2025年7月16日水曜日

隣との境界が狭く室外機が地上置きできないエアコン新設工事

先月中古のエアコン取付工事をご依頼いただいたお客様のお宅で、今回はエアコン機器込みの新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2824-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

先月、2階のお部屋へ中古のエアコンの取付けにお伺いした際に、「1階にエアコンを付けたいんですけど、できますか?」とご相談いただきました。
エアコン専用コンセントはありますが、今までエアコンを取付けた形跡はありません。
写真左側の外は隣のお宅の敷地になるため、この押入れ内を通して奥側に配管を出さなければなりません。

しかし、こちら側もお隣が接近しています。

ちょうどお隣は外壁塗装をされていて、足場があるため余計に狭くなっています。
どう見ても室外機を置ける様なスペースではありません。
でも配管はこちら側へ出さないと無理です。
ふっと奥の上を見上げると、ベランダが見えます。

そうか、ここなら室外機を置けますね。ここにしましょう。
という訳で、お隣の足場が外れるまで待つ事にしましたが、一向に連絡がありません。
先週再訪した時に、塗装屋さんがいらっしゃったので工期を聞くと、「分からん。でもエアコン付けるんやったら、足場使ってもろてもええよ。」と快諾いただきまして、早速本日お伺いしてきました。

まずは位置決めをして、背面板を設置。
土壁なので、スライド金具を使ってしっかりと留めます。

ゆうに30年を超える建物のため、石綿飛散防止対策を行って配管穴を開けていきます。

押入れ内2個所を貫通。
気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

こんな感じに水勾配を取って配管を外へ。

狭いですが、なんとか横歩きで作業ができます。

配管をベランダへ立ち上げます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
ベランダにしては勾配がきついので、レンガを使って室外機を水平にしています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

これで1階のお部屋も涼しく過ごせる様になりましたね。

「ありがとうございます。もう暑くてたまらなかったんです。ホント助かりました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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