2021年10月16日土曜日

賃貸マンションでボロボロになった引込盤の取替えとブレーカー更新電気工事

一週間Blogの更新してませんでしたが、すみません、11月中旬までエアコン洗浄や取替工事のご依頼でいっぱいいっぱいな状況です...
いつもたくさんのご依頼、誠にありがとうございます。

そんな中、本日は、いつもリフォームの電気工事に入っているマンションで、老朽化した引込開閉器盤の取替工事に行っていました。

オーナーさんからご相談いただいたのは、2年前。
「阿部さん、これは大丈夫かな?」と見せていただいた引込開閉器盤は、外装がボロボロになっていて、中にあるCKSに雨水が掛かっている状態でした...
いやこれ、大丈夫じゃないですよ!
CKSだから電源が切れずに持ってますけど、水が掛かってるんですから漏電の可能性もあるし、とてもじゃない見てみぬ振りはできない状態です。

これは重症ですね...
補修するとか言うレベルではありません。
取替えないと...

底面も腐食して、コネクタもズッポリ抜け落ちて、IV線が露出していて危険な状態です。

取り急ぎ、オーナーさんがシートを巻いて、これ以上雨水が入らない様に対策をされてから2年が過ぎました。
今年の4月に再度ご相談いただきまして、この秋に改修工事をやろうと言うことになりました。

簡単な工事ではありません。
マンション全体を一斉停電にして作業を行う工事です。
さすがに阿部には手に負えないので、いつもお世話になっている向井電気工事さんにお願いしました。
まぁいわゆる丸投げです(^_^;)
阿部はお手伝いという形で現場へ入りました。
朝9時から全停電。
4時間の予定で作業開始です。

引込側周りは向井さんところにお任せして、阿部は各階にある計器盤のところへ。

各階の主幹開閉器はCKSが使われています。

このCKSというものは、内部にヒューズが入っていて、容量を超えると溶断して電源回路を切断する仕組みになっています。
昔はこのヒューズはどこにでもあったんですけど、今では松山市内でこのヒューズを手に入れるのは至難の業でしょう。
そのヒューズが切れるとどうなりますか?
ヒューズが手に入るまで、ずっと停電のままですね。

という訳で、一斉停電のついでに、各階のCKSを配線遮断器に取替えてしまいます。

CKSを撤去します。

ブレーカーの方がかなりコンパクトなので、端子のサイズが合いません。

スリム形の端子にすべて取替えます。
電動油圧式圧着工具で、しっかりと端子上げを行います。
え?うちのじゃありませんよ。向井さんの工具です。
いいなぁ(*´﹃`*)

こんな感じで、各階取替えます。
かなりコンパクトで、スカスカな感じになっちゃいましたね(^_^;)

引込側の方もサクサクと作業が進んでいました。

新しいボックスはステンレス製です。

一次側のケーブルも張替えです。

すべて繋ぎ終えたら、入念にチェックを行って送電です。
4時間の予定が3時間内で完了しました。
停電復旧を見守った後、向井さんのところにお任せして阿部は現場を離れさせていただきました。

これで安全に電気をお使いいただける様になりましたね。

アベ冷熱技研ではこの様な電気工事は、基本お引き受けできません。
今回の様に知り合いの業者さんをご紹介はできますが、初めてのお客様の場合はご遠慮させていただきます。

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