初めてのお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2824-W 霧ケ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
現地調査にお伺いしたのは、ちょうど一年前の7月でした。
昨年も暑かった記憶がありますが、「古いお家でエアコンが一台もないので、取付けを検討しています」とご相談いただきまして、お伺いしていました。
建物はかなり年季が入っていて、壁は土壁です。
今回設置を考えているお部屋で、外壁に面しているところはここだけ。
中庭の様になっていて上には波板屋根がありますが、手前は開放された空間なので、室外機を置くには問題ありません。
さて、エアコンを付けるにしても、専用コンセントもありませんから、分電盤から新たにケーブルを引っ張ってこないといけません。
分電盤は少し離れた炊事場にありましたが、主幹が単相2線式の30A...
分電盤は新しくなっている様ですが、これやった電気工事屋さんは容量UPの提案はされなかったんですかねぇ。
容量UPまでやると費用的に厳しくなるので、今回はこのまま増設でいきます。
と、ここまでが昨年の現地調査と打ち合わせ内容でした。
本当は昨年行う予定でしたが、ご家族の同意が得られず流れていました。
今年7月に入ってご連絡をいただき、正式にご依頼いただきました。
では作業に掛かります。
壁は土壁ですが、土壁や繊維壁にも石綿が含まれている事例もある様ですので、今回は石綿飛散防止対策を行って配管穴を開けます。
HEPAフィルター内蔵の掃除機で粉塵を吸いながら、穴開けを行います。
気密性確保と、これ以上土壁が崩れない様に、貫通スリーブと配管キャップを取付けておきます。
配管穴に合わせて、背面板を設置。
土壁はビスが効かないので、スライド金具を使用しています。
配管穴を利用し電源ケーブルを通して、コンセントを取付けます。
ケーブルは分電盤へ向けて、、、
延々とステップルで露出配線します。
分電盤内の分岐回路はいっぱいなので、新たにブレーカーボックスを取付けて、専用ブレーカーを収めました。
エアコン工事に戻ります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はテープ巻き仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「わぁ。涼しい!キレイに取付けてもらって、ありがとうございます。暑い中、すみませんでした。また他の部屋も検討してるんで、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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