2023年3月24日金曜日

鉄骨造外壁タイル貼りの2階建て住宅でエアコン×2台新設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン2台の取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV2222-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰デザインモデルを2台お買い上げいただきました。

今回の建物は鉄骨造。外壁がタイル貼りなので、配管穴は開いています。

配管穴開いてるから簡単に行くかと言えば、そうでもありません...
このキャップを見ると、嫌な予感しかないのです。

室内側はこんな感じです。
コンセントが変なところにありますね...

配管穴のフタを取るとこんな感じです。
まるでマンションかというくらい、ツバの大きなキャップです。
しかも、奥へ行くほど狭くなっています。
これは住宅で使うキャップじゃありませんよね。

このままではドレンが逆勾配になるため、ツバの下部を少しカットします。
カットしなくてもキャップ外してしまえばいいのにと思われるかも知れませんが、このキャップがスリーブの役割も兼ねているため、外してしまうと気密性が損なわれるんです。

こんな感じで、背面板の下面をキャップの下面に合わせることで、逆勾配を防いで室内機の後ろに収まる様にします。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了です。
しかしコンセントの位置がホント残念ですね...

2台目に掛かります。

こちらはスムーズに進むかなと思ったら...

この部屋は、キャップを外さずにクロスを貼った様です。
キャップの周りがくり抜かれてしまっているので、先ほどの部屋の様にはいきませんね。
クロス屋さんが悪いのか、建築の施工管理者が悪いのか。

悩んでも仕方ないので、先ほどの部屋と同じ様に作業を進めていきます。

そして...このお部屋は穴の位置も悪いし、壁とカーテンレールとの間がビチビチです...

背面板をカットしないと、どうにもなりません。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
両端の隙間は1mmほどしかありません。

なんとかクロスが剥げているところが、室内機の後ろに隠れました。
ドレンも辛うじて勾配が取れています。

室内機を取付けるだけで、かなりの時間ロスです。

外壁にスリムダクトを取付けて、配管を降ろしていきます。

外壁の帯の部分は切込みを入れて段差を解消。

スッキリと納めます。

こんな感じで真っ直ぐ降ろせました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これでこの二部屋も、快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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