この一週間、阿部は何しよったんぞって言う話ですが、週中頃のドシャ降りの雨の二日間は、リフォーム中のお宅で、鼻の中までまっ茶色になる土壁の土埃が舞う中で電気工事をして、週末三日間はコチラのお宅の浴室リフォームに伴う工事で、電気温水器からエコキュートへ取替える工事に入り浸りでした。
とりあえず先行工事として、電気温水器撤去、配管取り回し、コンクリート基礎造りをしていました。
まぁまぁ大変な事になりましたが、そちらの話はエコキュート完成時にBlogに掲載させていただきます。
で、本日は、そのエコキュート取替えに伴う工事で、分電盤の取替えを行いました。
「分電盤なんかそのままでいいじゃない」って思うでしょうけど、ちょっといろいろありまして。
左が既存分電盤です。
その隣に電気温水器のブレーカーと、太陽光発電システムのブレーカーが、別々のボックスで設置されていました。
実はですね、下見にお伺いした際に阿部がパネルを開けると「パキっ!」と言う音がして、パネルを支えている根元が割れてしまいました...(´・ω・`)
お客様:「あ、いいですよ。もともと調子悪かったし。」
いや、パネルだけ取れると思いますから調べてみますね。
お客様:「そう言えば、前に阿部さんにEVコンセント増設してもらった時に、使えない回路がありましたよね。」
あ、そうですね。ありましたありました。
この部分、ブレーカーを差し込んで止める部分の樹脂が劣化して割れていたんです。
ブレーカーがグラグラするので、ここは空きにしていました。
今回、エコキュートに取替えるので、右側の大きな40Aのブレーカーは必要なくなり、20Aになります。
これを分電盤の中に納めてもらいたいと言うご要望と、浴室リフォームと同時に洗面所に暖房機を設置するため、ブレーカーの増設も必要です。
と言うことで、「18年使ったし、ブレーカーの数も足りないんで、この際に取替えてください。」とご依頼いただきました。
まずは既存の分電盤を撤去。
外してビックリです...
これ、新築時に、クロス貼る前に分電盤取付けたんですね...(´;ω;`)
酷いもんです。どういう工程の組み方してるんですかね。
仕方ありません。作業を進めます。
新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
電気温水器のブレーカーのあったところの穴は、とりあえずカバープレートで塞ぎました。
近い将来、太陽光発電システムを撤去されるそうです。
その際に、右側の太陽光用ブレーカーと、パワーコンディショナーも撤去されるので、それらを撤去した後にクロスの貼り替えをお奨めさせていただきました。
「おぉ。新しい分電盤かっこいいですね。これで安心して使えます。」と、とてもお喜びいただきました(^^)
今回の分電盤には感震ブレーカーをお奨めさせていただき、搭載させていただきました。
「感震ブレーカー」は、地震の際に主幹ブレーカーを強制的に遮断して、通電火災を防ぐものとなります。
3分間は、深夜でも安全に避難できるために設けられています。
地震後停電になって、この機能が働かなくなった場合でも、復電後3分間経過して強制的に遮断されるので、避難して誰も家に居なくても通電火災が起きないというスグレモノです。
ガスや灯油が原因と思われがちですが、その火災の「着火原因」の約60%が、みなさんが安全と思われていた「電気」なんです。
いわゆる「通電火災」と言われるものです。
通電火災について書き出すと長くなるので、ぜひ検索して調べてみてくださいね。
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。