2023年7月31日月曜日

2階建て鉄骨造のお宅で2階~1階地上置きエアコン取付工事

今月初めにエアコン取替工事をご依頼いただいたお客様から、隣の部屋のエアコン新設工事を追加でご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2223-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

取付けるお部屋は2階。
天井が一部斜めになっている特殊な構造です。コンセントの高さもおかしいですね...

この建物は鉄骨造です。
鉄骨の柱やブレス(ブレース)と呼ばれる鉄棒の筋交いが壁内に隠れているので、それらを避けて穴開けを行わなくてはいけません。

パナソニック製の壁裏センサーで探ってみようと壁に当てると...
壁のどこに当てても金属の反応が出て使い物になりません。
これには理由があるので、後ほど。

この建築メーカーの場合、これは想定内です。
今回はHILTIの鉄筋探査機を使います。
本来コンクリート壁の鉄筋探査に使うものですが、壁内の金属の深さまで探査できるので、これの方が信頼性が高いです。

穴の位置が決まれば、あとは楽です。
慎重に穴開けを行います。

あ、そうそう。なぜパナソニックの壁裏センサーが反応していたかと言うと、この内壁にはアルミホイルが貼り付けてあるコンパネが入っているからです。
このアルミホイルに反応してしまっていたんです。仕方ありませんね。

キレイに穴開け完了です。

穴の左下の方に、黒いブレスがいました。
穴の位置が左に寄っていると、当たっていましたね。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外周りに移って、スリムダクトを取付けます。

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「キレイに取付けていただいて、ありがとうございました。一番暑い時期に大変でしょう。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年7月29日土曜日

シャープから三菱霧ヶ峰へ標準的な取替工事


いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2222-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機はシャープ製です。
これも結構な年式の様ですね。

お部屋は1階、室外機は地上置きです。

ファンモーターの調子が悪い様で、お客様がグリルを外して手で回すと回り始めて、しばらくすると止まるの繰り返しだそうです。

配管が屈曲しているので何かあったのかなと思ったら、どうも外構工事屋さんが土間打ちをする際に、曲げてしまった様です。

では作業に掛ります。
南側、直射日光、室外機上部の温度は50℃を超えています...

既存の配管化粧カバーは流用ですから、割らない様に慎重に外します。

いやぁ、配管穴にパテ埋めしていませんね...
貫通スリーブも入っていない様です。

既存機を撤去しました。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管化粧カバーは流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「バッチリやないですか、ありがとうございます。前に実家も阿部さんに取付けてもらったんで、またメンテナンスの方もお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、お土産をたくさんいただきました(*´∀`*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年7月28日金曜日

8HPパッケージエアコンの調子が悪いので29畳用のルームエアコンを取付け

昨日の続きです。
昨日のBlogにはご自宅の方の記事を書きましたが、本日は併設する店舗の方を。

三菱電機 MSZ-ZXV9023S-W エモコテック搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

当初ご相談いただいたのは、このエアコンの取替えでした。

そう、業務用のエアコンです。
室内機が2台で室外機が1台のツインタイプが設置されていました。
8馬力もあります。店舗の広さから8馬力も必要はなさそうですが。

当然、電力契約は低圧契約なので、毎月使っていなくても基本料金が引き落としされています。
この店舗で動力機器は、このエアコンと荷揚げ用のエレベーターのみ。
エレベーターはもう使われていないので、エアコンの契約を切れば基本料金が必要なくなりますね。
毎月5,000円ほど払っているそうなので、年間60,000円は大きいですね。

当初ご提案させていただいたのは、18畳用の壁掛けルームエアコンを2台対面で設置して双方向で吹かす方法でした。
片方の設置は難しい工事ではありませんが、もう片方は結構難しい工事になるため、工事費が多く掛ります。

そこでもうひとつご提案させていただいたのは、省エネ高級機種なら最大29畳用があるので、今年の夏はそれを1台設置してみて様子を見てみる事でした。
店舗の広さ的には29畳用で行けそうですが、窓ガラスが壁全体の半分程度を占めているため、どの程度の熱負荷が起こるのかは卓上の計算では無理で、使用してみないと解らないのです。
お客様は「どうせ今まで効いてなかったんで、とりあえずその1台を付けてみて、この夏ダメそうなら来年反対側に取付けてください。」との事で、ご依頼いただきました。

今回取付ける場所はこちら。

建物反対側のバックヤードに分電盤があります。
まずはここから、室内機を設置するところまで電源ケーブルを引いていきます。

バックヤードの壁面から、店舗側の天井裏へ呼び線を入れていきます。

室内機側の点検口から手繰り寄せるのですが、距離が長過ぎてキャッチャーを目一杯伸ばしても届きません...

数回呼び線を抜き差ししたりしながら、何とか通りました。

バックヤード側は、塩ビ管を使ってケーブルを保護しました。

ブレーカーは、使っていないコンプレッサーの200V回路を流用しました。

では、エアコン取付けに掛ります。
昨日と同じく、外壁がALC壁なので、ALC専用のコアドリルで慎重に開けていきます。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けます。

室内機の位置が決まったので、コンセントを取付けておきます。

外部配管は、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
南側ですが、ちょうどらせん階段の陰になるので、効率はいいと思います。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
作業が終わったのが一番暑い時間帯だったので、店舗全体が冷えるまでには少し時間が必要そうでした。
やっぱりちょっと能力不足かなぁ...

「暑い中、ありがとうございました。今までと違って全然冷たい風が出てるんで、これで様子を見てみます。ダメだったら来年反対側へお願いしますね。」と、ねぎらいのお言葉をいただきました。

あ、既存のエアコンはしばらく置いておいて、「阿部さんの時間ができた時に撤去してください」とのご依頼をいただきました。
そうですかぁ...あの室外機を運び出さないといけないのは、なかなか悩ましいですね(^_^;)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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