昨年、ちょうど一年前の11月に、初めてエアコン分解洗浄をご依頼いただいたお客様から、「すみません。私が気にしすぎなのかも知れないんですけど、少しカビの臭いがする様になったので、また洗浄をお願いできたらと思うんですが。お忙しそうなので急ぎませんから。」とご連絡いただきまして、少しお待たせしてしまいましたが、本日洗浄が完了したので再取付けにお伺いしてきました。
シャープ AY-B40DX-W(2012年製) スタンダードタイプです。
取外しの際に吹出口を覗いて見ましたが、特に酷い汚れは見当たりません。
冬になって空気が乾燥しているので、特に気になる臭いも出ていませんでした。
恐らく、湿度が高い日に半乾きの時に出る臭いではないかと思います。
とりあえず洗浄して欲しいとのご依頼ですので、取外してお預かりします。
持ち帰った室内機を分解していきます。
ドレンパンです。
少しカビが生えてますね...
これ、ドレンパンの内側に、断熱のために取付けられている発泡スチロールです。
シャープだけでなく、パナソニックもこんな感じに発泡スチロールが付いていますが、これがカビが生えやすい原因にもなっています。
ドレンパンは熱交換器の後ろ側にもあります。
ここは酷いですね。。。
ここにも断熱材が付いていまして、薄いスポンジの様なものを両面テープで貼り付けています。
水が通るところに断熱材があると、どうしても乾きにくく、いつも湿っている状態が長く続きますから、カビは生えやすくなりますね。
この辺は構造上の問題なので、どうにかできるものでもありません。
予防策としては、空気中のカビ成分を抑えること、湿度を下げること、冷房運転後は必ず送風運転を行って内部を乾燥させることくらいでしょうか。
・・・そんなこと、面倒くさくてできる訳がありませんよね(^_^;)
あ。「防カビ剤使えばいいじゃない」と軽く言われる方がいらっしゃいますけど、その防カビ剤、カラダに無害ですか?機器に振り掛けてクラックが入ったりしませんか?アベ冷熱技研では保証ができない添加剤は使用しません。
室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
前側ドレンパン↓
後側ドレンパン↓
※茶色いのは熱交換器の鉄枠のサビが樹脂に染み込んだものなので洗い流せません。
ファン↓
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
ファン↓
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「お忙しいのに対応していただいてありがとうございます。これで気持ちよく使えます。次買い替えるときは霧ヶ峰にしますね(^_^;)」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
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