2019年10月3日木曜日

20年以上?ご使用の長府製作所製ボイラー取替工事

今日は台風接近で雨の予報でしたが、朝からボイラーの取替工事にお伺いしてきました。

長府製作所製 IB-4565SG 減圧式給湯専用石油給湯器をお買い上げいただきました。


既存機も長府製でした。

漏水している様で、水道代が何万円も来てびっくりされたそうです...

製造年が消えてしまってますが、このタイプだと25年は経過していますね。


昔はこれが良かったんでしょうか?今考えると結構恐ろしい組み合わせですね(^_^;)

純正品みたいで、ボイラーの下にオイルタンクがセットされています。
現行法では燃焼機器とオイルタンクは、十分な離隔距離が必要です。

既存機とオイルタンクを分離するのに、ボルトが錆びついていて、撤去するのにかなりの時間が掛かりました。


配管を整理するため、地面を掘り下げていきます。
すると、かなり土が湿っていますよ...


茶色い土が黒くなったかと思ったら、一気に汚水が流れ出てきました...(´;ω;`)
もの凄い臭いです...


マスの蓋を開けると、大きな穴が...

これ、施工不良っぽいですね。
マスを開口する場所を間違えて、そのまま塞いでいない感じです。
よく見てみると、周りのコンクリートもボロボロになっています。
汚水は排水されず、永年ここから地中に染み込んでいた訳です...

ちょっとこのままでは先へ進めないので、簡易的に塞ぎました。

当然このままではダメなので、お客様に確認いただいて、阿部の知り合いの水道屋さんに、排水マスを取替える見積もりをしてもらう様になりました。

これ、阿部が掘らなかったら、見付ける事はできませんでしたね。

時間ロスしたので、作業を進めます。
配管を整理して、バルブを設置。


埋戻しをして、新しいボイラーを設置。
配管を接続していきます。


宅内の古いリモコンを、


新しいリモコンに取替えました。


通水試験を...え?
一瞬、ババっとエア抜きしたかと思ったら、赤水が...(・_・;)しまった

宅内配管は鉄管を使っている様です...
洗面所でテストするべきでしたね。
キッチンの混合水栓でテストしてしまったため、水栓内のフィルターが詰まってしまって、水栓バラして掃除するという時間ロス...

なんとか元通りに治して、ボイラー周りの配管の保温作業に。
日が暮れてしまいました(´;ω;`)


オイルタンクを据えて、外周りはこんな感じで完成。

ステンレスタンクで腐食することもなく、大容量なのでちょくちょく給油しなくても済みますね。

あとは電源を投入して、お湯が出る事を確認。

使い方をご説明して、お引渡しです。

雨の予報だったのに、日中は日が照りつけて蒸し暑く、10月なのに33℃超えで松山が全国で一番暑かったそうです(・_・;)
なんと、作業が終わった頃にドシャ降りになりましたけど...(^_^;)

「ありがとうございました。なんか古いんでいろいろ大変でしたね。今晩から使えるので助かりました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研では、石油機器技術管理士・給水装置工事主任技術者が点検・整備・工事を行います。
お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

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