2021年3月26日金曜日

昨年クリーニングしたけど良く効く省エネタイプにして欲しいというエアコン取替工事

午後からは、いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV5620S-W ムーブアイ極搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。


既存機はダイキン製のうるるとさらら。
別の用事でお伺いしていた際に、暖房をファンヒーターでされていました。

ご高齢で、「灯油入れるの大変なのよ。」と言われるので、「エアコンも暖房使えるじゃないですか」とお伝えしたところ、「エアコンって、足元が冷たいでしょ。あれが嫌なのよ。冷房だけしか使ってないの。」と。

2007年製。14年前の機種です。
このタイプは、本体のサーモで室内の温度を計測するため、室内機の周辺温度しか見えていません。
暖房時、暖かい空気は部屋の上の方に溜まってしまうので、足元は冷えているのに、上に溜まった暖かい空気を吸い込んで「暖かい」と判断して吹出温度を抑制してしまうことになります。
これが「エアコンの暖房は足元が寒い」という事になってしまうんです。

最近の省エネタイプのエアコンは、部屋全体を見渡す高精度な赤外線センサーを搭載しているので、ピンポイントで足元を温めてくれますね。

というお話を雑談としてお伝えしたところ、「じゃぁそれに取替えて。阿部さんに任せるわ。」といきなりのお返事(^_^;)

「実は前にね、リモコンが壊れたんで、このエアコン買ったところに新しいのに取替えてもらおうと思ったんやけどね、まだ使えるけんって言うてね、リモコン新しいの持って来られたんよ。私は新しいのに変えてもらいたかったんやけどね。それで仕方ないんで、昨年エアコンクリーニングもしたんやけど。私、阿部さんにお願いしたいけん、取替えてもらえる?予算は○○なんで、あまりいいものじゃなくて中くらいのやつでええから。」
あらぁ...洗浄までしたんですか...
14年経過しているエアコンを、洗浄する業者さんもなかなかのもんですが...

とりあえず、もう一年使われてからにしませんか?とお伝えしましたが、「来年なんか私がボケとるかも知れんし、思いついた時にやっとかんと絶対忘れるけん。」と、強くおされまして(^_^;)

という訳で、本日お伺いしてきました。
既存機を撤去します。
ダイキンのうるるとさらら。特に大嫌いな製品です。
実は阿部、今週始めに腰を痛めまして、痛み止めを飲んでやり過ごしているのですが、このクソ重たい室外機のせいで、涙が止まりません...
エアコンに余計な加湿機能が付いているため、他社に比べてベラボウに重いです。
基本、ダイキンは大嫌いです。この世から消えて欲しい。

撤去完了。


壁は土壁の表面に化粧ベニヤ板を貼り付けている工法です。
スリーブが入っていませんね。


小動物侵入防止と気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


既存の配管化粧カバーは流用します。
しかし、凄い取り回しですね(^_^;)

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。


リモコンは大きな表示画面と、シンプルで解りやすいボタン配置で、ご高齢の方でも使いやすいです。


「キレイに取付けてもろて、ありがとう。暖房、暖かいね。阿部さんにお願いして良かったわ。これで私が死ぬまで使えるわ。」
ありがとうございます、長生きしてくださいね(^_^;)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿