2018年9月1日土曜日

目視で見付けられないエアコンのガス漏れ箇所を気密試験で特定

今日は朝からどしゃ降りの雨で、午後から予定していたエアコン工事を延期させていただきました<(_ _)>
エアコン工事は「水分」が大敵ですから、雨が掛かる場所での工事は延期させていただく事もあります。

という訳で、いきなり午後から時間が空いたので、ずっと手付かずだった案件を少し片付けていました。
その一つがこれです。

6月に取替工事の際に撤去したエアコン。

2年ほど前から効きが悪くなって、ガス漏れしている事が判明していました。
ガス漏れ検知器を使って調べましたが、漏れている量が少なく、場所を特定できませんでした。
10年経過しているため修理はせず、6月に買い替えをされました。

その際に、「申し訳ないけど、阿部さんが手の空いた時でいいんで、どこから漏れてたのか調べてもらえますか?」というご希望で、処分せずお預かりしていました。

室外機側は現地点検の際に徹底的に調べて見付からなかったので、今日は室内機の熱交換器を調べてみました。

室内機を分解して、熱交換器だけにします。
窒素ガスを充填し、熱交換器内部に圧力を掛けていきます。

水を張ったところに熱交換器を沈めて、静かに見守ります。

キタっ!(・∀・) 見付けました!

少しずつですけど、気泡が膨らんでは浮かんできます。

動画をYoutubeにアップしましたので、どのくらい漏れているかご覧ください。


この部分ですけど、オイルも滲んでないし、目を凝らしても穴が開いている様には見えませんね。


漏れ箇所が特定できて、一件落着です。
え?自己満足ですよ(*´艸`*)
基本、こういう点検作業はお引き受けしません。
やってる暇が無いというのが本音ですね。
現場優先!
来週からも頑張ります(^^)

8 件のコメント:

  1. ああ、よくありますねこれ。ドレンパンにオイル痕もあったでしょう。この錆び具合からみると環境要因でアリの巣腐食を起こしてますね。

    返信削除
    返信
    1. お返事が遅くなってすみません。
      アルミフィンを支えている部分は鉄なので、10年も経つとそこはどうしても錆びてしまいますね。
      普通のリビングなので、そんなに湿度が高いとか環境的に他と違う様な感じはありませんでした。

      削除
  2. 水につける前のエバも見たかったですね。オイル痕あったはずです。

    返信削除
    返信
    1. お返事が遅くなってすみません。
      それがですね、全然オイル痕はなかったんです。
      なので今回、加圧して水中試験してみた次第です。

      削除
  3. お疲れ様です、熱交換器の配管が結構サビだらけですね(;・∀・)

    返信削除
    返信
    1. お返事が遅くなってすみません。
      配管は銅管なので、黒い部分は溶接の跡ですね。
      アルミフィンを支えている部分は鉄なので、そこはどうしても錆びてしまいますね。
      10年経過していますから、このくらいの錆びは想定内です。

      削除
  4. アベ様こんばんは。
    こにけんと申します。ブログのほう楽しみに見ています。
    当方、香川県で冷凍機のメンテナンスの仕事をしていますが、
    機器のガス漏れが、ガス検知器でも確認できず、モヤモヤ��になる時があります。
    最終手段はアベ様がされているように、窒素で加圧して目と音で漏れを確認します。
    最初から窒素を用意して確認すればいいのですが����
    でも、ガス漏れが発見できた時はラッキー✌✌て思います。
    この気持ちは、この仕事をしていないとわからないでしょね。
    ガス漏れ検知は、窒素ガス加圧に勝るものなしですね。

    返信削除
    返信
    1. すみません。コメントいただいていたのに、お返事が遅くなりました。
      ほとんどの場合がガス漏れ検知器で見つかりますけど、今回の様に微量な漏れは水に漬けるのが一番ですね。
      冷凍機だと大変だと思いますが...(^_^;)

      削除