三菱電機 MSZ-GV2524-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。


既存機は日立。2006年製なので19年目です。


お家を新築された際に、工務店さんについている業者さんに移設してもらったそうです。
お部屋は2階です。

室外機は地上置き。


まずは既存機を撤去していきます。
室外機のサイドカバーを外すと白いIV線が...


当時の日立は、室内室外の連絡線が4芯でした。
恐らく3芯ケーブルしか持っていなかったのだろうと思いますが、IV線はアウトです。
IV線は屋外露出で使うと、被覆が紫外線で痛みやすいためです。
たまたま東側の日陰なので持っていますが。
配管も外していきます。

ダクトがグラグラするなぁと思ったら、2mのダクトの両端しかビス留めしていませんでした...


ビスの打ち忘れかと思ったら、すべてのダクトが2本のビスで留められていました。
ビスをケチってどのくらいの利益がでるんですかね?全く意味不明です。
ビス数本で数十円の利益が出ることより、信頼を失うことを考えないんでしょうか。
テープの巻き方も、パテの埋め方も甘いです。
パテが痩せて隙間から雨水が侵入するし、気密性が損なわれます。


既存機の撤去が完了。
案の定、配管穴にはスリーブが入っていません。


気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


配管穴に合わせて、背面板を設置。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


既存のダクトは流用です。
グラグラしていたダクトはきちんとビスで留めましたが、10年近く経過しているのでダクトが少し歪んでいるのはどうにもなりません。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りは、こんな感じで完成。


「来年、阿部さんにお願いして取替えようと思ってたのに、今年いきなり壊れて...。早めに取替えてもらって助かりました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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