2020年1月16日木曜日

暖房使っているけどカビが気になって仕方ないのでエアコン分解洗浄

初めてのお客様のご依頼で、エアコン分解洗浄をご依頼いただきました。
以前、他の現場で一緒に作業させていただいた建築屋さんのご紹介だそうです<(_ _)>

パナソニック CS-252CF-W(2012年製)、パナソニック CS-224CJ-W(2014年製)、どちらもフィルター自動掃除機能なしの標準タイプです。


現在、暖房で使用されているので、「もうちょっと先でもいいかな」と思われたそうですが、吹出口の中を覗いて、「毎日この風を吸い込むのは・・・」(^_^;)

各部屋のエアコンを確認させていただきましたが、今回は汚れの激しいこの2台を洗浄します。

こちらのお宅、建築屋さんのこだわりで、すべて隠蔽配管になっています。


隠蔽配管は別にいいんですけど、この配管の断熱はきちっと巻いておかないと、露タレの原因になりますね。


断熱材に隙間があると湿気を呼ぶため、配管がこんな感じになります。

フレアナット付近がアンモニア雰囲気になると、最悪はナットが割れてガス漏れを起こしてしまいます。
最悪の場合ですよ。その前に露タレが激しくなって気づきますけど。

2台とも取外しました。

配管の開口部はツッコミ所満載ですけど、知り合いの電気工事屋さんの施工なのでほどほどに(^_^;)
ちなみにこの建物は、外断熱の魔法瓶構造のため、開口部から外気が侵入することはありません。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


CS-252CF-W 熱交換器


CS-252CF-W ボディ内部


CS-252CF-W ドレンパン


CS-252CF-W ファン


CS-224CJ-W 熱交換器


CS-224CJ-W ボディ内部


CS-224CJ-W ドレンパン


CS-224CJ-W ファン


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
配管のフレアは必ず再加工します。フレアはパッキンの役目も兼ねていますから。

取外す前にアース線が付けられていなかったので、今回取付けておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続後、断熱材を隙間なくビニールテープで巻き付けます。


ビニールテープだけだと表面が結露するため、しっかりとフエルトテープを巻き付けます。

フエルトテープを巻いても湿気は寄ってきますが、露タレする前にじわじわと乾燥してくれる仕組みです。
銅管の断熱材がエンボス加工になっているのも、そういう理屈です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「急いでやっていただいて、ありがとうございました。また他のエアコンも洗浄すると思いますんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2020年1月13日月曜日

タイル貼り浴室が寒いので三菱バスカラット(乾燥・暖房・換気)新設工事

「うちの浴室、タイル貼りで寒いんです。入院している母親が退院する前に、浴室暖房機を取付けたいんです。」とご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱電機製 V-241BK-RN バスカラット壁掛タイプです。


浴室はこんな感じのタイル貼り仕上げで、結構寒いです。
換気口があるので、暖房だけでなく換気機能搭載機種をお奨めさせていただきました。


外部フードも取替えたいところですが、モルタルで埋められているので、これは流用します。


さて、浴室暖房機は200Vの専用回路が必要です。
既存の分電盤は分岐回路がすべて使われているため、増設が必要ですね。


まずは電源工事から取り掛かります。
和室の押入れの上に点検口があるので、ここから天井裏へアクセスします。


1階の天井裏は上に2階が乗っているため、かなり狭いスペースでの作業になります。


分電盤のところにケーブルが通りました。


浴室の方は外部で電源接続を行うため、外壁へ穴を開けます。


こちらもケーブルが通りました。


ジョイントボックスと配管を取付けて、ケーブル類を収めます。


アース線は地上まで立ち下げて、アース棒を打ち込みます。


分岐スペースがないので、分岐ブレーカーボックスを増設してケーブルを接続。


分電盤周りはこんな感じで完成。


ここからバスカラットの取付けに掛かります。
既存のグリルを外します。


換気ユニットを取付け。


本体を設置。


電源は外部のジョイントボックス内で接続して、完成です。


ブレーカーをONにして。


試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

これでお母様が退院されても、暖かいお風呂で快適にお過ごしいただけますね(*^^*)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。この様な工事も、お気軽にご相談くださいませ(^^)

2020年1月11日土曜日

賃貸アパートで共用するためのEVコンセント増設電気工事

賃貸アパートのオーナー様から、「住人みんなで共用できる様に、駐車場に電気自動車用のコンセントを作ってほしい」とのご依頼で、本日午後からお伺いしてきました。


駐車場に引込計器盤があるので、この付近で取付けやすいところに設置をご希望です。


ボックスを開けて見ると、共用部のブレーカー類が左の方にあります。

単相3線式ですから、200V電源はここから取れますね。

EVコンセントの位置は引込計器盤の側面をご提案させていただき、了解いただきました。


さて、ここに200V用ブレーカーを増設しなければなりません。


一度、分岐ブレーカーはすべて撤去します。


こんな感じで並べました。
狭いスペースなので、ここまでで1時間掛かっています...


コンセント取付けに掛かります。
盤の側面に、ケーブルを通すための穴を開けます。


コンセントを取付け。


ブレーカーへ接続。

コンセント側は弱電スペースになっているため、鉄板のセパレーターを設置しておきました。
しかしこれ、CATVの設備なんですけど、もう少し整然とできませんかね(ー_ー;)

増設した漏電遮断器は、感度電流15mAのものを設置。
主幹ブレーカーより先に遮断する仕組みです。


あとは電圧を確認し、異常がない事を確認してお引渡しです。


アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。