本日は早朝から一日掛けて、阿部の自宅のエコキュートを取替えました。
三菱電機 SRT-W466 460LフルオートW追いだきエコキュート Aシリーズです。
既存機も三菱のエコキュートです。
2004年製で、18年前の新築時に設置したものです。
当時はエコキュートを大々的に推し進めて行こうと言う風潮で、エコキュートの補助金も出ていましたね。
この頃まで、アベ冷熱技研はボイラーが主流でしたが、「これからはエコキュートでオール電化が来る!」と考えて、自宅新築の機会に、自分の勉強のために設置した経緯があります。
なので、このエコキュートが、アベ冷熱技研の第一号機だった訳です。
18年間、これまでに2回ほど故障修理で使ってきましたが、今年に入って「P05」というエラーが表示される様になって、自動湯はりができなくなりました。
ふろ自動ボタンを押すと、30秒ほど湯はりするのですが、止まってエラーが出ます。
調べてみると湯量センサーの故障の様でしたが、既に部品がなく修理不可。
まぁ浴槽にお湯を貯めるなら、シャワーを浴槽に沈めておけば貯まりますから、しばらくそれで使っていました。
ところが二週間ほど前から「P31」というエラーまで表示される様になって、追いだきができなくなりました。
毎晩、夜11時頃に帰宅する阿部にとって、追いだきができない風呂は地獄です...
毎晩、ぬるい湯に漬かって震えながら体を洗っていましたが、さすがにこれからの季節は耐えられないと思い、一念発起しました。
さて、予定はみっちりで取替なんかしている時間はないぞ...
と、ずっとモヤモヤしていたんですけど、先週頑張ったお陰で一日だけ余裕ができた(ホントはいろいろ準備しなければいけない)ので、本日決行させていただきました。
工事をお待ちいただいているみなさまには大変申し訳ないのですが、毎晩震えるのが耐え難いのであります。
既存機を撤去していきます。
18年も使うと、いろんなところに不具合は出てきますね。
よく持った方だと思います。
撤去完了。
タンクが大きくなるので、アンカーを打ち直します。
アンカーはいつもの様に、HILTIのウエッジアンカーを使用します。
このアンカーは叩き込んだ後に、ナットを締めて引っ張る事で強度が増します。
引っ張れば引っ張るほど、コンクリートへ食い込む仕組みのため信頼性は抜群です。
今回、浴槽アダプターと追いだき配管は流用します。
これがですね、5分の銅管を使っていたので、溶接延長しなければなりませんでした。
アベ冷熱技研の一号機でしたから、当時はどんな材料がいいか、いろいろ考えながらやってましたので、銅管でやっていました。
この頃はまだ、三層管という素晴らしい配管材は生まれていませんでした。
新しいエコキュートを据えて、配管類を接続していきます。
配管接続が完了すると、漏れテストを行って異常がないことを確認。
リモコンも取替えて、電源投入。
初期設定を行います。
エア抜き運転が完了すると、試運転を行います。
温かいお湯が出るのを確認して、試運転完了。
あとは、配管周りにしっかりと断熱材を巻いて、放熱ロスを抑えます。
タンクユニットの下部に、脚部カバーを取付けて完成。
新しい脚部カバーは、お客様でも簡単に開け締めできる扉が付きましたね。
ここには非常用取水栓が付いていて、災害時などにここからタンク内の水(お湯)が取れる仕組みになっています。
防災士の阿部的には、これはいい改善点だと思います。
今回、370Lだったタンク容量を460Lにしました。
実は冬場になると、夕方にはお湯が足りなくなってヒートポンプがフル運転していました。
電化住宅契約のため、夜間の電気代は安いですが、日中は高いです。
その高い時間帯にフル運転されると、グンと電気代が跳ね上がってしまいますね。
安い夜間にできるだけたくさんのお湯を作ってタンクに貯めておけば、自ずと電気代は抑えられます。
ここ最近、電力値上げの話題がニュースでも飛び交っていますから、ここはやっぱり大きいタンクをということで、470Lにしました。
さぁ、今晩からゆっくりお風呂に浸かれそうです。
明日からも頑張りますね。
アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
エコキュートやオール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>