いつもお世話になっているカーディーラー様から、「エアコンの暖房が効かなくなったんですけど、阿部さん見てもらえませんか?」と点検のご依頼。
通常、他社施工品の修理は受けないのですが、2年前にアベ冷熱技研で洗浄させていただいたエアコンですので、スケジュールをやりくりして点検にお伺いしました。
2004年製造。ダイキン製天井カセット形パッケージエアコンです。
リモコンでエラーコードを確認します。
「U2」というコードが表示されました。
室外機側の不具合の様ですね。
室外機は屋上に設置されています。
制御基板のLEDランプは、緑が点滅、赤が点灯。
保護装置作動。
「U2」のコードと照らし合わせて、恐らくファンモーターとインバーター基板の不具合と思われます。
念のため、メーカーサービスと話しながら各部をチェック。
「インバーター基板の不良と思いますが、念のためにファンモーターも交換しておいた方がいいですね。ファンモーターの不具合で基板が傷んだ可能性もありますので。」との事。
ただし、16年目です。
部品があるかどうかは、仕入先経由で急ぎ調べてもらいます。
現状をご説明させていただき、部品がある場合の修理見積もりと、新しく取替える場合のお見積りを提出させていただくことになりました。
なんとか部品の在庫がある事を確認できたので、取替えは見送って修理の方向で部品手配。
ただし、16年経過しているので、動き出したとしても他の不具合が出るかも知れないという事は強くご理解いただいてお引き受けしました。
そして本日、部品が入荷したので修理にお伺い。
雨の予報でしたが、なんとか曇り空でのスタートです。
ファンモーターとインバーター基板を取外すため、分解していきます。
手前にあるのは制御基板です。
インバーター基板はその裏にあるため、手前のものは全部取外さないといけません。
こういうメンテナンス性の悪いところが、ダイキンキライなんですよねぇ...
なんとか撤去。
雨降るなよぉ...と念じながら作業を進めます。
外したファンモーターを手で回して見ると、上段に付いていた方が少し回転が重く感じました。
やはりファンモーターも換えておいて良かったですね。
新旧交代です。
インバーター基板も新旧交代です。
元通りに組み直して、電源投入。
試運転を行って異常がない事を確認します。
しばらく試運転をしている間に、配管の断熱材が劣化して銅管が裸になっていたので、、、
きちっと巻き直しておきました。
断熱材が取れてしまうと冷暖房効率が悪くなりますし、夏場は銅管が結露して室内側に露タレが発生しますからね。
はぃ、異常もなく、無事暖房が効きはじめたので修理完了。お引渡しです。
「助かりました。ありがとうございます。とりあえずこれで、あと数年持ってくれたらいいですけど...。急いでもらってすみません。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。
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