今月初めにエアコン取替工事をご依頼いただいたお客様から、隣の部屋のエアコン新設工事を追加でご依頼いただき、本日お伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2223-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
取付けるお部屋は2階。
天井が一部斜めになっている特殊な構造です。コンセントの高さもおかしいですね...
この建物は鉄骨造です。
鉄骨の柱やブレス(ブレース)と呼ばれる鉄棒の筋交いが壁内に隠れているので、それらを避けて穴開けを行わなくてはいけません。
パナソニック製の壁裏センサーで探ってみようと壁に当てると...
壁のどこに当てても金属の反応が出て使い物になりません。
これには理由があるので、後ほど。
この建築メーカーの場合、これは想定内です。
今回はHILTIの鉄筋探査機を使います。
本来コンクリート壁の鉄筋探査に使うものですが、壁内の金属の深さまで探査できるので、これの方が信頼性が高いです。
穴の位置が決まれば、あとは楽です。
慎重に穴開けを行います。
あ、そうそう。なぜパナソニックの壁裏センサーが反応していたかと言うと、この内壁にはアルミホイルが貼り付けてあるコンパネが入っているからです。
このアルミホイルに反応してしまっていたんです。仕方ありませんね。
キレイに穴開け完了です。
穴の左下の方に、黒いブレスがいました。
穴の位置が左に寄っていると、当たっていましたね。
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外周りに移って、スリムダクトを取付けます。
外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「キレイに取付けていただいて、ありがとうございました。一番暑い時期に大変でしょう。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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