2025年7月15日火曜日

30年以上お使いの東芝から三菱ムーブアイ搭載霧ヶ峰へ取替工事

初めてのお客様のご依頼で、ご実家のエアコンの取替工事をご依頼いただきました。

三菱電機 MSZ-BXV4025S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機は東芝製です。
年式は不明ですが、新築当初からあるそうなので30年以上経過しています。
まだ動いてちゃんと冷えていますが、いつ寿命を迎えるか不安なため取替えます。

室外機周りはこんな感じでした。

当初ご相談いただいたのは、手前の隠蔽配管のエアコン取替えでした。
手前の隠蔽配管はリビングのもの。奥の露出配管はダイニングのもの。
リビングとダイニングのエアコンは対面で設置されていましたが、リビングの方が故障で動かない状態でした。
当初はリビングの隠蔽配管のエアコンを取り替えるつもりでしたが、故障してから長い間置いていた様なので、既存配管を流用するリスクを考慮すると、ダイニングの方のエアコンを取り替える方がメリットがある事をご提案させていただいて、今回ご依頼いただきました。

既存機を取外していきます。
ダクトカバーを外すと、配管穴にはパテがありませんでした...

室内機を撤去しました。
コンセントが見当たらないなと思ったら、室内機の後ろで直結されていました。

取外す時に配管が抜けないと思ったら、配管穴が50Φしかありませんでした...
この業者さんは50Φのコアドリルしか持っていなかったんでしょうか。
配管穴の拡張も考えましたが、石綿飛散防止対策が必要になるためお客様の負担が大きくなるため、このまま行きます。

エアコン電源コードの直結は禁止されています。
位置を下げて、コンセントを取付けました。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

今回、配管穴が小さすぎて貫通スリーブが挿入できなかったため、室内側の穴もパテで塞いで気密性を確保します。

配管は新しいものに取替えますが、既存配管化粧カバーは流用。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
蚊取り線香が写っていますが、虫除けスプレーをしていても大量の蚊が寄ってくる環境でした。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

リビングではお客様のお父様が養生されています。
リビングにエアコンを設置すると直接風が当たるので良くありません。
隣のダイニングに設置することで、快適にお過ごしいただける様になりました。

「お忙しい時期にありがとうございました。これで安心です。スマホで遠隔操作もできる様なので試しにやってみたいと思います。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年7月14日月曜日

13年お使いのダイキンうるさらが故障で三菱霧ヶ峰へ取替工事

いつもお世話になっているお客様から、ご実家のエアコンが故障したので取替えてほしいとご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2525-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機はダイキンのうるるとさらら。
2012年製で冷えなくなったとの事。
入院されていたお母様が退院されて休んでおられる寝室との事でしたので、工事を前倒ししてお伺いさせていただきました。

平屋なので室外機は地上置き。
うるさらなので、8畳用でも室外機が巨大です。
ちなみに他社施工品です。

現地へ到着すると西の方に分厚い雲が掛かって、遠くでもの凄い雷が鳴っていたので、雨が降り出す前にシートを張っておきました。

まずは既存機を撤去。

貫通スリーブが入っていないので新たに挿入しますが、穴が大きすぎて隙間ができます...
うるさらなので大きな穴を開けたんだと思いますが、スリーブは入れておいて欲しいですね。

仕方ないので、スリーブの隙間はアルミテープで塞いでおきました。
配管穴に合わせて、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

気がついたら外は横殴りのどしゃ降り状態...
稲光と雷鳴で凄いことになっています。

でもシートを張っていたので、まったく濡れることなく淡々と作業を進めていきます。
既存の配管化粧カバーはうるさら用で太いですが、まだ使えるのでこのまま流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

外周りが終わる頃には、雨が小雨になりました。
室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「わぁ涼しい。年寄りやけんねぇ、エアコンが壊れとってもこの温度が普通やと思っとったんです。えらいしんどいなぁと思ったら、冷えよらんかって。これで涼しく寝れます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年7月10日木曜日

漏電遮断器と専用コンセントが無いのでエアコン取替えを断られての電気工事

初めてのお客様のご依頼で、電気工事にお伺いしてきました。

タイトル通りです。
量販店でエアコンを購入されて、エアコンの取替えに来られた業者さんに断られてしまったとご相談いただきました。
すみません。基本的に夏の繁忙期は、エアコン工事に付随しない電気工事はお請けしていませんが、今回はかなりお困りの様子だったのと、電気容量増ではなく単純な盤交換と専用コンセント増設で一日で終えれる作業でしたのでお請けしました。

既存のエアコンは2階に設置されていて、専用コンセントがありませんでした。

延長コードを使って、足元のコンセントから電源を取られていました。
悪い事例の典型ですね。
まずこの専用コンセントでないところで、エアコン工事を断られるのは当然です。

もうひとつ指摘されたという分電盤。

主幹はブレーカーではなくCKS(カバースイッチ)。
松山市内でも、まだまだこういうのが残っているお宅は多いです。
CKSは銅ヒューズが入っていて、規定電流値を超えるとヒューズが溶断して電気を遮断する仕組みです。
ヒューズが溶けて切れてしまうので、復旧するためには新しいヒューズに交換しなければなりません。
今どき、電気工事屋さんでヒューズ在庫しているところはほぼ無いと言っていいでしょう。
あと、CKSはオーバー電流の遮断しかできません。漏電にはまったく反応しないため、とても危険な状態で電気を使っていると思っていただいても言い過ぎではありませんね。

という訳で、お見積りさせていただき、即日ご依頼いただきました。

では作業に掛かります。
エアコン専用コンセントを増設していきます。

エアコン脇の壁を開口して、コンセントを設置。

建物内の隠蔽配線ができない構造のため、外壁に塩ビ管を沿わせてケーブルを通していきます。

2階ベランダから1階の分電盤まで。

すんなりとはいきません。障害物を避けながら延々と。

こんな感じで分電盤のある玄関のところまで。

内玄関までケーブルが通りました。
ホント暑いですからね、ここまで一人で3時間掛かっています...

分電盤取替えに掛かります。
ここ、かなり悩みました。
鉄箱は土壁に埋め込まれているので、外すことができません。
回路数が多いので、小型の分電盤でもこの鉄箱には収まりません。
仕方ないので、鉄箱の上に新しい分電盤を留めることにしました。

一次側のケーブルは活線です。電気が流れているので慎重にR形端子を圧着します。

鉄箱と盤はこんな感じで取付けています。

各ケーブルを各分岐ブレーカーへ接続していきます。

2階の専用コンセント回路も仕舞いします。

パナソニック製 扉付き分電盤。
主幹60Aに漏電遮断器。分岐14回路のうち3回路予備としました。
これでまた他の部屋に増設も可能です。

2階の専用コンセントで電圧確認を行ってお引渡しです。

あと、一次側のケーブルが外れているのが気になったので、、、

しっかりと留めておきました。

「暑い中ありがとうございました。急ぎでやっていただいてホント助かりました。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、四国電力請負計器認定店です。
第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行いますので、お気軽にご相談ください。

2025年7月8日火曜日

昭和56年製三菱霧ヶ峰エアコン取替えと分電盤取替工事

お世話になっているお客様のご紹介で、初めてのお客様からエアコンと分電盤の取替工事をご依頼いただきました。

三菱電機 MSZ-ZXV4025S-W 霧ヶ峰プレミアムモデルをお買い上げいただきました。

既存機も霧ヶ峰です。昭和56年ですから44年経過しています。
さすがに故障していて動かないんですけどね。

8年前に隣の和室に設置された10畳用のエアコン1台で、リビング・ダイニング・キッチン・座敷・和室を冷やしている状況でした。
「もしこの1台が故障したら、この家に居られなくなる。」との不安から、リビングに残されていた霧ヶ峰を取替えようとご依頼いただきました。

室外機周りはこんな感じ。

早速取外しに掛かります。
ワンショットエアコンなのでポンプダウンする必要はありませんが、これ外す時が嫌なんです。
接続しているところの弁が固着していると、フロンガスが吹き出てくるんです...
今回はスッと外れました。

44年前ですから、スリーブもパテもありませんね。

配管もスリムダクトもすべて撤去しました。

室内機も外れました。
あら?一度クロスを貼り替えている様です。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

コンセントも古いタイプでしたので、、、

新しい規格のものに取替えました。

位置決めをして、背面板を設置。
できるだけクロスの下地が隠れる様に、背面板を加工して寄せています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管はサッシに合わせて、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してエアコン完了です。
「あらぁ、このエアコンよく効くわね。リモコンも使いやすそうで良かった。」とお喜びいただきました。

さて、分電盤も取替えます。

ブレーカーの製造年も昭和56年の記載があります。
ブレーカーが切れた事はないそうですが、果たして正常な状態で切れていないのか、故障していて切れないのかは見た目だけでは解らないのがブレーカーです。
各メーカーのブレーカー取替え推奨は、12~14年です。
44年正常なのは奇跡ですね...

では取替えに掛かります。
主幹ブレーカーの一次側を外すと...
こういう時代だったんですね...

既存のブレーカーをすべて撤去。
一次側ケーブルは活線状態ですから、鉄箱を養生テープで絶縁しています。

ボックスは壁内に埋め込まれているためこのまま流用して、新しい分電盤をボックス内へ納めます。

一次側ケーブルにはR形端子を圧着して、ブレーカーへ接続。

狭いボックス内で、余長のないケーブルと格闘してなんとか収まりました。
全停電ですからエアコンも扇風機も使えないため、お客様が熱中症にならない様に最短時間での作業でしたから、見た目はご容赦ください。
感震ブレーカーも搭載しましたから、今日から安全にお使いいただけます。
この他に、暗かったお部屋の照明器具の取替えもさせていただきました。

「いろいろと提案していただいて、ありがとうございました。もうこれからは阿部さんに全部頼みますから、よろしくお願いしますね。」と、ご夫婦で大変お喜びいただき、お土産をたくさんいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。