某食品加工場様から、「エアコンの効きが悪いので点検してほしい」とのご依頼で、床置形パッケージエアコンの修理にお伺いしてきました。
年式の違う床置形パッケージエアコンが2台あるのですが、どちらも同じ様に効きが悪いとの事。
こちらの床置形は、ちょうど10年前にアベ冷熱技研で施工させていただいた物。
もう一台の床置形は、別の施工業者さんの施工品。
どうも何年か前から毎年効きが悪くなって、その別の施工業者さんに点検してもらってガス補充していたそうです。
いやいや、漏れ箇所治さないと、補充しても意味ありませんよね。。。
それにフロン排出抑制法(改正フロン法)で、「漏れ箇所を修理してからでないと、フロンガスの充填を行ってはならない。」事になっていますので、違法行為となります。
毎年、お金払ってガスを捨ててた事になりますね。
まずガス圧を調べます。
冷房運転すると、液側配管に霜が付き始めました。
少ないですね。 0.35Mpaでは冷えません。
ガス漏れ検知器を使って、漏れ箇所を探していきます。
室外機側での漏れは見つかりません。
室内機側をチェックするため分解。
あれ? オイルが噴いた様な形跡が・・・
出ましたね。 ここから漏れています。
2台とも同じ様に、熱交換器の溶接部分から漏洩していました。
10年経過しているので、機器の更新にするか、熱交換器取替えの修理にするか、二種類御見積書を提出させていただき、修理の方向でご依頼いただきました。
部品が入荷すると、修理にお伺いします。
ポンプダウンして残っているフロンガスを室外機側へ回収し、室内機の熱交換器を取外します。
新旧交代です。
新しい熱交換器をセット。
配管類を元通りに接続して、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
真空引きが終わると、冷房運転させます。
様子を見ながら、フロンガスを規定圧力まで充填していきます。
外気温を考慮しながら、規定圧で安定運転になりました。
しっかりと冷風が出て冷える様になり、作業終了です。
これでまた快適な作業場になりますね。
アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。
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