三菱電機 MSZ-ZXV4025S-W 霧ヶ峰プレミアムモデルをお買い上げいただきました。


既存機も霧ヶ峰です。昭和56年ですから44年経過しています。


さすがに故障していて動かないんですけどね。
8年前に隣の和室に設置された10畳用のエアコン1台で、リビング・ダイニング・キッチン・座敷・和室を冷やしている状況でした。
「もしこの1台が故障したら、この家に居られなくなる。」との不安から、リビングに残されていた霧ヶ峰を取替えようとご依頼いただきました。
室外機周りはこんな感じ。

早速取外しに掛かります。
ワンショットエアコンなのでポンプダウンする必要はありませんが、これ外す時が嫌なんです。


接続しているところの弁が固着していると、フロンガスが吹き出てくるんです...
今回はスッと外れました。
44年前ですから、スリーブもパテもありませんね。

配管もスリムダクトもすべて撤去しました。


室内機も外れました。
あら?一度クロスを貼り替えている様です。


配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


コンセントも古いタイプでしたので、、、


新しい規格のものに取替えました。


位置決めをして、背面板を設置。
できるだけクロスの下地が隠れる様に、背面板を加工して寄せています。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はサッシに合わせて、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りは、こんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してエアコン完了です。


「あらぁ、このエアコンよく効くわね。リモコンも使いやすそうで良かった。」とお喜びいただきました。
さて、分電盤も取替えます。

ブレーカーの製造年も昭和56年の記載があります。


ブレーカーが切れた事はないそうですが、果たして正常な状態で切れていないのか、故障していて切れないのかは見た目だけでは解らないのがブレーカーです。
各メーカーのブレーカー取替え推奨は、12~14年です。
44年正常なのは奇跡ですね...
では取替えに掛かります。
主幹ブレーカーの一次側を外すと...

こういう時代だったんですね...
既存のブレーカーをすべて撤去。
一次側ケーブルは活線状態ですから、鉄箱を養生テープで絶縁しています。

ボックスは壁内に埋め込まれているためこのまま流用して、新しい分電盤をボックス内へ納めます。


一次側ケーブルにはR形端子を圧着して、ブレーカーへ接続。


狭いボックス内で、余長のないケーブルと格闘してなんとか収まりました。
全停電ですからエアコンも扇風機も使えないため、お客様が熱中症にならない様に最短時間での作業でしたから、見た目はご容赦ください。
感震ブレーカーも搭載しましたから、今日から安全にお使いいただけます。
この他に、暗かったお部屋の照明器具の取替えもさせていただきました。
「いろいろと提案していただいて、ありがとうございました。もうこれからは阿部さんに全部頼みますから、よろしくお願いしますね。」と、ご夫婦で大変お喜びいただき、お土産をたくさんいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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