三菱電機 SRT-S467U フルオートW追いだきエコキュートをお買い上げいただきました。


既存機は、CHOFU製の電気温水器です。


特に不具合などはないそうですが、さすがに20年以上使っているので、故障する前に取替えておきたいとの事でご相談いただきました。
浴槽アダプターは付いていますが、湯はりと沸き増し機能しかありません。

今回取替える機種はフルオートで追いだきができるタイプなので、タンクユニット~浴槽まで行き戻りの2本のホースが必要です。


既存のパイプは1本のみ。


このユニットバスは浴槽パンが付いているので、なかなか大変そうです。


タンクユニットの下部を覗いてみると、給湯・給水共に変なところから配管が立ち上がっていて、これもなかなか...


作業は昨日と本日の2日間の工程で組みました。(一人で作業ですから)
みっちり2日は掛からないだろうと思って挑みましたが...
まずは既存機を撤去。

はぃ。一行で撤去と書きましたが、自分の背より高くて同じくらいの重量がある温水器を、立ち上がっている配管を折らない様に横へ避けるだけで、かなりの時間と体力を消耗しています。
浴槽へ向けて新たに2本のパイプを通すため、基礎に65Φの穴を開けます。

配管の状況に合わせて型紙を置いて、タンクユニットの据付位置を決めます。


位置が決まるとアンカーを打ち込みます。


アンカーはいつもの様に、HILTIのウエッジアンカーを使用します。
このアンカーは叩き込んだ後に、ナットを締めて引っ張る事で強度が増します。
引っ張れば引っ張るほど、コンクリートへ食い込む仕組みのため信頼性は抜群です。
溶融亜鉛めっき仕上げなので、腐食にも強いアンカーです。
循環用ホースを2本、通していきます。


タンクユニットの方まで通りました。


さて、ここからが大変です。
この狭い通路を通って撤去した電気温水器を搬出して、新しいエコキュートを搬入しなければなりません。


阿部一人で大丈夫なの?と思いますよね。
安心してください。
絶大に信頼している仕入先の方が2名で来られて、外した電気温水器も搬出してくれるのです。

この方たち、毎日こんな配達をしているので手慣れたものです。
阿部は少し手を添える程度で、しっかりと基礎に乗せてくれました。

いつも一人ぼっちなので、ホントありがたいです。
さて、日が暮れる前に配管を繋いでいきます。
アベ冷熱技研では、ヒートポンプユニットとの接続や浴槽循環用のホースは三層管を使用します。


三層管は高耐熱ポリエチレンにアルミパイプを挟み込んだ配管で、高温に強く、配管内部からのイヤな臭いがしません。
保温性に優れていて、エネルギーロスが少ないのが特徴です。
給湯も給水も位置が悪く、かなり接続に手間取りましたがなんとか。


配管のみ接続を済ませて注水します。

水漏れがない事を確認して、日が暮れたので初日は終了。
撤去と循環ホースで時間が掛かったので、お湯を沸かすところまでは至りませんでした。
そして本日2日目。
まずはしっかりと配管を断熱材で巻き上げます。

凍結防止の面もありますが、せっかく沸かした熱を少しでも逃さず使いたいという思いで巻いています。
ヒートポンプの接続箇所もしっかりと。

脚部カバーを取付けて外周りは完了。


まだまだやる事はたくさんありますよ。
既存の浴槽アダプターを外して...


フルオート用のアダプターへ取替えます。


温水器用のブレーカーが40Aなので...

20Aへ取替えます。


このブレーカー容量だけ見ても、どれほどエコキュートが省エネか解りますね。
既存の浴室リモコンを撤去して...

新しいリモコンへ取替え。


台所リモコンも外して...


新しいリモコンへ取替えて電源投入し、初期設定を行います。


浴室側から温度設定を行って試運転開始。


問題なく注水される事を確認して完了です。


結局みっちりと2日間掛かってしまいましたが、お客様にはお喜びいただいたので良かったです。
アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ。

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