先週、エアコン工事にお伺いしたお宅で見付けた、主幹ブレーカーの一次側の被覆が溶けているところの修理作業にお伺いしてきました。
こちら、分譲マンションなんですが、変なところに分電盤が付いています。
この分電盤、半分壁の中に埋め込まれています。
そのまま露出で取付けると、トイレの扉が当たるので、無理矢理埋めたという感じですね...
それはさて置き、主幹ブレーカーの一次側に接続されているケーブルの先端が溶けています。
当時は先端を端子上げせず、被覆をむいで直接ブレーカーに噛ませる工法がほとんどだったため、ヨリ線を締め付けると、どうしても長年して緩んでしまいがちです。
溶けている側の相を触ると、ビスを緩めてもないのに、スッと抜けました...
炭化してしまってボロボロです... 恐ろしいですね...
中性線も緩めで、黒くなってしまっています...
片側の相はしっかりと締まっていましたから、キレイな銅色ですね。
主幹ブレーカーの製造年は「56年」と記載されていますが、さすがに1956年はありえないと思うので、昭和56年だと思いますが、それでも38年経過しているので取替えます(^_^;)
新旧交代です。
パナソニック製の漏電遮断器で、中性線欠相保護付きタイプへ取替えます。
「中性線欠相保護」の意味は長くなるのでここでは書きません。
Googleなどで検索していただくといろいろ出てきますので、そちらでお勉強されてください<(_ _)>
新しいブレーカーを取付けて、ケーブルを接続します。
写真では解りにくいですが、先端にR形端子を付けて接続していますので、今後ビスが緩む事はありません。
気になるので、他のビスもすべて増し締めしておきます。
緩んでるものが数箇所ありました...(^_^;)
分電盤ごと交換できればいいんですけど、この位置に取付けようとなるとトイレの扉があるため、かなり大掛かりな工事になってしまいます。
電圧を確認して、異常がなければ電源投入です。
カバーを元通りにして、完了です。
これで安心してお使いいただける様になりましたね。
エアコン工事の際にここを開けなかったら、発見できませんでしたから、大変な事にならなくて良かったですね(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事もお気軽にご相談ください。
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