2024年5月2日木曜日

8馬力ツインパッケージエアコン フロン回収~全撤去作業

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、使わなくなった業務用パッケージエアコンの撤去作業にお伺いしてきました。

撤去するのは、ダイキン製の4方向天井吊形ツインタイプ、8馬力のエアコンです。

昨年の4月に9.0kwのルームエアコンを設置させていただいたので、このエアコンは使われていません。
過去記事→ 「8HPパッケージエアコンの調子が悪いので29畳用のルームエアコンを取付け」 https://techabe.blogspot.com/2023/07/8hp29.html

このエアコン、店舗の広さから見てもオーバースペックなのに、設置当初からあまり効きが良くなかったそうです。
お聞きすると、他の現場でキャンセルになったものを取付けられたそうです...
まぁキャンセル品で新品を取付けたものですから、効きが悪いの原因ではないと思いますが、気持ちは晴れませんね。

当時の8馬力ですから、室外機も大きいです。

銘板を見ると、170kgの記載が...

地上置きなので、ユニック車横着けで吊れるやろって思いますよね。
無理なんですよ、これがこの状況なもので...

まぁ、一人でぼちぼちやりますよ。
まずはフロン排出抑制法に基づいて、機器内に残っているフロンガスを回収します。
回収ボンベに回収したフロンガスは、破壊処理業者へ持ち込み適正に破壊処理されます。
業務用エアコンは家庭用エアコンの家電リサイクル法とは違い、フロン排出抑制法の扱いになります。

ちなみに、銘板に記載されているフロンガスの量は4.0kgでしたが、回収できたフロンガスの量は3.0kgでした。
1.0kgはどこへ行ったんでしょうか?
漏れてたのか、最初から少なかったのか。
1.0kgも少なかったら、そりゃぁ冷えも悪かったでしょうねぇ...

ガス回収が完了すると、室内機を取外していきます。
室内機も30kg超えているので、電動リフターを使って安全に降ろします。

室内機2台、撤去完了です。
開口部の補修は、お客様のお知り合いの建築業者さんへご依頼されるそうです。

配管は外部のみ撤去。天井隠蔽部分は残置とします。
配管穴が大きく開けられていたため、普通のエアコンキャップでは塞ぐことができません。

仕方ないので、ステンレス製のカバープレートで塞ぎました。

さて、170kgの室外機は一人ではビクともしません。
一人で運べるところまで、地道に分解していきます。
分解作業は嫌いではありません。内部構造が見れるので、なかなか面白いです。

ここまで分解しました。これでも奥に見えるコンプレッサーは、80kg以上はあると思います。
ここまでが昨日の作業でした。

そして本日午後から、軽トラに乗り換えて再訪。
コンプレッサー乗せるのにかなり苦労しましたが、なんとかやっと...
荷台に乗せて、ここから元通りに組み立てていきます。

はぃ、こんな感じで積み込み完了です。
ユニック車なくても、やればできる!
いや...できればやりたくないです...

撤去完了です!スペースが広くなったので、自転車やバイクも置けますね。

よく見てみると、室外機があったところに水道のバルブボックスがありました...
このエアコン設置した業者さん、いろいろやってましたねぇ...残念です。

アベ冷熱技研は「第一種フロン類充填回収業者登録店(愛媛県)」、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工です。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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