2026年7月15日水曜日

古民家のお宿でいろいろ難ありなエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、昨日と本日の2日間掛けてエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-BXV7125S-W・MSZ-GV4026S-Wをお買い上げいただきました。

今回の現場は、お客様が古民家を手に入れられて、改修してお宿(宿泊施設)として使用している建物です。
まず、リビングに設置されているエアコンは、東芝製の10畳用。
2006年製ですが、まだ全然元気に動いています。

ところで、、、10畳用で効きませんよね???
天井がありません...。しかも隣のキッチンとの壁も無くなって柱だけになっていて、パッと見で20畳以上はあります。
天井は取っ払ってしまった様です。
断熱材はありませんし、軒先の方からは外の光が見えるほど隙間がいっぱい開いています。
いやこれどうするんですか...
打ち合わせの結果、とりあえず23畳用を取付ける事になりました。
冷房は効くと思いますが、暖房は上の隙間からどんどん熱が逃げていくので、効くかどうかはまったく未知数です。
「隙間は自分で埋めてみます」とのお話でしたので、23畳用を設置します。

1階なので、室外機は地上置き。
ダクトが付いていますが、配管サイズが太くなるので流用はできません。

既存機の撤去に掛かる訳ですが、室内機がビクともしません...

何なんだ?と思って内部を確認すると、ボディを貫いて壁にビスで留めていました。
室内機を引っ掛ける樹脂の爪が破損していたので、無理矢理ビスで留めていた様です。

時間が掛かりましたが、取外し完了。

新しい室内機の背面板を設置。
天井が無いので、できるだけ高い所に設置して部屋全体に効率よく風が行き渡る様に、めいっぱい高い所に室内機を取付けます。
既存の配管穴流用なので、MDダクトも設置して配管を立ち下げる様にします。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は裏の方なので、テープ巻き仕上げで。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してリビングが完了です。

元の室内機を留めていたビス穴もそんなに目立たなくて、いい感じに仕上がりました。

冷房は良く効いていました。
さて冬にどうですかね...

次に、寝室として使う和室。
既存機は日立製作所製。

製造年の記載がありませんが、50年は経過しているものと思われます。
しかもまだ動くんです、これ...
動いても電気代は半端ないと思いますが。
宿として使うため、もし宿泊中に故障すると大変なので今回取替えることになりました。
「カッコいいんで移設できませんか」とご相談いただきましたが、全力でお断りさせていただきました。
古い電気製品から発火して火事になるケースが増えているので。
インテリアとして飾るのであればいいですけどね。

さて、この既存機、室内機裏の収納部で配管が接続されていて、そこから先は隠蔽配管になっています。

室外機は内廊下を隔てた外部に設置されています。
これ、動くんですから凄いですよね。当時の機械は頑丈です。

既存機を撤去しました。
まぁぁぁ...重いです...

銘板を見ると...
室内機25kgと言うと、現在の10畳用の室外機の重さとほぼ変わりありません。
室外機60kgって、業務用パッケージエアコン並ですよ...重い訳だ...

その室内機を支えていたのは4本のビスだけ。
よく今まで落ちませんでしたね。

背面板を外すとコンセントボックスが現れました。
変な位置にコンセントがありますね。

既存の隠蔽配管は断熱材が薄いので流用しません。
新たに配管穴を開けて、新しい配管を通す準備を行います。
土壁ですがアスベストが含まれているかも知れないという「みなし作業」で、粉塵を吸引しながら配管穴を開けていきます。

新たに開けた配管穴は3個所。

内廊下をまたいで外部へ。
ここまでが昨日一日の作業でした。

一夜明けて、このコンセント位置と既存の穴をどうするか。

こんな感じにしました。
コンセントを下に移動することで、既存の穴を塞ぎました。
コンセントを埋め込みにできたら良かったんですけど、土壁なのでどうする事もできず。

新しい室内機の背面板を設置。
土壁でビスが効かないので、スライド金具を使っています。

配管を通していきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

収納部はこんな感じで。

内廊下のところも水勾配を取って屋外へ。

外部配管もテープ巻き仕上げで。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

座敷と床の間が続きになっているので、14畳用のエアコンを選定しました。
こちらは十分効くと思います。


とりあえずこれで、安心して宿泊のお客様をお迎えできますね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士(ものづくりマイスター)」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2026年7月11日土曜日

既存穴流用。メンテナンス性を考慮してエアコン取付工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2526-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

今回取付けるお部屋は2階。室外機は1階地上置き。
元々エアコンが付いていた様で、専用コンセントがあって配管穴は右側に開いています。
一般的な取付けの場合は室内機を右に寄せて取付けますが、そうすると外でハシゴの上で配管を接続する様になります。
安全性と後のメンテナンス性を考えると、室内機を左に寄せて室内で配管接続をするのが最適です。
見た目の問題もありますから新築ではお奨めしませんが、お客様にご理解をいただけるのであれば。
ちなみに修理の場合、メーカーサービスは安全性の問題からハシゴ作業は行ってくれません。

ハシゴを立ててみるとこんな感じです。

敷地が狭いので、ハシゴの安全角度の確保はできません。

上がってビス打ちなどの作業をすると、ハシゴのてっぺんが浮く角度です。
もう一人いれば、下でハシゴを支えてもらえるんですけどね。
一人なので落ちても発見されずに...

室内機を取付けていきます。
位置決めをして、背面板とマンションで使うMDダクトを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
この様に室内で接続するので、安全に作業ができますね。

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

足元には障害物があるので、少し奥の方へ室外機を設置。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

これでこのお部屋も快適に使える様になりましたね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士(ものづくりマイスター)」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。