エアコン機器はパナソニック製で、量販店で購入されたお客様支給品です。
実は、今年の2月に現地調査にお伺いしていました。
2階の大きなお部屋を間仕切りして、子供部屋を2つにするリフォーム工事をされるとの事で、エアコンの取付け位置などの確認をしていました。
2台とも2階で、室外機は地上置きです。
量販店の業者さんが事前に調査に来たそうですが、「このスペースにはハシゴが立てれないから、作業ができません。お隣の土地に立てさせてもらわないと。」と言われたそうです。
確かに狭いですけど、今まで幾度となく狭小住宅のエアコン取付けを経験してきた阿部にとっては、十分すぎるほどの幅があります(^_^;)
以前にも、量販店の工事で嫌な思いをされているお客様でしたから、「申し訳ないんですけど、取付けだけ阿部さんにお願いしたいんですけど、大丈夫ですか?」とご依頼いただきまして、もちろんです!
という訳で、間仕切りリフォームが完了したので、本日取付けにお伺いしました。
まずはこちらのお部屋から。
コンセントが変な位置にありますけど、収納の扉が開くので、この位置で大丈夫です。
壁内にある柱などの状況を、コンセントを外して確認します。
こちらは、コンセント左側に柱がありました。
位置決めをして、配管穴を開けていきます。
嫌な予感がしたので、貫通する前に止めて正解でした。
この電気工事屋さん、ケーブル切って欲しいんですかね?
それとも、経験年数の浅い工事屋さんですかね?
いやぁ...トラップに引っ掛かるところでした。危なかった...
緑の線はアースです。
その奥にあるグレー色のケーブルは電源で、100Vの電圧が掛かっています。
エアコン工事の経験が浅い人だと、一気に開けて切断してしまう位置ですね。
気を取り直して。
外壁はガルバリウム鋼板なので、コアドリルを専用のものに交換して開けていきます。
無事貫通しました。
配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を設置。
昨日見た天気予報は曇りだったんですけどね。
朝からしっかりと雨が降っています...
狭いし濡れるし手元は滑るしで、なかなか作業が捗りません...
配管工事に雨は大敵ですが、接続は左配管で屋内側接続なので、作業を進めていきます。
ここまでで昼になってしまいました...
もの凄い時間が掛かります。
午後からは雨が上がって、一気に晴れてきました。
外部配管は、外壁に合わせてホワイト色のスリムダクトで美観仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
日が照って、暑くなってきました...
室外機周りはこんな感じで完成です。
試運転を行い、異常がないことを確認して1台目完了です。
2台目に掛かります。
こちらも同じく、トラップが仕込まれていました...
ん~、ワザとやってるでしょコレ...
配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
パナソニックのフィルター自動掃除機能搭載機には、こんなホースが付属しています。
フィルターに付着したホコリを吸い取って、屋外へ排出する仕組みです。
ダストボックスが無いので、お客様が掃除する必要がないというのを謳い文句にしています。
先っぽには逆止弁を取付けて、室内へ風が入らない仕組みになっていますが、これ結構な割合でホースが詰まります...
当然ですよね。細いホースの中にホコリが流れてるんですから、いつかは詰まってしまいます。
これもメンテが必要ですが、今回の様な2階設置だと、お客様ご自身ではどうすることもできませんね。
量販店では、そういうデメリットは教えてくれません。
ピシッとスリムダクトで美観仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
お客様のご希望で、ドレンホースの末端に虫除けを取付けました。(お客様支給品)
アベ冷熱技研では、基本取付けません。
なぜかと言うと、これも詰まるからです。
お客様に詰まる可能性をご説明させていただいて、今回は取付けました。
室外機周りはこんな感じで完成です。
プラロックの下にブロックを敷いているのは、泥ハネ軽減対策のためです。
裏にあった量販店施工の室外機の足元です。残念ですね。
作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「キレイにしていただいて、ありがとうございます。室外機の下もブロック敷いてもらって、丁寧ですね。またエアコン洗浄の時は、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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