東芝キャリア RAS-636GDR(2006年製)
実は、昨年夏に「エアコンの効きが悪い」との事で、点検にお伺いしていました。
ガス圧は正常でしたが、室内機設置場所が問題でした。。。
この位置では部屋全体を冷やすのに支障があるため、シーズンオフに移設をお奨めしていました。
フィルターがかなり詰まっていたのと、カビが見えたので、同時に洗浄もお奨めしたんですが、フィルター自掃式なのに、かなりホコリが詰まっていたので気にはなっていました・・・後ほど(・・;)
で、約1年後の今月、工事のご依頼をいただき、まずは分解洗浄を行いました。
電気系統を取り除いて、完全分解。
フィルター自掃式エアコンは、パーツが多くて嫌になります。。。
フィルターは人が掃除すればいいと思うんですけど(^_^;)
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
かなり茶色い汚れが出てきました。
丸洗いするので、全部洗い流します(^^)v
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
スッキリ綺麗になりましたよ。
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
取付け場所を変えるので、位置決めをして配管穴を開けていきます。
200Vコンセントも室内機脇まで持って来るため、コンセント部も開口します。
室内機を取付けます。
外部配管は、スリムダクトで化粧仕上げ。
土地目一杯に建物が立っているので、室外機は裏の方まで持って行きます。
配管工事をしている間に、コンセント電源を塩ビ管を使って外部から回して来ます。
コンセントを取付けて電圧測定し、異常がない事を確認。
外部はこんな感じで仕上がりました。
配管接続が終わると、いつもの様に真空ポンプで配管内部を真空乾燥。
作業が完了すると、試運転を行ってお引き渡しです。
・・・と行きたかったんですが、ここで問題が発生。。。
気になっていたフィルター自動掃除運転を行なってみると、、、フィルターが動かない上に「バコンバコン」と何か引っ掛かっている様な異音が。。。
原因を特定するのに、また室内機をバラして結構時間が掛かりました。
原因はコレ↓
4つのモーターと歯車の組み合わせでフィルターを動かす仕組みですが、ナント歯車が逆回転してフィルターが反対方向に行こうとして、歯車が異音を出していました。。。
「フィルターがかなり汚れていたので、初期段階から掃除できていなかったんじゃないでしょうか?」とメーカーサービスに確認しましたが、「保証は切れているので何とも。。。」と歯切れの悪い回答。
P社は無償点検してくれるんですけどねぇ。。。
とりあえずフィルターが掃除できないだけでエアコンとしての機能は発揮できるので、お客様に現状をご説明し、後日部品の在庫状況と価格をご連絡させていただく事になりました。
「エアコン綺麗になったのに、残念やねぇ。」と、がっくりされていました。
各メーカーそうですけど、フィルター自掃式は問題が多いですねぇ。
エアコンはシンプルなのが一番だと思いますが、いかがでしょう?
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます↓
[emoji:v-109]エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研