2024年7月13日土曜日

ペット室のエアコン取替工事で完了したと思ったら...

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、ご自宅のペット室のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2223-W 霧ケ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機はパナソニックの自動掃除機能付き。
2014年製造で、10年目になります。
汚れているのと、10年経過しているので、そろそろ取替えておきたいとのご希望です。

一般住宅なのですが結構凝った造りの建物で、リビングからアクセスできる半地下部分にペット室があります。
室外機はここに置かれていました。

置く場所はいいんですけど、向きが...
これでは放熱が上手くいかないので、効率が悪いですね。

では作業に掛かります。既存機を撤去。

新しい室内機の背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管は既存のものを流用します。特に深い意味はありません。
既存機は問題なく動いていたので、隠蔽配管と同じ手法での流用です。
基本的には取替えた方がいいんですよ。

テープ巻きの部分は、古いテープをはいで新しく巻き直します。

室外機を取付けようと梱包をはいで愕然...

天板がへこんでいます...いや、ボディが上から押された様になっています...
かなりの台数を積み重ねていたか、かなり大きな圧力で押されたか...

即、仕入先に現状を報告。代わりの室外機を持ってこれないか調べてもらうと、2023年モデルが売り切れで在庫なし...
いや、洒落にならないんで探してもらう様に段取り。

今日の事にならない様なので、とりあえず目の前にある室外機を取付けます。
だって、ペットが暑さで...

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機の向きは既存機とは反対向きに設置しました。
この方が放熱しやすいですし、室外機の後ろのスペースが有効に使えます。

作業が完了すると試運転。ピッ。

しばらくして室外機が動き始めたと思ったら...

 ガンガンガンガンガラガラガラガラ!!!!!!

ええっ!!??

慌ててエアコンを停止して室外機を点検すると...

ファンが破損しています。

室外機の天面が押し潰されていた影響で、ファン周辺のベルマウス部分が歪んでいた様で、ファンが破損して外装に当たっていました...

もう踏んだり蹴ったりです...
それから一時間ほど、狭いスペースで大汗かきながらボディとベルマウスを修正して、ファンが接触せずに動作できる様にして、なんとか運転できる様にしました。
とりあえずでも運転しないと、ペットが...

はぃ。ここまでの話が今週始めの出来事でした。
週中頃に2023年モデルの室外機が到着しましたが、もう工事予定がパンパンでずっとお伺いできていませんでした。
本日も予定が入っていましたが、雨で他の予定が延期になったので、このチャンスを活かさずおくべきか!と、午後から取替えにお伺いさせていただきました。
雨だったんでシート張ってやろうと思っていましたが、作業を始めると雨が上がりました。

新しい室外機を取付けて、しっかりと真空引きを行います。

こんな感じで。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
何回もお伺いしてすみませんとお伝えすると、「阿部さんの方が大変でしょ。これで安心して使えます。また他の部屋もあるんで、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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