2023年1月12日木曜日

29年ご使用の1方向天井カセット形ハウジングエアコン取替工事

本日はマンションの書斎に設置されている、天井カセット形エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-GX2822AS 天井カセット形ハウジングエアコンをお買い上げいただきました。

既存機は三菱重工製。
1994年製なのでほぼ29年になりますが、まだ動いています。
昨年9月から各部屋段階的に取替えてきて、こちらの天カセ取替えは3台目になります。
今回は故障する前に取替えておこうと言う事で、昨年にご予約いただいていました。

マンションなので、室外機はベランダ置きです。

まずは、既存機を撤去します。
家電リサイクル法適用外なのでフロンガスを回収する必要がありますが、今回は動作するので、とりあえず室外機側へポンプダウン回収して取外しました。

取替えるに当たって、既存の冷媒配管とドレン管は流用しますが、室内と室外を繋ぐケーブルがVVF2.0x2cとVFF0.75x2cのため流用できません。
新しいエアコンはVVF2.0x3cが必要なため、入れ替えが必要です。

新しいケーブルを通していきます。

室内側にVVF2.0x3cが通りました。

室内機の取付けに掛かります。
新しい機器は少し横長になるため、両サイドを開口しなければなりません。

引き回しノコで、ボードを切り落とします。

古いアンカーは取付けピッチが違うので流用しません。
新たにアンカーを打ち直します。

吊りボルトをセットして、配管類の末端を加工しておきます。
冷媒配管は微妙に短かったので、天井裏で少し延長しています。

室内機を吊り込みます。
15kg程度なので、なんとか一人で掛けれる重さです。

配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きをしている間に、吊り位置の微調整とパネルの取付けを行います。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
今回は、現地でのフロン回収と配管溶接作業がなかったので、早めに完了できました。
これでこちらのお宅は、すべてのエアコンの取替えが完了しました。
またしばらくは快適にお過ごしいただけますね。

さて、持ち帰ったエアコンから、フロンガスを回収します。
家庭用エアコンですが、天井カセット形ハウジングエアコンはフロン排出抑制法の対象となり業務用と同じ扱いになるので、この様に回収作業が必要です。
同じフロンなのに、おかしな話ですよね...

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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