2020年5月8日金曜日

新築なのに室内を延々横引き配管でエアコン取付工事

以前、借家でエアコン工事をご依頼いただいたお客様が新築されたそうで、エアコンの新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機ムーブアイ搭載霧ヶ峰6.3kw お客様支給品です。

室内機の取付け位置と、室外機の据付け位置はこんな感じです...

え?なんですか?これどうやって室外機まで配管持っていくの?って感じです(^_^;)

エアコン専用コンセントがあるので、室内機の位置はここで間違いありません。

え?どうしたらいいんですか?とお聞きすると、「パイプはここを通してください」??

え?本気ですか?( ゚д゚)
まぁ仕方ありません。
もうお家は出来上がっていますから、いろいろ言ってもどうにもなりませんね。
やれる様にやります(^_^;)

では作業に掛かります。
外壁面には配管穴が開けてあるので、室内3箇所を開けていきます。

化粧ボックス内は高さが限られているので、微妙な勾配しか取れません。
片方はできるだけ上の方に、もう片方はできるだけ下の方に、勾配が付く様に配管穴を開けます。

慎重に穴開けを行わないと、こんなものが壁の中から出てきます...
このルートにしか穴を開けれないんですから、ここにケーブルを通すのはいかがなものかと...(´・ω・`)
経験浅い人なら切断してしまう可能性がありますね。

配管穴には貫通スリーブを挿入。

室内機側にも配管穴を。

こちらもしっかりと貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機裏はこんな感じです。
もうギリギリの勾配しか取れていません...

位置決めをして、背面板を取付けます。

ここから配管を通していきます。

障害物があるので、配管を曲げながらじわじわと通していきます。

キッチン奥の収納を通って、、、

立ち下げてベランダへ。

配管が通ったら、室内機を掛けて、、、

配管類を接続していきます。

化粧ボックスで見えないところも、きちんと化粧テープを巻きます。
もの凄い巻きにくいですが、ドレン排水をスムーズに行うため、ソフトドレンホースがたるまない様にするためです。

こんな感じで。
ホント、微妙な勾配しか取れてないので、長年するとドレンが詰まる可能性はあります。
ダクトに収めたり、ドレンをVP管にするとかの選択肢もありますが、予算の都合で...

収納部は勾配が取れるので、、、

スムーズに。
室内の配管化粧カバーもお奨めさせていただいたんですけど、「見えないところなので大丈夫です」との事です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
朝9時にお伺いさせていただいて、完工したのは午後3時半でした...

「ここ最近気温が上がってきたんで、今日やっていただけて良かったです。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

また後日、他のお部屋のエアコン工事にお伺いさせていただきます<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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