いつもお世話になっているお客様がお引越しされるという事で、エアコンの移設と同時に分解洗浄もご依頼いただきました。
パナソニック CS-283CF-W(2013年製) 標準タイプのエアコンです。
まずは取外しにお伺いします。
フロンガスをポンプダウンして、室外機へ回収して取外します。
今回、3年前にアベ冷熱技研でご購入いただいた三菱のエアコンも移設します。
こちらは汚れていないので、洗浄せずそのまま移設です。
パナソニックの方はこんな感じです(^_^;)
フィルターは定期的にお掃除してくださいね。
約7年ご使用ですから、内部はカビがいっぱいです...
お引越しの機会に洗浄するのは、とても有効ですね。
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
取付ける場所は、2階ダイニングキッチン。
エアコン専用コンセントはありますが、配管穴は開いていません。
こちらの建物も賃貸なのですが、前の入居者はこの部屋にエアコンを付けていなかった様です。
理由が解りました...
敷地内にハシゴが立たないし、裏にアクセスする経路はすべて塞がれているので、地上置きにできなかった様です。
さてどうする?
お客様と悩んでいたんですけど、ナントお隣さんはお客様の仕事上のお客様だったそうで、快く「うちの敷地通ってもらっていいですよ」と話がトントンと進みまして...(^_^;)
では取付作業に掛かります。
位置決めをして、背面板を取付けます。
配管穴を慎重に開けていきます。
配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
という訳で、お隣様の敷地から出入りさせていただいて、尚且ハシゴまで立てさせていただいての作業です。
もうこれ、お隣同士かなり良好な関係でないとできない事です(^^)
外部配管はテープ巻き仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、ダイニングキッチンの方が完了。
三菱の方は、前の入居者が置いていったエアコンと取替です。
こちらはサクッと完了。
ベランダ置きなので、いわゆる標準工事ですね。
「わぁ...パナソニックのかなり汚れてたんですね... 助かりました、ありがとうございます。また店の方のエアコン洗浄もお願いするかも知れないんで、その時もお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
2020年2月10日月曜日
2020年2月8日土曜日
敷地目一杯に建てられた新築住宅で苦悩のエアコン新設工事
初めてのお客様のご依頼で、新築住宅へエアコン新設工事にお伺いしてきました。
三菱電機製と日立ジョンソンコントロールズ空調製、お客様支給品です。
乗っけから「え?」って言う写真ですよね(^_^;)
悩ましい案件でした...
まず2階寝室のエアコン取付けから。
配管穴は既に開いていて、この位置です。
ブロック塀と建物基礎の間は、400mm程度しかありません。
これ建築基準法的にどうなんだ?と思ったんですけど、建築基準法って隣家との離隔距離について明確な規定は無い様ですね。
替わりに民法の234条で「建物を築造するには、境界線から五十センチメートル以上の距離を保たなければならない。」という規定はある様です。
その観点からすると問題はありませんが・・・ 設計された方、エアコンの事は念頭に無いんですね...残念です(´・ω・`)
さて、工事に掛かる訳ですが、敷地内にハシゴが立たないのでお客様にお隣へ交渉いただいての作業開始です。
配管穴のところから、スリムダクトを取付けていきます。
狭いので、ハシゴに上がるまでが大変です。
室内機の取付けに掛かりますが、穴の位置はこの位置・・・
どういうつもりでこの位置に穴を開けたのかは謎です。
素人さんには解らないところですが、もの凄いやりにくい位置です。
仕方ないので、シーリングキャップを噛ませて落ち着かせます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
朝8時半から昼まで掛かっています... それほどやりにくい場所でした。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
同業者さんには、「えっ?!阿部さん、そこに置くの?」って言われるのは重々承知しています。
この室外機を置く場所で、かなり悩みました。
効率を考えると、隣と同じ様に壁面置きにすればいいのでしょうが、総二階のサイディング壁に壁面置きにしようものなら、建物全体が振動してノイローゼになります(^_^;)
お客様もそれは避けたいとのご意向で、地上置きにせざるを得ませんでした。
ちなみに幅が狭すぎて、二段置台を使って上げるとかはできません。
アングルで組む方法もありますが、やはり建物へ留めないといけないので振動が伝わります。
手前まで配管を延長するとか、裏の方まで配管を伸ばすとか、設備屋さんなら考えると思いますが、このエアコン2.2kwですから能力的に無理です。
ご購入前にご相談いただいていればと言う思いです...
とりあえずこの状態で一年使っていただいて、不具合が出る様であればその時に考えましょうと言う苦肉の策です。
風通しのいい場所なのと、ずっと日陰なのが救いではありますが...
試運転で異常が無いことを確認して、2階は完了です。
さて、1階リビングのエアコン取付けに掛かります。
こちらも結構悩みます。
テレビの配置から、「エアコンの位置はできるだけ右へ寄せてください」とのご希望です。
できない事はないですけど、新築のリビングでマンションみたいな施工をするのは初めてです...
で、そのリビングの配管穴の外側の位置はここ...(´;ω;`)
何考えてるのか理解ができません、この設計した人...
近々ブロック塀ができると言われるところに、室外機を置けるスペースは一切ありません。
もう置けるところはエコキュートの横、玄関の真横です...
仕方ありません。自分を納得させて作業に掛かります。
室内機の取付けに掛かります。
ご希望の位置に、背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
もうこの写真恥ずかしくて恥ずかしくて...
ダクトを下まで下げてしまうと、近々ブロック塀が立ち上がるので、将来配管の取替え時に体はもちろん腕までもが届かなくなって、作業ができなくなってしまうため、こんな見苦しい事になっています。
ブロック塀が立ち上がると見えなくなりますが、阿部的には嫌でタマリマセン(´・ω・`)
ドレンは垂れ流しにせず、エコキュートの排水管まで導きました。
冷媒配管は、エコキュートのタンクユニットの僅かな隙間を無理矢理通してきました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
外周りはこんな感じで完成です。
配管長9mあります...
この場所、駐車場になるので、近々コンクリート敷になります。
プラロックを埋められると大変なので、ブロックを敷いて嵩上げしました。
すべては苦肉の策です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
あと、液晶テレビの壁掛けを3台ご依頼いただいていたのですが、お客様支給品の部材が合わないため、1台のみ...
残り2台は後日再訪問させていただく様になりました。
朝8時半スタートした工事は、夕方日が暮れて7時前に完工できずに終了...
なんとも苦悩の一日でした...
「結構大変な工事でしたね、遅くまですみません。暖房が良く効いて温かいです。残りのテレビ設置もよろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
三菱電機製と日立ジョンソンコントロールズ空調製、お客様支給品です。
乗っけから「え?」って言う写真ですよね(^_^;)
悩ましい案件でした...
まず2階寝室のエアコン取付けから。
配管穴は既に開いていて、この位置です。
ブロック塀と建物基礎の間は、400mm程度しかありません。
これ建築基準法的にどうなんだ?と思ったんですけど、建築基準法って隣家との離隔距離について明確な規定は無い様ですね。
替わりに民法の234条で「建物を築造するには、境界線から五十センチメートル以上の距離を保たなければならない。」という規定はある様です。
その観点からすると問題はありませんが・・・ 設計された方、エアコンの事は念頭に無いんですね...残念です(´・ω・`)
さて、工事に掛かる訳ですが、敷地内にハシゴが立たないのでお客様にお隣へ交渉いただいての作業開始です。
配管穴のところから、スリムダクトを取付けていきます。
狭いので、ハシゴに上がるまでが大変です。
室内機の取付けに掛かりますが、穴の位置はこの位置・・・
どういうつもりでこの位置に穴を開けたのかは謎です。
素人さんには解らないところですが、もの凄いやりにくい位置です。
仕方ないので、シーリングキャップを噛ませて落ち着かせます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
朝8時半から昼まで掛かっています... それほどやりにくい場所でした。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
同業者さんには、「えっ?!阿部さん、そこに置くの?」って言われるのは重々承知しています。
この室外機を置く場所で、かなり悩みました。
効率を考えると、隣と同じ様に壁面置きにすればいいのでしょうが、総二階のサイディング壁に壁面置きにしようものなら、建物全体が振動してノイローゼになります(^_^;)
お客様もそれは避けたいとのご意向で、地上置きにせざるを得ませんでした。
ちなみに幅が狭すぎて、二段置台を使って上げるとかはできません。
アングルで組む方法もありますが、やはり建物へ留めないといけないので振動が伝わります。
手前まで配管を延長するとか、裏の方まで配管を伸ばすとか、設備屋さんなら考えると思いますが、このエアコン2.2kwですから能力的に無理です。
ご購入前にご相談いただいていればと言う思いです...
とりあえずこの状態で一年使っていただいて、不具合が出る様であればその時に考えましょうと言う苦肉の策です。
風通しのいい場所なのと、ずっと日陰なのが救いではありますが...
試運転で異常が無いことを確認して、2階は完了です。
さて、1階リビングのエアコン取付けに掛かります。
こちらも結構悩みます。
テレビの配置から、「エアコンの位置はできるだけ右へ寄せてください」とのご希望です。
できない事はないですけど、新築のリビングでマンションみたいな施工をするのは初めてです...
で、そのリビングの配管穴の外側の位置はここ...(´;ω;`)
何考えてるのか理解ができません、この設計した人...
近々ブロック塀ができると言われるところに、室外機を置けるスペースは一切ありません。
もう置けるところはエコキュートの横、玄関の真横です...
仕方ありません。自分を納得させて作業に掛かります。
室内機の取付けに掛かります。
ご希望の位置に、背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
もうこの写真恥ずかしくて恥ずかしくて...
ダクトを下まで下げてしまうと、近々ブロック塀が立ち上がるので、将来配管の取替え時に体はもちろん腕までもが届かなくなって、作業ができなくなってしまうため、こんな見苦しい事になっています。
ブロック塀が立ち上がると見えなくなりますが、阿部的には嫌でタマリマセン(´・ω・`)
ドレンは垂れ流しにせず、エコキュートの排水管まで導きました。
冷媒配管は、エコキュートのタンクユニットの僅かな隙間を無理矢理通してきました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
外周りはこんな感じで完成です。
配管長9mあります...
この場所、駐車場になるので、近々コンクリート敷になります。
プラロックを埋められると大変なので、ブロックを敷いて嵩上げしました。
すべては苦肉の策です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
あと、液晶テレビの壁掛けを3台ご依頼いただいていたのですが、お客様支給品の部材が合わないため、1台のみ...
残り2台は後日再訪問させていただく様になりました。
朝8時半スタートした工事は、夕方日が暮れて7時前に完工できずに終了...
なんとも苦悩の一日でした...
「結構大変な工事でしたね、遅くまですみません。暖房が良く効いて温かいです。残りのテレビ設置もよろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:
エアコン工事
2020年2月7日金曜日
お線香で茶色くなったエアコンを完全分解洗浄で丸洗い
初めてのお客様から、エアコン分解洗浄のご依頼をいただきました。
三菱電機 MSZ-BXV404S-W(2014年製)×2台、共にフィルター自動掃除機能付きタイプです。
まずは室内機をお預かりするため、取外しにお伺いします。
まぁ外してビックリです。
コンセントは機器の後ろに隠れてしまうので仕方ないにしても、、、
冬なのに室内機外すとドレン水が溢れてきたのでおかしいなぁと思ったら、穴の位置より室内機の位置が低いんですね...
これは再取付けの際に修正しないといけません。
室内機を外すので配管の接続も外す訳ですが、まぁ酷いフレア加工です...
室内機と銅管を繋ぐ部分は、フレアツールという工具を使ってラッパの様に銅管の末端を開くのですが、この部分がパッキンの役目も担っていて、ここに傷があるとガス漏れを引き起こします。
エアコン工事の一番大切な部分ですが、、、酷い施工ですね。
これでガス漏れしていなかったのは、余程の幸運の持ち主です。
こういうフレアを作る人に、エアコンを触ってほしくないです...
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器(居間)
ボディ内部(居間)
ドレンパン(居間)
ファン(居間)
熱交換器(座敷)
ボディ内部(座敷)
ドレンパン(座敷)
ファン(座敷)
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛ける前に、取付け位置を修正します。
スライド金具も取替えたいところですが、塗り壁に塗り込まれているので、外すと大変なことになるのでやめておきました(^_^;)
背面板も逆勾配になっていたので、水平に取付け直しておきました。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、居間の方が完了
座敷の方も異常がない事を確認して、お引渡しです。
取外す時に、タバコのニオイはしないのに、室内機が茶色くなっていたのでお聞きすると、いつもお線香を焚いているそうでした。
「あらぁ、真っ白でキレイになりましたねぇ。またしばらくはキレイに使えますね。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
電気工事のご依頼もいただいていますので、来週またお伺いさせていただく予定です。
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
三菱電機 MSZ-BXV404S-W(2014年製)×2台、共にフィルター自動掃除機能付きタイプです。
まずは室内機をお預かりするため、取外しにお伺いします。
まぁ外してビックリです。
コンセントは機器の後ろに隠れてしまうので仕方ないにしても、、、
冬なのに室内機外すとドレン水が溢れてきたのでおかしいなぁと思ったら、穴の位置より室内機の位置が低いんですね...
これは再取付けの際に修正しないといけません。
室内機を外すので配管の接続も外す訳ですが、まぁ酷いフレア加工です...
室内機と銅管を繋ぐ部分は、フレアツールという工具を使ってラッパの様に銅管の末端を開くのですが、この部分がパッキンの役目も担っていて、ここに傷があるとガス漏れを引き起こします。
エアコン工事の一番大切な部分ですが、、、酷い施工ですね。
これでガス漏れしていなかったのは、余程の幸運の持ち主です。
こういうフレアを作る人に、エアコンを触ってほしくないです...
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器(居間)
ボディ内部(居間)
ドレンパン(居間)
ファン(居間)
熱交換器(座敷)
ボディ内部(座敷)
ドレンパン(座敷)
ファン(座敷)
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛ける前に、取付け位置を修正します。
スライド金具も取替えたいところですが、塗り壁に塗り込まれているので、外すと大変なことになるのでやめておきました(^_^;)
背面板も逆勾配になっていたので、水平に取付け直しておきました。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、居間の方が完了
座敷の方も異常がない事を確認して、お引渡しです。
取外す時に、タバコのニオイはしないのに、室内機が茶色くなっていたのでお聞きすると、いつもお線香を焚いているそうでした。
「あらぁ、真っ白でキレイになりましたねぇ。またしばらくはキレイに使えますね。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
電気工事のご依頼もいただいていますので、来週またお伺いさせていただく予定です。
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
カテゴリ:
エアコンクリーニング[完全分解洗浄]
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