2023年6月10日土曜日

3階建て室外機屋上置きのエアコン取替工事でひたすら上がったり降りたり...

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-BXV2823-W / MSZ-BXV2223-W ムーブアイセンサー付き霧ヶ峰エアコンをお買い上げいただきました。

こちらの建物は3階建てで、今回のご依頼は3階寝室と3階洋室の取替えです。
まずは洋室の方から取り掛かります。
既存機はパナソニック製。まだ新しい様に見えますが、10年経過しているので壊れる前に取替えておきたいとのご希望です。

配管経路がなかなかのもんでして、一旦廊下側を通って、、、

屋上へ向けて立ち上がっています。

ドレンはここから、2階の吹き抜けスペースに立ち下げられていました。
以前、左のスリムダクトを施工させていただいた際には、ここにハシゴを入れての作業でしたが、今回は既存配管流用のためハシゴ作業は行いません。

屋上へはこのタラップを使って上がります。

今回取替えるのは、この室外機。

先程のところから立ち上がった配管は、こういうルートを通っています。
紫外線と酸性雨の影響で、化粧テープがボロボロになっているので、ここも巻き直さないといけませんね。

作業に掛ります。
室外機を外して、既存配管が短いため延長。

タラップでは室外機が降ろせないので、脚立をハシゴにして降ろしました。

新しい室外機は、屋上側からロープを使って引き上げました。
もうここまでで、腕も脚もプルプル震えています...

上げたついでに、先に室外機を繋いでおきます。

室内機側に掛ります。
この化粧カバーの中には、隣の部屋のエアコンの配管も通っているので、かなりピチピチ状態です。

この途中で切断されているドレンホースの様なものは、パナソニック特有の排気ホースです。
そうなんです、フィルター自動掃除機能搭載機なんですけど、このホースを使って屋外にホコリを放出する仕組みなのに、ダクト内部で切断されていました。
恐らく、隣の部屋の配管でダクト内がいっぱいいっぱいだったため、切断して放置されたんでしょう。
酷い施工ですね...

あと、室内機を支えていた背面板は、下地がないところの石膏ボードにビス打ちされていたため、指で背面板を浮かせると、簡単にビスが抜けてしまいました...
酷い施工ですね...

既存機を撤去しました。
電源コンセントは、室内機の裏にありました。
これは流用します。

配管穴にスリーブが入っていなかったので、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けます。
コンセントの抜き差しは、下部カバーのところで行う様にしました。
室内機の横にコンセントを付ける予定でしたが、この壁内の構造が複雑で断念しました。

配管が短いため、ユニオンで延長して接続します。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
屋上設置の場合は、コンクリートブロックを使用します。
プラロックだと軽すぎて、台風の時などに風で動いたり倒れたりするからです。

あとは試運転を行い、異常がないことを確認して1台目完了です。

2台目に掛ります。既存機は日立製。

こちらは室外機がベランダ置きなのでかなり楽ですが、1台目を終えて既に体力がギリギリです...

既存機を撤去していきます。
ダクトのカバーを外すと...パテ埋めしていません。
こういうところから小動物が出入りしますし、穴が通気口になって写真の様に配管やケーブルに黒っぽいホコリやカビが付着してしまいます。
いわゆる施工不良。酷いですね。

こちらの背面板も、ビスが抜けました...
同じ業者さんの仕業ですかね?酷いですね。

既存機を撤去しました。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管は新しいものに取替えましたが、化粧カバーは既存を流用です。
少し拭いてみましたが、あまりキレイにはなりませんでした。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。
ドレンは垂れ流しだったものを、塩ビ管を使って排水口まで導きました。

あとは試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
これでこの夏は、安心して涼しくお過ごしいただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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