2024年7月24日水曜日

数十年間エアコンが無かったお家へエアコン新設と専用コンセント増設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2824-W 霧ケ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

現地調査にお伺いしたのは、ちょうど一年前の7月でした。
昨年も暑かった記憶がありますが、「古いお家でエアコンが一台もないので、取付けを検討しています」とご相談いただきまして、お伺いしていました。
建物はかなり年季が入っていて、壁は土壁です。
今回設置を考えているお部屋で、外壁に面しているところはここだけ。

中庭の様になっていて上には波板屋根がありますが、手前は開放された空間なので、室外機を置くには問題ありません。

さて、エアコンを付けるにしても、専用コンセントもありませんから、分電盤から新たにケーブルを引っ張ってこないといけません。
分電盤は少し離れた炊事場にありましたが、主幹が単相2線式の30A...
分電盤は新しくなっている様ですが、これやった電気工事屋さんは容量UPの提案はされなかったんですかねぇ。
容量UPまでやると費用的に厳しくなるので、今回はこのまま増設でいきます。

と、ここまでが昨年の現地調査と打ち合わせ内容でした。
本当は昨年行う予定でしたが、ご家族の同意が得られず流れていました。
今年7月に入ってご連絡をいただき、正式にご依頼いただきました。

では作業に掛かります。
壁は土壁ですが、土壁や繊維壁にも石綿が含まれている事例もある様ですので、今回は石綿飛散防止対策を行って配管穴を開けます。

HEPAフィルター内蔵の掃除機で粉塵を吸いながら、穴開けを行います。

気密性確保と、これ以上土壁が崩れない様に、貫通スリーブと配管キャップを取付けておきます。

配管穴に合わせて、背面板を設置。
土壁はビスが効かないので、スライド金具を使用しています。

配管穴を利用し電源ケーブルを通して、コンセントを取付けます。

ケーブルは分電盤へ向けて、、、

延々とステップルで露出配線します。

分電盤内の分岐回路はいっぱいなので、新たにブレーカーボックスを取付けて、専用ブレーカーを収めました。

エアコン工事に戻ります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管はテープ巻き仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「わぁ。涼しい!キレイに取付けてもらって、ありがとうございます。暑い中、すみませんでした。また他の部屋も検討してるんで、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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