本日完了してお引き渡しさせていただきました。

今回ご依頼いただいたのは、鉄骨造2階建てアパートの大家様からです。
1階×4軒、2階×4軒の合計8戸。

「各部屋にテレビの端子はあるけど、繋がっていない。」とお聞きしていたので、年明けに調査にお伺いしていました。
屋根の上に上がって見ると、広島・山口向けが付いた古いアンテナが建っていました。

近くにはBSアンテナも設置されています。

左のBSアンテナ・・・コケている様ですが、しっかり固定されていたので、この状態で設置されたものと思われます。。。
でも、このケーブルを辿って行くと、どこにも繋がっていません。。。

なので、屋根上の既存アンテナは、まったく使われていない状態です。
お聞きすると、入居されている方は卓上アンテナで地デジ放送を受信されているそうです。
部屋の端子は、今は亡きフィーダー仕様。

このケーブルはどこに行っているのかな?と思ったら、軒先から30cm程出てカットされていました。

と言う事で、UHFアンテナ・BSアンテナを新設して、各部屋までケーブルを引き直す方法でお見積りを提出させていただき、今回ご依頼をいただきました<(_ _)>
まずはUHFアンテナを設置。

松山本局のある行道山が目視できる、最高のロケーションです。
受信レベルが悪い訳がありません。

UHF14素子のアンテナでも、エラーフリーで文句なし(^^)v
BSアンテナを同じポールへ設置。

こちらも文句なしのエラーフリー。

きっちりレベルが出ると気持ちがいいです(^^)v
ブースターと電源部は、2階通路の外壁へ屋外ボックスを設けて取付けます。

電源部には100Vの電源が必要なため、1階共用コンセントから分岐して2階ボックスまで立ち上げます。

塩ビ管を使って、VAケーブルを立ち上げて電源を確保します。

ケーブルを接続して電源を入れます。

ブースター部が完成。

ここからが時間掛かります。。。
通路側から、建物反対のベランダ側へ同軸ケーブルを延長し、まず2階で2分配。

2分配器で、2階経路と1階経路へ分配し、2階で4分配(4軒分)。
1階で4分配(4軒分)を分配します。

既存設備は一切利用しないので、同軸ケーブルもS5C-FBの高シールドタイプで各部屋まで配線します。

天井裏にケーブルが通せないので、外壁を横引き露出配線し、立ち下げは壁内を隠蔽配線します。
一部、既存配線との抜き替えができましたが、ほとんどの既存ケーブルが壁内で留められていて抜き替えができませんでした。
新しいテレビユニットに、ケーブルを接続して既存のユニットと取り替えます。

レベルを測定しながら、ブースターの出力レベルを調整します。

各部屋でレベル測定を行い、異常がない事を確認します。

スカッと気持ちのいいレベルが出ました(^^)v
入居されているお部屋では、テレビの接続も行い、異常がない事を確認していただきました。

今までは卓上アンテナで、たまに起こるブロックノイズと格闘されていたそうですが、今日からは地デジはもちろん、BS+110CSまでご覧いただける様になりました。
最後に、使われていない既存アンテナをすべて撤去して、お引き渡しさせていただきました<(_ _)>
アベ冷熱技研では、アンテナ工事・ケーブルテレビなど、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>