2025年1月9日木曜日

フィルターお掃除ロボットなのにお掃除できてないエアコンの分解洗浄作業

年始最初は、エアコン分解洗浄から始まりました。
FB友さんのご紹介で、子供たちが集まる多機能保育施設のエアコン2台の洗浄をご依頼いただきました。

パナソニック CS-WX639C2-W(2019年製)・CS-X639C2-W(2019年製) フィルター自動掃除機能付きです。

基本的にアベ冷熱技研の施工品以外の洗浄は受けていませんが、阿部がFacebookを始めた頃からいろいろとお世話になっているFB友さんのご紹介なのと、購入先の工事に関する保証や機器の延長保証が使えなくなる可能性があることをご了承いただいたのでお引き受けしました。
昨年末にご相談いただいていましたが、年末は予定みっちりでしたので「年明けならなんとか...」ということで。

室内機の取外しにお伺いしたのは、4日の仕事始めの日でした。
結構汚れている様です。

2台のうち1台は2階なので、仕事始めでハシゴ始めになりました。

配管化粧カバーを外して見ると...
まぁパナソニックなので想定はしていましたが、想定以上でしたね...
パナソニックは、フィルターに着いたホコリを屋外へ放出するため、ダストボックスが必要ないというのが売りだったりしますが、ご覧の通りです。
詰まってしまっては、放出もなにもありませんね。

さて、室内機を取外したいのに、室内機裏の接続部分が外せません...

そもそも取付け方が最悪です。
室内機と天井の間が5cmしかないため、室内機を起こすことができないんです。
この機種の場合、天井との間は15cmほど必要です。
施工説明書にも記載されていますし、メーカーが修理する場合にも問題が生じます。

なんとか外しました。
こういうのがあるので、他社施工品は触りたくないんです。

かなり時間ロスしましたが、2台目の取外しに掛かります。
ここでも見つけてしまいました...
モンキー噛ませるところを舐めているので、回しそくって配管に傷をいかせたものと思われます。
幸いガス漏れは起こっていない様ですが、後々心配ですね。

2台目も外して完了。

室内機を持ち帰って分解していきます。
内部は結構汚れています。
手前の手の入るところは拭き掃除されていた様ですが、奥の方は残りますね。

さて、排出ホースが詰まっていたので、さぞかし掃除ユニットの方もと思ったら...
グレー色の断熱材詰めているのかと思ったら、出口を失ったホコリが内部に圧縮されていました...

こんな細いホースで、しかも曲がりくねっているので詰まって当たり前ですよね。
「意味ないからやめたら?」っていつも言ってるんですけど、これしか推しポイントが無いからやめれない様です。

分解していると、全面カバーの中に何か見たことのある様なものが隠されていました。
センサーがモーターで左右に動くようになっています。
どう見ても三菱霧ヶ峰に搭載されているムーブアイシステムですよね?
パテントはどうなってるんでしょう?

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

2階 熱交換器

2階 ボディ内部

2階 ドレンパン

2階 ファン

1階 熱交換器

1階 ボディ内部

1階 ドレンパン

1階 ファン

かなり汚れが酷かったので、一度で落としきれず二度洗いしました。

さて、配管に傷がいっていたのがどうしても気になるので。

溶接機で。

ロウ付けしておきました。(自己満足です)

洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
2階の室内機を取付けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

1階も。

しっかりと配管内部を真空乾燥させます。

作業が終わると試運転を行い、

異常がないことを確認してお引渡しです。

「うわぁ、新品じゃないですか!凄いキレイにしてもらって、ありがとうございました!」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

0 件のコメント:

コメントを投稿