2019年1月29日火曜日

24年目の灯油ボイラー水漏れでエコキュートへ取替工事

本日、エコキュートへの取替工事が完了しましたので、お引渡しさせていただきました。

三菱電機 SRT-N374 エコキュート 給湯専用タイプをお買い上げいただきました。


既存の給湯器は、灯油ボイラーです。

24年お使いで、昨年年末に内部配管の寿命で水漏れが発生し、メーカーサービスが応急処置をしてくれたそうです。
年明けすぐに、「ボイラーにしようか?電気温水器にしようか?エコキュートも気になるし。」という事で、ご相談いただきました。

実はこちらのお宅、地下水(井戸水)を使っています。
地下水ですと、エコキュートは使えません。(水質が良ければ使用可能ですが、ほとんどの場合、メーカーの水質基準に合格しません)

お聞きすると、数年前に、キッチンのみ上水道を入れたそうです。
その配管に繋ぎ変えれば、エコキュートも使えます。
電気温水器をエコキュートの違いとメリットをご説明させていただき、エコキュートでご依頼いただきました。
ただし、3人家族で、今までも追い焚き機能は使っていなかったので、給湯専用をご希望されました。

まずはエコキュート増設のため、電気図面を作成し、四国電力へ申請します。


申請が受理されると、工事に掛かります。
まずは上水道の配管を探すため、土を掘り返していきます。

お客様の記憶では、ボイラーの脇を掘っていたとの事でしたので、掘り下げて行くと出てきました(^^)

途中をカットして、配管を分岐。
これで上水道が使えます。


既存の基礎がありますが、タンクユニットを乗せるには少し小さいので、継ぎ足しで基礎を作ります。


これで一週間以上寝かせます。


エコキュート専用の200V電源増設工事に掛かります。

主幹容量は75Aで十分な容量なので、分電盤はこのまま流用して分岐ブレーカーを増設します。

ユニットバスの点検口を利用して、ケーブルを通していきます。


分電盤までケーブルが通りました。

ケーブルが2本見えるのは、1本がエコキュート、もう1本は2階のお部屋へエアコン専用コンセント増設するためです。

外部へ取り出し、塩ビパイプでケーブルを保護して立ち下げます。


2階の部屋へエアコン専用回路増設のため、天井裏へ入ります。


1階から2階への立ち上げは、ルートが重要なカギとなります。
2階から、こういう隙間をスルスルと通して...


1階天井裏へ呼び線を降ろしていきます。

簡単に書いてますけど、何度も上がったり降りたりの繰り返しで、結構体力がいります...(´;ω;`)

体が入らない場所は、ケーブルキャッチャーを使って引き寄せます。


呼び線にケーブルを繋いで、2階まで延長。
「コンセントが無いから、エアコンが付かないんでしょ?」と言われていたお部屋に、エアコンが取付けできる様になりましたよ(^^)v


エコキュート専用とエアコン専用のブレーカーも取付け完了。

ここまでが先週の流れでした。

そして本日、エコキュートの取替えにお伺いです。
まずは既存ボイラーを撤去。

地下水の配管はカットして、キャップをしておきます。

位置決めをして、アンカーを打ち込みます。


タンクユニットとヒートポンプユニットを設置し、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、注水開始。
タンクが満水になるまで時間が掛るので、電力量計を取替えます。
既存はアナログメーターです。


スマートメーターに取替えて、新しい電力契約になります。


リモコンも換えておきましょう。


新しいリモコンに取替えて、電源投入。


あとはご使用方法をご説明させていただいて、お引渡しです。

「できましたね。キレイにしてもらってありがとうございました。これで灯油入れる手間もなくなって楽になります(^^)」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

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