2023年6月24日土曜日

室外機を駐車場に置きたくないので長尺配管のエアコン取付工事

先月、会社の移転に伴いエアコンをご購入いただいたお客様から、移転前に使われていたエアコンを、ご自宅の子供部屋へ移設する工事をご依頼いただきました。

設置する部屋は2階で、真っ直ぐ配管を降ろすと駐車場に室外機を置く様になってしまうため、建物裏まで延長して欲しいとのご希望です。

では工事に掛ります。

位置決めをして、背面板を設置。

配管穴を慎重に開けていきます。

エアコン専用コンセントのケーブルが出てきました。
まぁこれは想定内なので気をつけて開けましたが、気の利く電気工事士さんならこの配線ルートは取りません。
この辺りに穴を開けるだろうなと機転が利く人であれば、下からケーブルを通してくれていますね。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管距離が長いのでダクトの取付けも大変ですが、配管の取り回しもなかなか...

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

横引きが長いので、ドレンは立ち下がったところで地面に浸透させる方法で対処しました。

手こずったのは、雨樋管と水栓、屋外コンセントのルート。
何事もなかったかの様に見えると思いますが、かなり小技を使って時間が掛かっています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

取付作業が完了すると、冷房の最低温度設定で運転開始。

今回、配管距離が10mを超えるため、フロンガスを追加充填しなければなりません。

全長13mですから、メーカー規定の算出式から160gのフロンガスを追加充填しました。

あとは運転中のガス圧を測定して、異常がない事を確認してお引渡しです。

「キレイに取付けていただいて、ありがとうございます。会社の方もお世話になりました。またお願いしますね。」と、子供さんも出てこられて大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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