2025年2月18日火曜日

賃貸マンションのリフォームで一旦取外してエアコン分解洗浄

いつもの賃貸マンションでリフォーム工事が進んでいまして、壁クロスの貼替えが終わった様なので、分解洗浄していたエアコンの再取付けに行ってきました。

三菱電機 MSZ-GV2519-W(2019年製) スタンダードタイプです。

取外す前はこんな感じでした。
4年ほど前に当社で取替えたものです。
配管の取り回しがなんともいびつですが、いろいろと理由があってこの様な取付け方法にしていました。
丁寧に施工される同業者さんならご理解いただけると思います。

4年間、メインで使われていた様ですが、賃貸とは言えフィルターくらいは掃除して欲しいものです...

室内機も配管も取外しておきます。
はぃ。室内機はこのクロスが貼れていないところを隠すために、あの様な設置方法になっていました。
配管の取り回しは、数年後にリフォームする際に難なくきれいに仕上げるための施工方法でした。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

クロスが新しくなると気持ちがいいですね。

位置決めをして、背面板を設置。
MDダクトも取付けておきます。

室内機を取付けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

新品の様で気持ちがいいですね(^^)

この現場、まだ電気工事の方がボリュームがあるので、明日からも頑張ります。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2025年2月17日月曜日

隠蔽配管のエアコンを10畳用から18畳用へ能力UPの取替工事

以前、他のお部屋でも取替工事をさせていただいたお客様から、リビングのエアコン取替工事をご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱霧ヶ峰 Zシリーズ、お客様支給品です。
なぜ室内機の写真じゃないかとと言うのは、後ほど...

既存機はダイキン製の10畳用。
2002年製、23年目でまだ動いています。

こちらの間取り、リビングとダイニング、キッチンが繋がっていて、ダイニングには2方向吹出しの天井カセットタイプが設置されています。
こちらの天カセが故障で止まっているため、リビングの10畳用1台で広いスペースを賄っている状態でした。

今回、天カセはそのまま放置で、リビングの壁掛形の能力を18畳用にUPして、省エネタイプに取替えることになりました。

こちらのお宅、エアコンはすべて隠蔽配管になっています。
今回も隠蔽配管流用なので、配管サイズに応じた最大能力の18畳用で選定しました。

では作業に掛かります。
このエアコンは動くので、しっかりとポンプダウン運転を行って室外機を取外します。

外作業のついでに、新しい室外機を繋いでおきます。
配管が短いですが、何とか溶接延長しなくても接続できました。

室内へ戻って室内機を撤去。

能力が上がるため100Vコンセントから...

200Vコンセントへ取替えて、分電盤のところで電圧を切り替えました。

さて、室内機を箱から出そうと思ったら...
お客様支給品ではよくある光景です。
運送中に傷められる様ですが、もう少し丁寧に配達できませんかね?
壊れていても、傷が付いていても、当社は一切の責任は負いません。(今回、中身は無事でした)

位置決めをして、背面板を設置。
既存配管に新しいフレアナットを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

はぃ。すみません。室内機周りの完成写真を撮り忘れていた様で、新しい室内機の写真がありません...
最後にお客様とお話しながら取り扱い説明させていただいていたので、完全に忘れていました。せっかくZシリーズなのに...

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年2月15日土曜日

豪雨の際に水に浸かるので室外機を壁面置きでエアコン取付け

時々お声掛けいただくお客様から、エアコン新設のご依頼をいただきました。

三菱電機 MSZ-GV3624-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

取付けるお部屋はこちら。
以前エアコンが付いていた様で、左の壁に配管穴が開いています。
室内機は、窓上に取付けてほしいとのご希望です。

室外機側はこんな感じ。
豪雨の際はこの辺一帯が水に浸かるため室外機を高い位置に置きたいとの事で、壁面に取付ける事にします。

作業に掛かります。
位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

壁面置台は錆びない溶融亜鉛めっき仕上げタイプで。
ドレンは垂れ流しにせず、地面付近まで塩ビ管を使って立下げます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
取付け高さはお客様のご希望通りに。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

実は左に見えるコンセントは専用コンセントではありません。
試運転を行うために使ったので、電源コードが変な感じになっています。
エアコンは専用コンセントでなければなりません。
今回はエアコンを先に取付けましたが、後日、阿部の知り合いの電気工事屋さんが電気容量増設と専用コンセント工事を行ってくれる予定です。

「お忙しいところ、ありがとうございました。これで電気工事が終わったら安心して使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年2月13日木曜日

愛媛県立吉田高等学校で2024年度体験学習出前授業を開催

本日は、愛媛県冷凍空調設備工業会の担当理事として毎年開催している、体験学習出前授業に参加してきました。

開催場所は、宇和島市吉田町にある愛媛県立吉田高等学校。
松山から高速道路を通って、約1時間半ほど掛かります。
吉田高校は普通科だけでなく、機械建築工学科、電気電子科などがある、技術系の学校でもあります。
愛媛県冷凍空調設備工業会では、現在の会長のご縁から、数年前から出前授業を行っていて、阿部は担当理事のため、この事業の取りまとめを任命されています。

今回は宇和島のメンバー主体でお願いして、阿部は松山から授業で使う工具類の運搬と、授業の補佐的役割をしました。

授業は4時限の枠をいただいて、我々の業界についての説明、どのような仕事をしているか、環境問題やフロンガスについて、エアコンの仕組みなどの座学を行ったあと、実際にエアコンを持ち込んで配管を接続、真空引きを行って試運転までの一連の作業を披露。

一通りエアコン工事に関して興味を持ってもらった後、実際に銅管の接続部分を加工する、フレア加工作業を体験してもらいます。
初めて触る慣れない工具ですから、失敗もたくさんしますね。
手を取って教えてあげると、さすが技術系の生徒さんなので飲み込みが早いです。

パイプベンダーも用意して、配管の曲げ加工の体験も行います。
4分管ではありますが、初めて体験するには少々チカラがいります。
銅管を潰さず、正確にキレイに曲げるためには、パイプベンダーは必須ですね。

最後に4人分の作品を組み合わせて四角い作品を作ってもうのですが、隣のテーブルの4人も加わってこんなものまで作っていました。
発想が豊かなのはいい事です。


今回もいろいろな体験や、空調業界のことを知ってもらえました。
高校生の間に取れる資格、社会人になって経験年数を踏まないと取れない資格などさまざまあるこの業界。
日々勉強のこの業界に少しでも興味を持って、近い将来同じ世界で仕事ができたらいいですね。
我々の業界にひとりでも多くの優秀な若い人材が加入してもらえる様、これからも頑張って参ります。

2025年2月6日木曜日

3年も使ってないのに異臭が凄いのでシンプルなエアコンに取替工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2824-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は東芝製。分譲マンションのリビングでお使いです。

2022年製です。まだ新しいのにどうして?って思いますよね。
夏場に内部クリーンが作動すると、耐えられない臭いがするそうです。
洗浄する選択肢もありますが、お客様が「洗ってもまた数年で同じ臭いが出るなら、自動掃除機能の付いていないシンプルなエアコンに取替えたいんです。」との強いご希望でしたので、今回取替えのご依頼をいただきました。
既存機は取外して、知り合いの方に譲られるそうです。

しかしこの設置状況はどうなんですかね?
取付けた業者さんがどうこうではなく、この構造はおかしくないですか?
カーテンボックスのせいで、かなり施工性が悪くなっています。
見た目重視のカーテンボックスなのに、本末転倒ですよね。

しかも室内機の後ろにある木製のボックスはなんなんでしょうか。
まったく意味不明で見た目も悪いですね。

マンションなので、室外機はベランダ置きです。

ドレンはこんな感じにされていて、「これどうにかなりませんか?」とお客様。

では作業に掛かります。
まずは既存機を撤去。
コンセントが見当たらないなぁと思ってたら、こんなところに。
カーテンボックスのせいで、室内機外すのにもかなり苦労しました...

結局、この木製ボックスの意味は不明です。
このまま取付けるしかありません。

新しい室内機の背面板を取付けます。
コンセントをどうにかしたいところですが、どうにもならないのでこのまま。

室内機を取付けます。
これも、カーテンボックスに配管を差し込みながら掛けるのに苦労しました。

既存機と同じ様にテープ巻きにしようかと思いましたが、当社倉庫にMDダクトのフリーダクトの切れ端があったので使用してみました。

配管接続はかなりタイトです...

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

ドレンは排水口まで塩ビ管で導きました。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

「室内機のパイプのカバー、もともとエアコンに付いている部品かと思いました。きれいにしてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。