初めてのお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-BXV5622S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰コンパクトタイプを2台、お買い上げいただきました。
ご相談いただいたのは先月。
会社事務所を移転されるという事で、当初は業務用エアコンの取付けができるかというお問い合わせでした。
現地調査にお伺いすると、結構広いスペースです。
軽く測ってみると83㎡あります。
3馬力では厳しいなぁ、4馬力はいるかなと考えていました。
分電盤を拝見すると、電灯回路の主幹が40A、動力回路が50A。
エアコンは動力を使えよって意味だと思いますが、エアコンだけで動力契約はちょっともったいないです。
動力契約(低圧電力契約)は、エアコンを使っていない時期でも、毎月基本料金が引き落としされます。
なので、エアコンだけで契約するのはメリットがありません。
前にこのスペースを使われていた方も同じ考え方だった様で、ベランダ側に2箇所ルームエアコンが付いていた形跡があります。
200V専用コンセントもありますし、無理して業務用エアコンを取付けるのは...
ベランダには十分なスペースもありますし、
既存の配管カバーもあります。
ひとつネックなのが、電灯回路の主幹が40Aだと言うこと。
エアコン×2台。
選定する機種・能力によっては、他の電気製品と一緒に使用するとブレーカーが切れる可能性もあるため、能力選定にはかなり悩みました。
選定したのは冷房能力5.6kw(18畳用)を2台。
単純に5.6kw×2台=11.2kw。4馬力相当の能力になります。
83㎡ですから、事務所として使うならギリギリいけるかなぁという感じです。
能力の大きなエアコンもあるんですけど、他の電気製品が使えなくなっては本末転倒ですので、5.6kw×2台でご提案させていただきまして、内容もご理解いただいてご依頼いただきました。
では作業に掛ります。
今日も朝から腰痛が辛いんですけど、痛み止め薬は飲まずにやります。
本日から電気が使えるという事で、まずはコンセント電圧を確認。
あれ???
200Vコンセント2つのうちひとつが、電圧が掛かっていません。
ブレーカーの不具合でもなさそうです...
コンセントを外してみると...
やられました!トラップに当たりました!
いやぁ、一気に腰の痛みとイライラがMAXです!
ケーブルが繋がっていません。この近くにそれらしきケーブルも転がっていません。
一体どうなってるんだと、改めて天井を見渡して見ると...ありました...
全然反対側の天井面に、200Vの露出コンセントが設置されています...
分電盤から取れなかったので、エアコンのコンセントから引いてきた様です。
酷いですね。
こちらのコンセントは撤去させていただいて、今後間違わない様にカバープレートで塞いでおきました。
さぁ、電源ケーブルを本来の位置へ戻していきます。
天井がジプトーン材で良かったですね。
これがアスベストでないことを祈りながら、天井裏を通していきます。
無事、コンセントに200Vが掛りました。
約2時間のロスタイムです...
エアコン取付けに掛ります。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
いわゆる標準工事ですから設置スピードは早いハズですが、いかんせん腰痛が酷いもので思ったほどスピードが上がりません...
2台目に掛ります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
文字で書くと一瞬ですね。
カラダはボロボロです...
作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
余計な作業がありましたので、朝9時スタートで、夕方4時半まで掛りました。
やっぱり思い通りには進まないから現場は面白いのです。
事務所のお引越しは今月後半だそうです。
お引越しが終わったら、前の事務所のエアコンをご自宅へ移設する工事もご依頼いただいています。
「腰が悪いのに、一日ありがとうございました。自宅への移設は阿部さんの都合のいい時でいつでもかまいませんからね。」と、労いのお言葉をいただきました(u_u*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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