9月始めに同じタイプのエアコン取替えをご依頼いただいたお客様から、「他のお部屋のエアコンも年式が古いので、阿部さんができる時でいいので2台取替えをお願いします。」とご依頼いただいていまして、約2ヶ月お待ちいただいて本日1台目の取替えにお伺いしてきました。
三菱電機 三菱電機 MLZ-GX2822AS 1方向天井カセット形ハウジングエアコンをお買い上げいただきました。
既存機は三菱重工製です。
まだ動いていますが、1994年製なのと、動作音が大きいのでそろそろ寿命ですね。
マンションの最上階なので、室外機はベランダ置きです。
既存の配管は流用しますが、ケーブルは仕様が違うため新たに室内機~室外機まで張り替えます。
ハウジングエアコンなので、家電リサイクル法ではなくフロン排出抑制法の対象になるため、フロンガスを回収しなければなりませんが、今回はエアコンが動くので一旦ポンプダウンして、フロンガスを室外機内へ回収して撤去。
フロン回収作業は、当社事務所へ持ち帰って行います。
室外機撤去完了。
前回も書きましたけど、屋外でWAGOコネクタを使ってのケーブル接続はNGですね。
今回このケーブルは使わないので、撤去します。
室内機を外す前に、外部配管が短いので溶接延長しておきます。
室内機を撤去します。
大体が、安全上二人でやる作業なんですけどね。
誰も手伝ってくれないので、一人でやるしかありません。
室内機撤去完了です。
天井裏を覗いて見ると、エアコンの工具やら忘れ物がいっぱい...
既存機を取付けた業者さんは、工具を大切にできない人だった様ですね。
新しいケーブルを通していきます。
配管穴が小さいので、ケーブルを通すのにも一苦労です。
かなり大汗かきました。
なんとか、VVF2.0mmx3cケーブルが通りました。
新しく取付ける室内機は少し幅が広いので、開口部を広げます。
吊りボルトの位置も変わるため、アンカーを打ち直します。
こんな感じで、吊りボルトを4箇所。
配管とドレンも短いため、加工して延長。
室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
配管長が12mで、チャージレス配管長をオーバーするため、真空引きが終わってからフロンガスを追加充填しておきます。
追加充填量は機器の仕様や配管長によって変わるため、メーカー規定の計算式に基づいて算出します。
ベランダ周りはこんな感じで完成
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
フロンガスの回収作業は、明日もう一台撤去してからまとめて行う予定です。
はぃ、続けて明日も、こちらのお宅で2台目の取替えにお伺いしてきます。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。