2020年11月5日木曜日

コケの生えた屋根上で命掛けのエアコン工事とアンテナ撤去作業

11月入ってから最初の現場記事投稿です。
着々と予定はこなしていますが、一日で終わらない工事が入り組んで入っているのと、雨天のため予定を組み換えたりしながら、お待ちいただいているお客様を思いながら必死で日々やりくりしています。

そんな中、いつも両親がお世話になっているお客様が中古住宅を購入されたと言うことで、エアコン工事・CATV工事・既存アンテナ撤去工事に、三日間掛けてお伺いしてきました。


エアコンは2台新設、1台移設です。
今回は2階部屋設置、室外機屋根置きの模様をどうぞ。
取付ける場所はこちら。

室外機は屋根置きですが、今朝の冷え込みで屋根上に霜が降りています。。。
それも北側なので、青いコケがびっしり...(´;ω;`)
湿っているので、非常によく滑ります。。。

とりあえず、室内側をやっていたら乾くだろうという安気な考えで、作業をスタート。
位置決めをして、配管穴を開けていきます。


気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入。


北側ですから、1時間程度じゃ乾く訳がありません...
仕方ないので、窓からロープを張って命綱にします。


なんとか屋根置台を設置。
これが座るだけで、気持ちが少し楽になります。
ただし、油断は禁物です。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


今朝は寒いハズなのに変な脂汗をかきながら、なんとか室外機接続。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

いやぁ、久々に屋根上作業で怖いと思いました(^_^;)

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してエアコン工事完了です。


リビングの新設は既存の配管穴流用なのですが、コンセントの位置がなんとも微妙でこんな感じに...


移設のエアコンも既存の配管穴流用ですが、もともと付いていたスライド金具の跡が丸見えでこんな感じに...
「見た目は気にせんからええよ」と言われましたが、まぁちょっと残念です。

次にテレビアンテナの方へ。
もともと既存のアンテナが建っているんですけど、てっぺんの大きなアンテナ見て嫌な予感。

当初エアコンだけでアンテナの話はなかったんですけど、テレビを繋いでみるとブロックノイズ状態。


アナログ時代の広島向けアンテナが建っているのに、ブースターの電源部がないためレベルが出ないんですよね。
アンテナも古いし、宅内設備も結構古いです。

どうせなら引越し前に、壁面アンテナに取替えて宅内設備も更新をお奨めさせていただきましたが、「CATVがいい」ということで、急遽申込みして、先週やっとCATVの引込みが入りました。

CATVは光ケーブル化されているので、V-ONUが設置されています。

将来、ネットや電話も加入予定のため、電話の引込み近くに設置してもらいました。
ここから天井裏へ、テレビ用の同軸ケーブルを通していきます。

一階の点検口は浴室から。


先ほど挿入したケーブルを手繰り寄せます。

1階浴室から、2階天井裏へ立ち上げます。
2階は収納の上にある点検口から。


このお宅、2箇所にテレビユニットがありますが、各部屋に欲しいということで、合計4箇所。
ケーブルも古く、BSのレベル損失があるので、各部屋張替えます。
新設するところは、壁を開口してケーブルを通していきます。

天井裏の奥の方へ既存の分配器がありました。
結局この分配器は使われておらず、アンテナ側とリビング側がねじって直接接続されていました。

分配器を4K8K対応のものに取替えて、引っ張ってきたケーブルを接続。


各部屋にTVユニットを取付けていきます。


V-ONUへ同軸ケーブルを接続。


リビングのところへV-ONUの電源部を設置して、受信レベルを測定し、異常がない事を確認。


各テレビを接続してチャンネル設定を行い、全チャンネルが映ることを確認。


今回、リビングへはSTBを置かず、娘さんのお部屋へ設置。
他の部屋はBSパススルーで、テレビのチューナーで地デジとBSがご覧いただけます。(オプション契約)

STBの設定が終わると、映りを確認してCATVの工事が完了です。


これで終わりではありません。
このアンテナを撤去するまでがミッションです...


勢いで屋根上に上がりましたが、結構な勾配が付いている上に瓦にコケが生えていて、日が当たって粉を噴いています...
コケの上に乗ると、一気に下まで滑り落ちるという状況。。。


2階の室外機屋根置きも怖かったですが、ここは何も持つところがないというさらなる恐怖感...
ビビってたって先に進めません。
日が暮れる前に終わらせますよ!
アンテナを倒して、なんとか降ろしました。

アンテナ降ろすより怖いのがこれ。
4方向から引っ張っていた支線を、あの隅っこまで行ってカットしなければなりません。
滑ったら、人生の終了です。。。

とか言いながら、神は我を見捨てず(^_^;)
全撤去完了です!


いやぁスッキリしました(^^)

「ありがとう!大変な作業をお願いしてスマンかったなぁ。忙しい最中にキレイにしてもろてありがとうございました。またお願いするけんな。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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