三菱電機 MSZ-GV2525-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。


既存機は三洋電機製。
14年前に他で使われていたものを、当社で既存の年代物のエアコンと取替えさせていただいた物です。


製造から19年目でまだ動いていましたが、ファンが汚れていたのでご自分で掃除しようと割り箸を突っ込んだ様です...


ファンの羽根が数枚破損してしまい、ファンが回転すると室内機がもの凄く振動する様になってしまいました。


部品はありませんから、修理は不可能です...
「お盆にみんなが帰ってくるんやけど、それまでになんとか新しいエアコンに取替えてもらえんやろか。」とご連絡いただき、先週急遽エアコンを手配していました。
半日遅かったら間に合わなかったと思います。
さて、変なところにエアコンが付いていますよね。
エアコンなど一家に1台あれば裕福だった時代の建物なので、各部屋にエアコンが付く様な想定ではありません。無理矢理感凄いですけど。

今回のお部屋は右の窓。室外機はこの位置です。


写真では見づらいかも知れませんが、光ケーブルや電話線、電柱の支線まであってハシゴ立てる場所に苦労します。


銘板が劣化していて室外機の重量は不明...
壁面置台も腐食が進んでいて、外すのが大変そうです。


二人なら窓から出し入れできますけど、一人作業ですから気合で降ろします。

後で調べたら、室外機の重量は34kgでした。
まぁまぁ重かったです...
室外機を置いたところでパトカーが横をゆっくり通り過ぎて行きました...


本来であれば道路使用許可を取って、ガードマンを着けるべき作業であります。
はぃ。すみません。
既存配管は南側の直射を14年間浴びて、断熱材がボロボロになっていました。

室内機も撤去しました。


既存の配管を撤去した後、新しい配管を入れていきます。
もうこの作業が一番大変です...


隣の部屋の室外機の後ろを通して、宅内も2個所通さないといけないので、上がったり降りたり上がったり降りたり上がったり降りたり.....一人の限界です...
配管が通ると、位置決めをして背面板を取付けます。
扉の枠に化粧が施されているので、背面板との間に板を挟んで少し浮かせています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


既存の配管化粧カバーを流用。
隣の室外機があって取替えはできません。


この横引き部分も化粧カバーで保護したいところですが、叶いません。
少し耐候性の高い化粧テープを使って配管を保護しています。


新しい壁面置台に取替えて、新しい室外機を乗せます。


新しい室外機は19kgです。
軽いっていうのは素晴らしいです!
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りは、こんな感じで完成です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


「わぁ!付いたね。お盆前の忙しい時に無理言ってごめんなさいね。うちは阿部さんのお父さんの頃から阿部さんにしかお願いしてないんでね。また何かあったら助けてくださいね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
ハシゴの横移動作業が多かったので、朝8時半スタートで夕方5時まで掛かりました...
朝一番は雨が酷かったんですけど、作業を始めると止みました。
南側なので丸一日直射日光に当たると、とてもじゃない生きて帰れないと思っていましたが、ずっと曇り空で、湿度は高かったですけど作業はしやすかったですね。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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