2023年3月27日月曜日

2階~1階地上置きスリムダクト仕上げのエアコン新設工事

年明け1月から取り掛かっていた、従兄弟の自宅のエアコン新設工事に行ってきました。

三菱電機 MSZ-GV2222-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げです。
合計3台の取付けでしたが、前回2台完了。
今回は駐車場拡張の外構工事が終わってから残りの1台を取付けようと言うことになってまして、外構工事が一段落したので本日取付けに。

取付ける部屋は2階。

ちょうど真下の部屋にもエアコンが設置されています。

5年前の新築時にアベ冷熱技研で施工したもので、室外機は車の乗り降りの邪魔にならない位置に設置していました。
今回、2階の室外機をこの既存の室外機の位置に置いて、既存の室外機は右の方へ移動します。
室外機二段置きも考えたんですけど、建物正面に室外機が重なっているのは美観的に嫌だという事と、室外機のところにある屋外コンセントが使えなくなるため、両方とも地上置きに。

まずは既存の室外機を取外します。

2階のエアコンの取付けに掛かります。
位置決めをして、背面板を設置。

慎重に配管穴を開けていきます。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

今日はいいお天気で、日差しが暑いです。

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

外していた既存機も配管接続して、しっかりと真空引きを行います。

外周りはこんな感じで完成。

室外機同士のショートサイクル(吹き出した熱風を隣の室外機が吸い込んで放熱不良になる)を起こさない様に、吹出口が重ならない様に設置しています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これでこのお家も、全部屋エアコン設置完了です。
従兄弟も、「ありがとう。室外機がコンパクトになって、外のコンセントの使い勝手が良くなってよかった。またなんかあったら頼むけんね。」と、とても喜んでいました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年3月24日金曜日

鉄骨造外壁タイル貼りの2階建て住宅でエアコン×2台新設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン2台の取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV2222-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰デザインモデルを2台お買い上げいただきました。

今回の建物は鉄骨造。外壁がタイル貼りなので、配管穴は開いています。

配管穴開いてるから簡単に行くかと言えば、そうでもありません...
このキャップを見ると、嫌な予感しかないのです。

室内側はこんな感じです。
コンセントが変なところにありますね...

配管穴のフタを取るとこんな感じです。
まるでマンションかというくらい、ツバの大きなキャップです。
しかも、奥へ行くほど狭くなっています。
これは住宅で使うキャップじゃありませんよね。

このままではドレンが逆勾配になるため、ツバの下部を少しカットします。
カットしなくてもキャップ外してしまえばいいのにと思われるかも知れませんが、このキャップがスリーブの役割も兼ねているため、外してしまうと気密性が損なわれるんです。

こんな感じで、背面板の下面をキャップの下面に合わせることで、逆勾配を防いで室内機の後ろに収まる様にします。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了です。
しかしコンセントの位置がホント残念ですね...

2台目に掛かります。

こちらはスムーズに進むかなと思ったら...

この部屋は、キャップを外さずにクロスを貼った様です。
キャップの周りがくり抜かれてしまっているので、先ほどの部屋の様にはいきませんね。
クロス屋さんが悪いのか、建築の施工管理者が悪いのか。

悩んでも仕方ないので、先ほどの部屋と同じ様に作業を進めていきます。

そして...このお部屋は穴の位置も悪いし、壁とカーテンレールとの間がビチビチです...

背面板をカットしないと、どうにもなりません。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
両端の隙間は1mmほどしかありません。

なんとかクロスが剥げているところが、室内機の後ろに隠れました。
ドレンも辛うじて勾配が取れています。

室内機を取付けるだけで、かなりの時間ロスです。

外壁にスリムダクトを取付けて、配管を降ろしていきます。

外壁の帯の部分は切込みを入れて段差を解消。

スッキリと納めます。

こんな感じで真っ直ぐ降ろせました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これでこの二部屋も、快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年3月23日木曜日

47年前の放置された天吊形エアコン室内機のみ撤去作業

今日は朝から雨模様で、予定していた工事が延期になりまして、ずっとお待ちいただいていた別のお客様のお宅へ、天吊形エアコンの撤去にお伺いしてきました。

昨年末にリフォームで電気工事にお伺いさせていただいたお宅です。
1階階段上がり口に、以前店舗で使っていた天吊形の室内機が残置されていて、これを取外して欲しいというご依頼です。
これのせいで、照明が当たらず薄暗い空間になっていました。
室外機は屋上にあったそうですが、お店をやめられた時に撤去したそうです。
その時にこの室内機も外してもらえる話だったそうですが、残置されてしまってそのままだそうです...

この建物が建った当初からなので、47年ほど経っています。
銘板を見ると...え?この室内機、60kgもありますよ???
たぶん、この重量を見て撤去しなかったんでしょうね...
この狭いスペースで、60kgの室内機を外すのはなかなか至難の技です。

まぁお困りなので、できるかどうか分かりませんが、とりあえず外しに掛かります。
ケーブルがたくさん繋がっているのを、カットしていきます。
きちんと検電しながら作業しないと、活きてる線もありますよ。
撤去作業でも電気工事士の資格は必須ですね。

さて、配管やケーブルは外れました。
このままでは60kgです。

できるだけ吊ったままの状態で分解して、少しでも軽くしていきます。
いやぁ、40年以上溜まったホコリの応酬を受けながら、ドライバーの入りにくいところのビスを一本一本外していきます。

なんとかファンとファンモーターを外しました。
これだけで15kgくらいはあります。

さぁ、これ以上はバラせません...
まだ40kg以上はあります。

降ろすために吊りボルトのナットを緩めようと見たら、たくさんのケーブルが邪魔してモンキーが入りません...

このケーブルたちはすべて旧店舗側で使われていたもので、現在は使われていないのと、将来的にも再利用することはないので、すべて撤去します。

やっと降ろせる様になりました...
さすがに一人で脚立に乗ってバンザイで降ろせませんから、電動アッパーくんに助けてもらいます。

でも狭いので、かなり重心が危うい状態での作業です。

冷や汗いっぱいかきながら、なんとか降ろせました...

リフトから地上に降ろすのも一苦労でした。

元通りに照明を取付けて完了。

スッキリして明るい空間になりました。
「わぁ、スッキリして嬉しい!いっつも大変な事頼んでごめんよ。ホント嬉しい。ありがとうございました。また助けてくださいね。」と、大変お喜びいただきました(^^)