以前エアコンと電気工事をさせていただいたFB友さんのご紹介で、三津浜商店街に新店舗をOPENしたRさんのお店へ、エアコン新設工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2824-W 霧ケ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
商店街をちょっと歩いたところの、住宅の一角を借りてOPENしたお店です。
量販店の方が現地調査に来られて、「うちではできない」と断られてしまって途方に暮れているところに、FB友のMさんからアベ冷熱技研をご紹介いただいたそうです。
店舗正面側にしか室外機を置くスペースはなくて、しかも2階の既存壁面置台に置かなければなりません。
正面には電動式のテントがあります。
室内機を取付けるところにはシャッターボックスが隠れているため、正面へ向けての配管穴開けは不可能です。
建物の大家さんが来られてお話を聞くと、以前ここにエアコンが設置されていたそうで、「配管は天井裏に残っている」とのお話でしたが...
確かにありますけど、配管サイズが2分4分です。
しかも末端は養生されず開放状態のため、管内にホコリは入ってるわ変色してるわで、とてもじゃないけど使えません...
天井を覗いたついでに正面側を見ると、やはりシャッターがあって無理ですね。
さっきの配管はどこに出てるんだろうかと探したら...
いやぁ...根元で切断しているので、流用させるつもりはカケラも無かった様です。
さて、どうにもなりませんが、うちもお断りしましょうか?
ところが、建物の大家さんが提案されたのに驚きました。
「屋根に穴開けていいですよ。どうせ既存の配管も穴開けて立ち上がってたんでしょ?同じ様に水仕舞いしてもらえるんなら、屋根に開けてください。もうそうするしか無いでしょ?」
屋根に配管穴ですか...あまりやりたくないですけど、大家さんがOKでしたら...
という訳で、お見積りをさせていただき、今回ご依頼いただきました。
でも繁忙期です。
お互いの都合が合わず、新規OPENに間に合いませんでしたが、本日の定休日に工事にお伺いさせていただきました。
では、お言葉に甘えて、何の気兼ねもなく屋根を開口します。
ちなみに建物は古いですが、外壁、屋根、店舗部分はリフォームされていますので、石綿飛散防止対策の必要はありません。
室内側からも天井へ向けて開口。
たっぷりとコーキングを巻いて、貫通スリーブを挿入しておきます。
さて、ドレン排水はどうするかと言うと、これも建物の大家さんが「ここに排水管はあるけん」と教えていただきまして。
VP13は詰まりそうで嫌だなぁと思って覗いて見ると、下の方にVP20へ差し込まれていました。
VP13は使わず、VP20へ直接差し込む様にします。
配管ルートが決まると背面板を設置したて、MDダクトを取付けていきます。
室内機を掛ける前に、専用コンセント増設を。
分電盤にブレーカーを増設して、ケーブルを通してコンセントを室内機近くへ。
空きスペースに専用ブレーカーを増設しました。
エアコン工事に戻ります。
冷媒配管とケーブルを通していきます。
配管の化粧テープは耐候性のいいもので巻き上げて、配管穴から雨水が侵入しない様に、パテ埋め後に周囲をしっかりとコーキング処理します。
ウォールカバーを被せて、隙間のない様にしっかりとコーキングで塞ぎました。
2階の軒先も出ているので、ここまでやっておけば雨水が侵入することはないでしょう。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
ドレンはこんな感じで。
飾りを付ければ見えなくなります。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
なんとか設置完了です。
まぁこういう案件は、どこに頼んでも基本断られると思いますね。
阿部も本当は断りたかったです(^_^;)
「わぁ、涼しくなった!これでお友達が来ても大丈夫です。ありがとうございます。嬉しい!」と、大変お喜びいただきました(^^)
Rさん、新店舗OPENおめでとうございます!
Mさん、ご紹介ありがとうございました!
「Oh Koko Shop & Studio」
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。