンプ配管は転がさず、スリムダクトに収めて建物基礎にしっかりと留めました。

こちらも配管を接続していきます。

カバーを付けると見えないところですが、接続口もしっかりと断熱しておきます。

通水して水漏れがない事を確認後、少しでも作った熱を逃さない様にすべての配管接続口に保温材を掛けておきます。

削った配管穴には目一杯のパテを隙間なく詰めて、気密性確保と小動物侵入防止を行います。

なんとか暗くなる前に外周りが完了。

リモコンを取替えて電源投入。
初期設定を行います。

まだお湯はありませんが、とりあえず試運転。

浴槽アダプターからきちんと注水できる事を確認して、すべての工事が完了です。

結構時間が掛かって手こずる場面もありましたが、雨に降られることもなく順調に作業が進んだので、昨日の夕方6時過ぎには完工できました。

一応二日間の予定でしたので、今朝書類関係のご説明と集金にお伺いさせていただきました。

「昨日大変だったでしょう?休憩なしでやってましたけど、体大丈夫ですか?エコキュート周り見せてもらったけど、きれいに施工されてて、やっぱり阿部さんにお願いして良かったです。」と、ご夫婦で大変お喜びいただき、たくさんお土産をいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ。