2019年11月12日火曜日

書院のある本格的な座敷へ壁掛形ルームエアコンの新設工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV3619S-N 霧ヶ峰ムーブアイ搭載タイプをお買い上げいただきました。


今回エアコンを取付けるお部屋はこちら。

床の間に書院がある、本格的な座敷です。
そもそもこういう座敷は美観を重視するため、エアコンを付けるという考え方はありません。
なので、エアコン専用のコンセントなどはありませんし、取付けができそうな壁がほぼありません。

今までは、隣の続き部屋に設置されているエアコンで座敷もまかなっていましたが、来客の際はこの座敷に泊まっていただくそうで、その際には襖を閉めて使われるため、こちらの座敷にもエアコンが必要になるそうです。

いろいろと設置場所を悩みましたが、外壁面に面してして、室内機が取付けできる壁はここしかありませんでした。

阿部的には「う~ん。美観的に...」と言う場所ですが、「見た目はいいから、ここでいいですよ。」とお客様が言われるので、ここに決定。

取付け作業に掛かります。
まずは位置決めをして、背面板を取付けます。

壁は土壁に見えますが、モルタル塗りの上に漆喰っぽいのを重ね塗りしています。
強度的に微妙なので、スライド金具でしっかりと留めます。

配管穴を慎重に開けていきます。


手前と奥の2箇所を貫通。


穴には貫通スリーブを挿入。


奥側にもしっかりと挿入して、気密性を確保します。


電源が無いので、先に専用コンセント増設に掛かります。


天井裏へケーブルを通して、洗面所にある分電盤まで引っ張ります。


分電盤には空いているブレーカーがたくさんあるので、200V回路へ接続。


200Vコンセントを取付けて、増設工事の方は完了。


エアコン工事に戻ります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


収納部分の横引きは、テープ巻きではなくMDダクトを使用して美観仕上げ。

これはお客様のご希望です。

もちろん外部配管立ち下げも、スリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


足元には散水栓があるため、ブロックを敷いてプラロックへ乗せて、散水栓を操作しやすくしておきました。


外周りはこんな感じで完成です。 日が暮れてしまいました...


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


「この色にして良かったです。木目に合って違和感がないですねぇ。いつも丁寧にしていただいてありがとうございます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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