2020年5月28日木曜日

まったくの能力不足になると思われる厨房にエアコン新設工事

タイトルがあれですけど...(^_^;)
本日もバタバタとエアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV5619S-W 霧ヶ峰標準タイプをお買い上げいただきました。


今回のご依頼は、初めてのお客様で宗教法人さまです。
3月に「見積もりだけになるかも知れないけど、ちょっと相談にのってもらえませんか。」とお問い合わせいただき、現地調査にお伺いしていました。

エアコン設置を検討しているのは、広い厨房兼食堂です。
広さから換算すると、最低でも5馬力は欲しいなぁという広さです。

大きなレンジフードと、ガス給湯器が2台、ガスコンロ、ガス炊飯器、、、かなりの熱量が想定されますが、今までエアコン無しでよく我慢されましたね(^_^;)
さすがに厨房で料理をされる方々が熱中症で倒れてはいけないという事でのご相談でしたが...

電源が単相しか取れないので、阿部的には単相200Vの業務用3馬力を2台ご提案させていただきました。
この環境で、しっかり冷やして快適にお料理をしていただける機種選定をご提案させていただきましたが、金額面でかなり躊躇されていました。
「3パターンの見積もりをお願いできますか?」と提示していただいたものは、阿部が選定していたものの半分以下の能力です...
とりあえず3パターンお見積りさせていただきました。

しばらくご連絡がなかったので、他の業者さんに依頼されたのだろうと思っていたのですが、「一番安いやつでお願いします。」と、今月に入ってご依頼いただきました。
まさか一番能力の低いものになるとは思ってなかったですから、「全然効かないと思いますよ...」とお伝えしたところ、「大丈夫です。ひと夏過ごしてみて、ダメだったらもう一台検討します。」と...

とりあえず念押しはさせていただきました(^_^;)

という訳でエアコンが入荷したので、取付けにお伺いさせていただきました。
お料理される方に冷気が行く様に、厨房側へ設置します。


位置決めをして、配管穴を開けていきます。


配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入。


室内機の位置を決めて、背面板を取付け。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はこんなルートで。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引きをしている間に、電源回路を増設します。
天井面を開口して、ケーブルを通していきます。


近くの押入れから天井裏へアクセスします。


少し離れたところの分電盤までケーブルが通りました。


専用ブレーカーを増設。
この分電盤も1976年製と書いてあるので、できれば安全のために取替えた方がいいのですが...

コンセントを取付けて、専用コンセント増設完了。


外周りはこんな感じで完成。
能力不足ですが、唯一の救いは風通しが良い日陰であるという事。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


しばらく運転してみましたが、全体を冷やすにはかなりの時間が必要かと(^_^;)
「まぁいいです。無いよりはマシですから。厨房使う何時間か前に電源入れる様にして使ってみます。またよろしくお願いしますね。」と、この夏様子を見ていただく事になりました。

ある意味、結果が楽しみな案件となりました(^_^;)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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