2025年1月29日水曜日

30年以上お使いの隠蔽配管エアコン×2台の取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

県外で使われていた富士通G製のエアコンが3台あるので、この内2台を古いエアコンと取替えてほしいとのご希望です。
こちらのお宅のエアコンはすべて隠蔽配管で、毎回時間が掛かるため工期を二日間として、昨日から取り掛かっていました。

昨日の朝は雪が降り出しまして、これ大丈夫かな?と思いながら現場へ。

お客様に「天気が悪いけど大丈夫?延期してもいいですよ。」とご心配いただきましたが、とりあえず2台の内1台は、室外機が屋根のある場所なので作業に掛かります。

既存機はナショナル製。
以前にも数回、このBlogに登場しているタイプです。
銘板に年式が記載されていませんが、30年以上は経過しています。

室外機は他の部屋のものとまとめられて、裏の方へ置かれています。

一応動くので、ポンプダウンしてフロンガスを室外機側へ回収して取外します。

配管を見て嫌な予感がしたので、断熱材を剥いで見ると... 見事に潰れていました。
このエアコン、ちゃんと効いてたんですかね?

室外機を撤去しました。

室内機も撤去完了。毎回この状態を見てため息が出ます...
冷媒配管と連絡線は左側。ドレン管は右側で電源は直結(施工不良)しています。

ドレンに位置を合わせる様に、背面板を取付けます。
電源は右側へコンセントを設置。
配管は右へ寄せるように壁を開口して、3分の配管が短いので延長します。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

開口した部分は、2連のカバープレートへ塞ぎます。
クロスはどうにもなりません。

室外機側へ移ります。
さて、折れていた部分の配管はカットしましたが、このキワをベンダで90°曲げている部分は真っ直ぐには戻せません。
隠蔽配管は、将来エアコン取替えの際に再利用できる様に施工するのが基本です。
こういう自分だけ良ければいいとか、変に見た目に拘るとかは迷惑でしかありませんね。

これ以上既存配管を傷めないように、慎重に配管を延長します。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了です。

2台目に掛かります。こちらはシャープ製。また一段と古いタイプです。

室外機はベランダ置き。
塗装されている様ですが、かなり傷んでいますね。
左の室外機は昨年施工させていただいたものです。

こちらの配管も... ほんと残念な施工ですよね。

かなり古い機種ですが、動くのでポンプダウンして撤去。

持ち帰って見たら、底が抜けそうなくらい腐食していました。

室内機も撤去。

ドレンに合わせて背面板を設置。

ここまでで夕方5時のサイレンが鳴って1日目の作業終了です。
めちゃめちゃ時間が掛かるのです...

そして本日。また朝から雪です...

ベランダ周りできるかなぁと思いながら準備していると、晴れ間が出てきたので先に室外機周りをやっていきます。

さてこの配管... こんなものは使えないのでカットします。

ユニオン継手で繋いで、配管を延長します。

室外機に配管を繋いだところで、暴風と雨混じりの霰が降ってきて室内へ。
もう、天気に翻弄されます...

昨日、背面板まで取付けてあったので、直結にされていた電源はコンセントを取付けて、既存配管に新しいフレアナットを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
簡単に書いていますけど、富士通Gのこのタイプ、もの凄い施工性悪くて嫌になりますよ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
二日目は午前中に完工できました。

「いつもきれいに取付けていただいて、ありがとうございます。まだもう一台古いのがあるんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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