いつもお世話になっているお客様が中古住宅を購入されたとの事で、リフォーム工事の合間にエアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2222-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
最初にご相談いただいたのは2月。
1階部分をリフォームするので、とりあえず既存エアコンを取外して欲しいとの事で、取外しにお伺いしていました。
既存機も三菱霧ヶ峰です。
土壁で隠蔽配管。
あれ?コンセントが無いなぁ...
室外機を探すと、建物裏に少し大きめの室外機が2台。
嫌な予感がしましたが、やはりマルチエアコンでした...
この建物、室内機が4台あって、室外機が2台。
2対1のマルチエアコンが2セット設置されています。
先程の、1階のリフォームする部屋と同じ室外機に繋がっている室内機は、2階のこちらのエアコンでした。
いやぁ...凄いところに取付けてるなぁ...
とりあえず1階の室内機は、リフォームのため撤去しておきました。
ここまでが2月の作業で、その後いろいろといろんなプランでお見積りさせていただきましたが、結局この1階のお部屋にはエアコンを設置しないということになりまして、2階の部屋にあったエアコンを新しいものに取替えることで話がまとまりました。
という訳で、昨日と本日の二日間で取替工事を行いました。
今週はリフォーム業者さんが入らないという事で、心置きなく作業を進めます。
しかしこの取付け方はどうなんですかね。
見た目を気にして奥側に設置している様ですけど、暖房運転の時は吹出口は下に向きますから、暖房が全く効かないという状態になりますね。
とりあえず撤去しました。
マルチエアコンは室外機側で電源を取っているため、室内機側には専用コンセントがありません。
なので、ここまで電源ケーブルを引っ張ってこなくてはなりません。
分電盤は1階の洗面所にあります。
特殊な造りの建物ですから、壁内はもちろん天井裏がないので隠蔽配線は一切できません。
すべて露出配線で、2階の部屋までケーブルを上げていきます。
ただし、できるだけ美観を損ねない様に、配線ルートは屋外にします。
分電盤下の床を貫通。
この建物、高床式の様な構造になっていまして、いろんな配線が床下を通っています。
今回、エアコンは1台ですが、将来のために2階へもう一回路ケーブルを通しておきます。
床下は屋外部分になるため、PF管を使ってケーブルを保護します。
床下に入れないところは、美観に気をつけて裏側へ留めていきます。
雨が降っているのでズルズルです...
床下から、今度は外壁を立ち上げていきます。
ブラック色の塩ビ管を使って、ケーブルを2階へ。
室内機のところまで、2系統のケーブルが通りました。
一本は予備として、ここに巻いて置きます。
将来隣のお部屋のエアコンを取替える際に、ここから延長して使用することができます。
分電盤周りは、ベージュ色のプラモールとボックスで仕上げました。
電源工事が終わったので、エアコンを取付けていきます。
室内機は、元の位置より前方へ取付ける様に木組みを設置。
既存の隠蔽配管を流用しますが、前方に出すため届かないので延長。
背面板を木組みに取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
室内機の裏に回り込んでの接続なので、かなり手間が掛かっています。
室外機側へ移って、既存機を撤去。
既存機が埋まっていた土を整地をして、配管を整理。
はぃ、室外機の底は土に埋まっていました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
2階から建物裏まで配管長15mほどあるため、計算式からフロンガスを200gほど追加充填しておきます。
室外機がコンパクトで良かったですね。
隣の室外機も、底面スレスレですけど...
工事が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
吹出口の位置はこんな感じです。
これで暖房もしっかり効く様になります。
ほんと変わった構造の建物ですね。オシャレですけど。
まだリフォーム中で、お引越しは少し先の様です。
これでこのお部屋は快適にお過ごしいただけますね(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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