2019年6月5日水曜日

エアコンの穴はあるけど専用コンセントが無い借家でエアコン取付工事

「引っ越しでエアコン持って来たんですけど、エアコンの穴はあるのに専用のコンセントが無いんで、それも一緒にお願いしたいんです」と、初めてのお客様のご依頼で、午後から工事にお伺いしてきました。


設置するお部屋は2階の和室。寝室として使われる様です。

確かに、穴は開いていますが、専用のコンセントはありません。
前に付けていた人は、足元のコンセントを使っていた様ですね。

しかしこの穴... 筋交い切ってしまってますね...


配管穴には、貫通スリーブを挿入しておきます。


屋根置きとお聞きしたんですけど、この屋根、寄棟(よせむね)になってるので、屋根置台は使えませんね。
ワイヤーが残っているので屋根置きにしていた感じですが、流れ方向が違うので大変危険です。


しっかりと取付けができる、壁面置きでご提案させていただきました。

壁面置きは、壁に室外機の振動が伝わるので、サイディング壁にはお奨めしていません。
今回の壁はモルタル+土壁なので振動が伝わりにくい事と、こちら側の壁は階段部分なので、ここが最適な位置になります。

室内機の取付けに掛かります。
壁が土壁なので、スライド金具を使って背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


ここで、フィルターがホコリで目詰まりしていたので、軽く掃除機で吸い取っておきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。


さて、エアコン専用コンセントを増設します。
畳を剥ぐと、前にどこかの業者さんが開口した点検口がありました。

ここを利用して、ケーブルを通していきます。

1階分電盤から、呼び線を挿入して天井裏へ。

前回増設された業者さんは、なぜ露出にしたんですかね?(^_^;)
簡単に壁内から天井裏へアクセスできるんですけど。

2階の点検口から、呼び線を引き寄せます。


呼び線を使ってケーブルを通して、壁は土壁で内部は通せないので、立ち上げは柱の脇を露出配線します。


この位置へ専用コンセントを取付けました。


分電盤で接続し、コンセントの電圧を確認して増設工事完了です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「暑くなる前に取付けしてもらってありがとうございます。来月二人目を出産なんで、ホントよかったです。」と、おめでたいご報告と共に、とても喜んでいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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