今回は下請工事なので、機器支給。
三菱電機 霧ヶ峰 自動フィルター掃除機能付きです。
既存機も霧ヶ峰でした。
これ、隠蔽配管されています。
撤去すると配管が見えますが、壁の中に配管が隠蔽されているので取替えは不可能です。
既存機のコンプレッサーに異常があればこの配管も使えませんが、今回は別の故障での取替えなので、既存配管を流用します。
でも少し問題がありました。
ドレン管です。
空調屋さんなら、隠蔽部分のドレン管はVP管20Φ(塩ビ管)に断熱材を巻いて使用するのが当たり前ですが、こちらはソフトタイプの断熱ドレンホースを使用していました。
最近、新築のお家で施工されているのを見掛ける様になりました。
点検できるところなら使いますが、壁の中や天井裏・床下の横引きに使うのはハッキリ言って怖いです。
ソフトドレンは柔らかいのでたるみ易く、ヘドロ状のドレン水が詰まり易くなります。
施工性の面で使う業者さんが多いんだろうと思いますが、長く快適に使っていただこうと思う気持ちがあれば、絶対VP管を使いますね。
まぁ、予算の都合もあるんでしょうけど。。。
と言う訳ですが、壁を剥いで入れ替える訳にも行かず、しかたなくドレンホースも流用します。
室内機を取付けるため、冷媒配管を延長します。
室内なので溶接は行わず、フレアユニオンを使って接続・延長します。
室内機に配管を繋いでいきます。
フレアナットは、トルクレンチを使って規定トルクで締め付けます。
ドレンホースも抜けない様にしっかりと差し込みます。
三菱電機製は左側面カバーが大きく外れるので、隠蔽配管の接続が容易にできます。
室内側に時間が掛かっている間に、室外機側は真空引き作業まで社長が済ませてくれてました。
すべての作業が完了すると、異常がないか試運転を行なってお引き渡しです。
一連の作業をご主人様がずっとご覧になられていて、完了後お部屋に来られた奥様に、「おい、相当丁寧に付けてくれたぞ。キレイに付いた。前に取付けに来た業者とぜんぜん違うわい。」とお褒めいただきました<(_ _)>
アベ冷熱技研では、下請け作業でもお客様の立場に立った工事を行い、下請けに徹した対応をさせていただいています。
同業者様からご依頼をいただけるのは、信頼の証ですね(^^)v