2025年7月2日水曜日

配管穴が逆勾配なエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2224-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機はダイキンです。2011年製。
一応動きますが、勝手に止まったり、誰も居ないのに勝手に動き出したりするそうで、取替えを決められました。

お部屋は2階。室外機は地上置きです。

既存機を撤去していきます。
北側なので影になるかなと思いましたが、甘かった様です...

配管カバーを外すと、施工された方の腕前が見て取れます。

既存機を撤去しました。
配管穴にはスリーブが入っていなかったため、外気が侵入して壁にカビが生えてしまっていました。

しかもこの配管穴、外側の穴の方が上がっているため逆勾配になってしまっています...

貫通スリーブをねじ込んでみました。

水平器を置くと、こんな感じで逆勾配になっています。
逆勾配で何が悪いか?室内機から出るドレン水(排水)が流れにくくなってしまいます。
最悪は室内機から水漏れが起こってしまうんです。
案の定、室内機を外したとたん、大量の溜まっていたドレン水が溢れました...

外側の穴を下げる様に穴を開け直せばいいんですかが、既存の配管ダクトもやり変えなければいけなくなるので、費用が嵩んでしまいます。

安心してください。三菱霧ヶ峰なら、このくらいの逆勾配は大丈夫です。
位置決めをして背面板を設置。
機器の下面を配管穴の下面ギリギリにしています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

三菱霧ヶ峰はドレン出口が高めにセットされているので、こんな感じで穴の中で勾配が取れます。

既存の配管化粧カバーは流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行って異常がない事を確認し、お引渡しです。
「今日は暑い中作業していただいて、ありがとうございました。リビングのエアコンも古くなってきたんで、またその内に取替えをお願いしますね。」と、また取替えのお見積りのご依頼までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年6月30日月曜日

33年目の分電盤を感震ブレーカー搭載の分電盤へ取替工事

たまに防災士な阿部です。
八坂地区自主防災連合会の役員なんかやっている事もあり、今回は同じ役員さんからのご依頼で、感震ブレーカー搭載の分電盤取替えをご依頼いただきました。

当初は感震ブレーカーの取付けでご依頼いただいていたんですけど、現地調査にお伺いしたところ、う~ん...この分電盤は古い...
主幹ブレーカーの製造年を見ると、1992年。
33年目ですよ。感震ブレーカーより分電盤取替えないと、もしもの時に動作してくれなかったら大変な目に遭うのはお客様です。

「そりゃ建物が建った時から変えてないけん古いやろ。この際に安全にしてください。阿部さんに任せるけん。」とご依頼いただきました。

右のボックスに入っているブレーカーは何かな?と思ったら、1階店舗のエアコンでした。
分電盤内に空きがあるのに、わざわざ穴開けて大変な思いをして取付けていましたが、配線経路を調べても何の意味もない感じでした。
この工事をされた業者さんは、工事代を上乗せしたかったんでしょうかね?

では工事に掛かります。
今日は熱中症警戒アラートが発令されていましたので、お客様は涼しいところへお出かけされています。
停電になりますから、エアコンも扇風機も使えません。

既存盤とボックスを撤去。
酷いものです。なぜこんな大きな開口にしたんでしょうか...
分電盤を埋め込むつもりだったんですかね?
柱があるからハマらないことは解ると思いますが...

新しい分電盤はコンパクトなので、開口部を隠すしかありません。
「物置き部屋やけん、見た目はええよ。」って言われてますが、とりあえず下地を補強して、化粧ベニヤで塞がせていただきました。

新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。

分岐回路の空きスペースへ感震ブレーカーをセットし、電源投入してテストを行います。

3分間、点滅とブザーが鳴って主幹ブレーカーが遮断され、正常動作を確認しました。
いわゆる「漏電」での遮断です。
擬似的に漏電を起こして、ブレーカーを遮断する仕組みです。
3分間は、深夜でも安全に避難できるために設けられています。
地震後停電になって、この機能が働かなくなった場合でも、復電後3分間経過して強制的に遮断されるので、避難して誰も家に居なくても通電火災が起きないというスグレモノです。

異常がないことを確認し、各ブレーカーを投入してお引渡しです。

化粧ベニヤで少しおおばしくなっちゃいましたけど、「ええやん。ええよ。物置き部屋やけん大丈夫よ。」と。

「これで安心よ。地震の時に家から火が出て近所に迷惑掛けたくないけんね。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、たくさんのお土産をいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

2025年6月28日土曜日

分譲マンションでお客様支給品のエアコン3台取付工事

いつもお世話になっているお客様が、マンションのご自宅をリフォームされたとの事で、新しいエアコンの取付工事にお伺いしてきました。

ルームエアコン×2台と窓用エアコン×1台、お客様支給品です。

まずはリビングから。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管はテープ巻き仕上げ。

ドレンは垂れ流しにせず、排水口まで塩ビ管で導きます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行って、リビングが完了。

2台目は隣の和室だったお部屋。
リフォーム前には東芝製のエアコンが設置されていましたが、、、

リフォーム業者さんが、クロスを貼り替えるために外してくれたそうです。

位置決めをして背面板を設置。

室内機は外していましたが、室外機は残っていました...
現地調査の時に、室外機は外さないと聞いていたので想定内です。

これ、一人で外すの大変なんですよ...
架台のボルトやナットが錆びているので、担ぎながら外すのはとても危険ですから、阿部の片腕のアッパーくんを連れてきました。

なんとか外れました。
なんと、この天吊台は流用してほしいとの事です。
塗装品で所々錆が付いているので、阿部的には取替えたいところでしたが。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

またアッパーくんにお願いして、新しい室外機を吊り込みます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行って、2台目完了です。

3台目は窓用エアコンでした。
まぁ特に書くことはありませんけど、昔から音が高くて効きが悪いのは進歩してないなぁと思います。
これでリフォーム後に快適にお過ごしいただける様になりましたね。
「お忙しい時期にありがとうございました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年6月27日金曜日

12年目のダイキンの調子が悪いので三菱霧ヶ峰へエアコン取替工事

本日なんと!6月なのに梅雨が明けてしまいましたね!
暑さ本番がやってきますよ。
メーカーはエアコン生産が間に合っていない様ですから、古いエアコンや少し不具合が見られるエアコンは、早めに取替えておいた方が良さそうです。

そんな中、いつもお世話になっているお客様からエアコン取替えをご依頼いただき、本日工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV2525-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機はダイキン、2013年製です。
5年前に一度分解洗浄をさせていただきました。
まだ動いていますが、少し効きが悪くなってきた感じがするので、夏本番前に取替えておきたいとのご希望です。

配管は収納の中を通ってベランダへ出ています。

では撤去していきます。

ドレンは排水口まで導かれていましたが、室内機側のみでホースとパイプをビニールテープで巻いているだけでした。

排水跡が残っていますが、室外機からも排水が出ます。
室内側も室外側も取れる様に、塩ビ管で処理します。

室内機も撤去しました。
最初に配管穴を開けた人は、85Φのコアドリルしか持っていなかった様で残念です。

配管穴に合わせて背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

収納内を通るので、断熱を強めにしておきました。
見た目は悪いですが、排水勾配がしっかり取れる様にしています。

既存のスリムダクトは流用。
配管は新しいものに取替えています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行ってお引渡しです。

これで今年の夏は快適にお過ごしいただけますね。
「阿部さんはいつも丁寧にしてもらえるんで、主人が阿部さんができる時にやってもらわないとってお願いしたんですよ。これで安心です。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。